静岡県舞阪産と三重県熊野灘産の天然とらふぐ
今朝は、沼津の魚市場に、静岡県舞阪産と三重県熊野灘産の天然のとらふぐが届くことになっており、
いの一番に向かったのが、こちらの問屋でした。
ブクブク付ですので、宛名ではなく、音で確認するのが先で、
すぐに自分宛ての荷物を確認すると、
お腹に残っていたエサを吐き出していて、海水は濁っていましたものの、中の5本は、全て活きており、この5本は、舞阪産でした。
となれば、ひとまず安心すると共に、“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとっては、いつものように萌え燃え・・・
そして、別の売場にある問屋に行くと、
先程同様、荷姿と音を頼りに、
熊野灘産のとらふぐが届いているのを確認しました。
中を開けると、
こちらは3本で、舞阪産の中身とは異なり、海水も濁っておらず、スイスイとなれば、もちろん萌え燃え・・・
自分宛ての荷物というより、とらふぐが送られて来る時、気を揉むのが、延着と落ちです。
落ちとは、途中で死んでしまうことで、生き物ゆえ、致し方がないこととはいえ、自分だけでなく、送り主の魚屋の担当者も、ブルーな気分になってしまいますが、今朝はそれがなかったので、何よりでした。
1シーズンの間に、かなりの数のとらふぐを仕入れるので、避けがたいこととは言え、諦めるしかありませんが、その時は、自分と荷主が痛み分けをするのが、いつものことです。
その後、ひととおりの仕入れを終え、魚市場から『佳肴 季凛』に戻り、
8本全て取り出したのですが、舞阪産の5本は、海水が汚れていたこともあり、魚市場で締めておきました。
締めておくのは、海水が濁れば、自ずと弱り始めますので、先程お話しした落ちという最悪の事態を避けることが出来るからです。
3本の熊野灘産は、
締めると、
まん丸に膨らみ、
血抜きのため、
海水へ。
しばらくしたら、海水を捨て、
卸すことにしたのですが、とらふぐに限らず、ふぐ類の血液は無毒ですので、そのまま処分しても、何ら問題はありません。
ただ、ふぐ免許を有している人の中にも、血液が有毒であると言っている人もおり、どういう基準で、免許を取得したのか、気になります。
卸し終えたとらふぐは、
いつものように、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが水洗いしたものを、
自分が手直し、
それを真由美さんが拭き上げる定番の流れで、
8本のとらふぐの仕込みが、
終わりました。
ところで、先週の土曜日に、三重県安乗(あのり)産の天然のとらふぐが入荷し、台風の影響で、初操業が遅れたことをお話ししましたが、舞阪の初操業も同様でした。
そんなことが、
9日付の『静岡新聞』の夕刊に、
掲載されており、
記事には、
今季の不漁が、書かれていました。
各地の試験操業も振るわなかったことだけでなく、水揚げされるとらふぐの目方が大きめということもあり、不漁の可能性は高いのですが、杞憂に終わることを、祈るばかりでなりません。
ところで、明日も、
この3本のとらふぐが、
三重県熊野から届くことになっているので、
まな板周りを養生して、一日の仕事が終わったのですが、明日も魚市場に行き、3本のとらふぐに萌え燃え・・・とならんことを願いつつ、この辺りで、お暇させて頂きます。
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