一年ぶりに、沼津の魚市場へ
昨日の夜のことです。仕事を終え、のんびりしていると、
下の娘が、言いました。
「おとうさんじゃなかった、おやかた、あしたは、いちばへいきますか?」
「行く予定は無いけど、なんで?」
「あしたは、がっこう休みだから、行ってみたいんだけど・・・。」
「それなら行くよ。」
というやりとりがあったので、定休日でしたが、今日は市場へ行って来ました。また、娘が市場に行くのは、一年ぶりのことです。その時の様子は、こちらをお読み下さい。
もともと行く予定は無かった自分ですが、行く以上、それなりの仕入れをするつもりでしたが、連休最終日ということもあり、魚の入荷は、どうしても少なくなってしまいます。
ですので、自分が欲しいようなのものは、予め連絡しておき、あとは入荷状況次第でいました。
市場へ着き、
久しぶりの構内を、物珍しく見ながら、
歩いていると、
娘が、言いました。
「おとうさん、“フグ”ってかいてあるよ。これ、かう?」
と、箱の前で、立ち止まりました。
ひらがなとカタカナは読めるので、不思議ではないのですが、自称“富士市で一番ふぐが好きな料理人”の娘だとすると、恐るべしDNAの力。
ちなみに、このフグは、茨城県産のしょうさいふぐで、【佳肴 季凛】では、唐揚げにしてお出ししています。
値段を訊くと、なかなかのお値打ちでしたので、仕入れることにしました。本当は、全部仕入れたかったのですが、とりあえず2ケース(計12キロ)にしました。
来る予定が無かったのにもかかわらず、良い魚を、お値打ち価格で仕入れることが出来たのは、まさに“早起きは三文の徳”といしか、言い様がありません。
そのまま歩いていると、娘が何やら不穏な動きをし始めました。とある問屋さんの前で、動きが止まったのです。
「何か、欲しいの?」と、自分が訊くと、
「・・・、うん。」
「じゃあ、お店の人に言ってきなよ。」と言うと、
慣れないながらも、
自分の意思を伝えたようで、手にしたのは、
静岡県御前崎産の釜揚げしらすでした。釜揚げしらすを、
後生大事に持った娘が向かった先は、普段自分が立ち寄る喫茶店でした。席に着き、
父娘水入らず(!?)で、しばしの休息。すると、
マスターから、お菓子をサービスでもらった娘は、ニンマリすると、
「さっき買ったしらすを、あげてもいいかな、おとうさん?」と、お裾分けすし、再び市場の構内へ行き、
荷物を積み終え、帰る準備をし始めたのですが、早起きした以上、娘の次なる目的は、市場での食事で、向かった先は、お鮨屋さんでしたが、
まだ開店しておらず、空腹と眠気で、少々お疲れ気味のようでしたが、
カウンターに座り、好きなものを握ってもらうと、ちょっと偉くなったような様子でした。
ちょっと贅沢な朝食を済ませ、車に乗り込み、しばらく走ると、
あっと言う間に、夢の中へ・・・。
家に戻ると、今朝の様子を、お留守番の女将兼愛妻(!?)と上の娘に、これ見よがしの得意顔で、話していました。
そんな姿を見ながら、仕込み三昧の一日が、始まった自分でした。
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当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な【贈答用 西京漬】をご用意いたしております。
銀鱈、サーモン各3切入 税込3,600円 ※クール便にて発送可
店主自ら、魚市場で吟味した“銀鱈”、“サーモン”を使用し、お手製の有機西京味噌で仕込んだ逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。
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店主 志村
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