初めて入荷したケープタウン産の天然の生の南鮪
先日、5回連続で入荷したニュージーランド産の天然の生の南鮪についてお話ししましたが、その次に入荷したのが、
オーストラリア産のもので、ニュージーランド産のものと同様、天然の生の南鮪でした。
さらに、その次は、
ニュージーランド産の生の南鮪(天然)でした。結局、7回連続で、オセアニアから入荷したことになり、まさに“オセアニア祭り”でした。
そんな“オセアニア祭り”後の昨日、入荷してきたのは、
南アフリカ共和国のケープタウン産の南鮪で、使うのは、初めてです。
ケープタウン産の南鮪は、冷凍で入荷してくるのが、一般的で、自分も何度か使ったことがあるのですが、ここ最近では、東日本大震災後の計画停電が行われていた一昨年の春ですので、約2年半ぶりのことです。
袋から取り出し、現れた塊は、
こんな感じのもので、いつもの角度から、
見てみました。今更ですが、これらの南鮪に限らず、【佳肴 季凛】でお出ししている鮪は、ほぼ100%、東京・築地から入荷した生の天然ものです。
刺身用に切りつけた赤身は、
“The 赤身”といった色合いです。一方、中トロは、
浮き出んばかりに、脂が乗っています。この赤身と中トロを、
こんな感じに、盛り付けてみました。こうすると、単なる素材が、料理に変わります。中トロは、
本鮪には無い、濃厚な脂の乗りが、特徴です。一方の赤身は、
ズシリとした味わいをしており、直訳すれば、まさに“Red Body”。もっと言えば、赤ワインでいうところのフルボディといった感じです。
また、コース料理をメインとしている当店ですので、昨日からは、
ランチの“凛”(お一人 2,800円)や、夕席の“季”(同 3,000円)には、帆立(北海道)、小肌(佐賀)を共に盛り付けた三種盛りとしてお出ししました。また、夕席の“凛”(同 4,200円)では、
湯葉を加えた四種盛りにしました。
もうじきすると、生の南鮪の入荷が少なくなり、国産の本鮪が、青森県・大間や北海道・戸井などの津軽海峡で、水揚げされるようになります。夏本番前とはいえ、ひと足先に、秋は近くにいます。
★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★
6月18日(火)から、8月中旬まで、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。
当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。
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店主 志村
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