Making of 『中尾彬!美食の花道』 (後篇)
いよいよ、Making of 『中尾彬!美食の花道』の後篇です。
中尾彬さん達が見えた翌日の5日の日は、お出しした料理や店内の様子を撮影しました。先ずは、
テーブル席の配置を変えたり、
カウンターの椅子を、直したり、
薪ストーブを撮影しました。その後、
ロールスクリーンを下ろし、テーブル席に料理の撮影をする準備を、
始めました。
仕上がった料理を置いたら、照明を当てながら、
モニターでチェックをしながら、撮影していきます。見たことも、触ったこともない機材だらけで、料理を作り終えた自分は、社会科見学の気分でした。
スタッフが、箸で料理をつまんだり、持ち上げたりと、
その作業は、微妙なものでした。実際の映像では、ふぐ刺が、
このように映り、その後、
このような作業をいました。また、
ふぐ刺を引く様子も、撮影しました。唐揚のは、
このような映像のみでした。その次にお出ししたふぐちりですが、
テーブルに置いてから、蓋を取ると、
このような映像が、映ったのですが、撮影日が違うのは、
手にしている鍋つかみの色が違うことで、お分かり頂けます。NGといえばNGかもしれませんが・・・・・。
そして、最後の雑炊も、
何度もレンゲを上下にしたりして、かなり細かな作業をしていたようでした。さらに、この日は、【佳肴 季凛】がふぐ料理をメインにした日本料理店ということもあり、実際の映像としては放映されませんでしたが、
【贈答用西京漬】の銀鱈も、撮影しました。この日は、料理だけでしたが、それでも約2時間近くかかり、無事終了したのですが、別れ際に、ディレクターの方から、「実際にふぐを卸しているところを撮りたい。」という申し出があったので、入荷があることを条件に、承諾したのでした。
ただ、承諾はしたものの、この日三重県から入荷した5本のとらふぐ(天然)を最後に、入荷がなくなってしまっただけでなく、その週末は、第一弾の大雪が降り、天気が不安定になっていたので、心配はしていたのですが、9日の日曜日に、焼津で天然のとらふぐの入荷があり、その日に、無事撮影を行うことが出来ました。
放映時の映像は、
水槽から取り出す様子でした。撮影時は、
ディレクターと自分が2人で、水槽に向かい、
ふぐを取り出し、
店内へ。そのまま俎板の上に置いてからも、
色んな角度から、
撮影していました。
卸すところの一部始終を撮り終えたら、今度はお品書きを撮影していました。結局、撮影は、3日間で、合計6時間にも及んだものの、無事に終わり、放送日の23日を迎えることが出来ました。
テレビの撮影、取材を受けたのは、初めてのことでしたが、一つの番組というか、当店が映った10分程度のコーナーを作るのに、これほどまでに手間と労力がかかることに、ただ驚くばかりでした。また、料理という物作りを生業としている自分が、別のジャンルの物作りの様子を垣間見れたことは、大きな収穫でしたし、初心に立ち返ることも出来たことも、然りでした。
★★★ 期間限定 会席料理 ★★★
2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)“春支度”を、御用意致しました。
先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。
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