暮れ以来の静岡県舞阪産のとらふぐ(天然)
今朝は、沼津の魚市場に仕入れに行って来たのですが、
いつものように、最初に活魚売場に行くと、
売場の隅に、
自分宛ての荷物がありました。
遠州灘・天然とらふぐとあるように、中を開けると、
2本ともスイスイとなれば、もちろん萌え燃え・・・
この2本共、昨日静岡県舞阪港で水揚げされ、
その直後に、
セリにかけられたものですが、舞阪産のとらふぐ(天然)を仕入れるのは、去年の暮れ以来のことですので、約2ヵ月振りということになり、その時の様子については、こちらをお読み下さい。
その後、ひととおりの仕入れを終え、【佳肴 季凛】に戻り、
締めてから、
放血。
逸(はや)るというより、萌え燃え・・・の気持ちを抑え、
小肌(佐賀)に始まり、
鯵(島根)、
真鰯(三重)の仕込みを終えてから、
真打ち登場・・・
小肌の仕込みは、全て自分がやったのですが、
鯵と真鰯の水洗いは、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、やってくれました。
真由美さんの様子を尻目に、
自分は、ふぐを卸したのですが、
残念なことに、2本共メスで、メスの生殖腺である真子(卵巣)は、有毒ゆえ、食べると痺れてしまいます。
そして、真鰯の水洗いを終えた真由美さんは、
ふぐの水洗いをしてくれ、
自分が手直しをし、
拭き上げ、
ふぐの仕込みが、終わりました。
静岡、愛知、三重の東海三県の天然とらふぐの延縄の漁期は、今月末までで、それ以降は、全国各地の定置網漁で、天然とらふぐが、水揚げされます。
ふぐのシーズンの第2ステージが間もなくとなり、とりわけ福井県や富山県産のものには、4キロ以上の“ジャンボちゃん”も多く水揚げされるので、“ふぐに魅せられし料理人”の自分にとっては、まだまだ萌え燃え・・・のままで、いられそうです。
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先日、天然の河豚をチリで食べました。
養殖と天然の差はあまりないという人もいますが、やっぱり、違う!
ところで、静岡、愛知、三重産で、風味の違いはありますか。
山中様
特に、風味が違います。養殖はどうしても、風味が乏しいだけでなく、独特の匂いがありますし・・・。
東海三県のとらふぐの産卵場所は、伊勢湾沖で、その後、各地に散らばるので、元は全く同じです。
成長過程で、差は出ますが、大差はないですよ。