『ふく(ふぐ)の日』に入荷した焼津産のジャンボ天然とらふぐの白子も、ジャンボ
今日は、2月9日ですが、その語呂でもある「ふ(2)く(9)」にちなみ、【協同組合下関ふく連盟】が制定した『ふく(ふぐ)の日』で、下関では、ふぐを「ふく」と発音し、「福」と同じ発音であることから、縁起の良い魚とされていることに由来しています。
そんな日ですから、自称“富士市でふぐが一番好きな料理人”としては、ふぐの代表格である天然のとらふぐを仕入れないわけにはいきません。というわけで、今朝は、
5時前に起き、身支度を整えてから、いざ出陣。先ず向かった先は、
東名の富士のインター。その後、車を走らせること、約1時間。着いた先は、
焼津の魚市場でした。普段通うのが、沼津の魚市場ですから、言うなれば、アウェーの焼津の魚市場です。
今日は、焼津の魚市場は休みだったこともあり、市場の横では、
釣り糸を垂らしている人もいました。昨日の時点で、お目当ての天然のとらふぐを、既に仕入れることが出来ていたので、取りに行くだけでよかったのです。ただ、気懸りだったのは、
昨日の雪の影響のよる道路事情だけでしたが、先程お話ししたように、全く問題はありませんでした。
休みだったこともあり、裏口から入ると、
生簀に蓋がしてありました。蓋を取ると、
スイスイと泳いでいました。そのままザルに乗せ、
発泡スチロールに入れると、
目一杯の大きさで、目方は、
3,8キロのジャンボサイズでした。去年の10月に、焼津で隣りの小川(こがわ)の魚市場は、やっていたのですが、やるべきこともあるので、すぐに、
焼津のインターに向かい、帰りも、行きと同じく、富士まで、1時間ほどかかりました。
【佳肴 季凛】に着くと、
とりあえず、そのまま、
水槽へ。仕込みの目途がつき、卸し終ると、
こんなにまで成長したジャンボ白子が出て来ました。その目方ですが、一つが、
約450gで、もう一つが、
同じく700gで、合計で1100gを超えていました。全体重の約30%が、白子ということになりますから、ふぐの姿をした白子と言っていいかもしれませんし、生物学的に言えば、“泳ぐ生殖腺”というのもありかもしれません。この時季の天然のとらふぐの白子は、これぐらいに成長するのは、ごく普通のことで、以前にも、同じような記事を書いたことがあります。
改めて見ると、
その大きさは、凄いものがあります。秋からのシーズンで、100本を超える天然のとらふぐを卸すのですが、そのうちジャンボサイズとなると、1割にも満たず、さらにその中から、白子入のものとなると、それこそ数えるほどです。
今日の焼津産の天然のとらふぐは、まさに『ふく(ふぐ)の日』を象徴的するようなふぐでしたし、去年の10月の焼津で撃沈した時の憂さを、晴らしてくれたことは、自称“富士市で一番ふぐが好きな料理人”にとっては、会心の一撃以外の何物でもありません。
★★★ 期間限定 会席料理 ★★★
2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)“春支度”を、御用意致しました。
先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。
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