8月の鮪コレクション
8月も、明日で、終わりです。ということで、月1恒例の“鮪コレクション”が、今回のお話しです。全て、生の天然もので、いつものように、東京・築地から仕入れたものでした。
8月最初の鮪は、
オーストラリア産の南鮪で、この次も、
南鮪で、こちらは、ニュージーランド産のものでした。
どちらも、南鮪というよりは、本鮪のような身質で、南鮪にしては、自分のストライクゾーンに、しっかりと収まってくれました。
この時季の南半球は、真冬ですので、海水温も低く、国産のものよりも、すっと良いものが多いのが、実状で、外国産というと、兎角劣るように思われますが、そんなことは全くありません。これは、本鮪についても、言えることです。
鮪の場合、産地よりも、時季、さらに言うと、個体差が全てですので、産地で評価をするのは、全くの無意味で、これらの次に入荷した本鮪の産地である青森県大間は、
有名な産地ですが、一番良い本鮪が水揚げされる産地ではありません。
何度も、例えとして、挙げていますが、巨人は球界の盟主かもしれませんが、つねに首位にいないことと、全く同じことなのです。
個体差とは言いながらも、好きな本鮪の産地を、あえて挙げるのなら、8月最後に入荷した宮城県塩釜や、
春から初夏にかけて入荷する和歌山県那智勝浦です。
海外では、春先の地中海産のものにも、良質なものが多く、そういうことを考えると、どこの産地というよりも、個体差が全てです。
また、時季と言えば、秋からは、塩釜や銚子などで、目鉢(めばち)鮪が、多く水揚げされるようになり、本鮪や南鮪とは違った味わいを、楽しめます。
9月は、どんな鮪が入荷するのか、乞うご期待。というより、自分の方が、期待しているのは、言わずもがなです。
★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★
(全9品 お一人:3,000円) お陰様で、9月18日をもちまして、当店は8周年を迎えます。
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