富山県氷見産の“ジャンボちゃん”こと、特大とらふぐ&真ふぐ
今日は、沼津の魚市場へ
仕入れに行きました。その帰りに、
宅配便の営業所に寄り、
富山県氷見から届いた荷物を受け取ってから、
『佳肴 季凛』に戻りました。中を開け、
先ず取り出したのが、
真ふぐで、
この下にあったのが、
とらふぐでした。もちろん、どちらも、、
天然ものです。となれば、出てくるのは、例の合言葉の萌え燃え・・・
また、真ふぐは、
全部で、12本ありました。先程、どちらも、天然とお話ししましたが、ふぐ類の中で、養殖ものがあるのは、とらふぐだけです。
他のふぐ類も、養殖が、可能なはずですが、養殖をしないのは、採算が合わないからで、これは、ふぐ類に限らず、全ての魚に当てはまることです。
今日のとらふぐの目方は、
4,3キロで、この写真は、氷見の魚市場で、送り主の魚屋さんが撮ったもので、自分が“ジャンボちゃん”と呼んでいる特大サイズのものです。また、今日の真ふぐ中で、一番大きかったものは、この“ジャンボちゃん”の半分の目方で、
2,3キロでした。とらふぐほど大きくはならない種類の真ふぐですが、この目方なら、真ふぐ版の“ジャンボちゃん”になるのは、確実です。
最初に、“ジャンボちゃん”を卸したのですが、メスでしたので、真子(まこ)と呼ばれる卵巣が、
入っていました。真子は、猛毒なので、不可食部位ですので、食べると、痺れてしまいます。その後、真ふぐを卸したところ、
メスもいたり、
オスもいました。
真ふぐも、とらふぐと同様に、真子は食べることは出来ませんが、白子と呼ばれる精巣は、無毒ですので、食べることが出来ます。その中でも、天然のとらふぐの白子は、ありとあらゆる食材の中でも、最も美味とされるものの一つでもあります。
卸してから、水洗いし、
拭き上げました。ご覧のように、真ふぐが、身というか胴体の部分だけで、尾びれも、切り落としてあるのは、真ふぐのひれが、皮同様、猛毒ですので、不可食部位だからです。
結局、12本のうち、
7本がオスで、このような白子をGETしました。天然のとらふぐの白子の足元には、及びませんが、その美味しさは、なかなかのもので、この白子を使って、“白子豆腐”を仕込む予定です。
ということで、次回のお話しは、真ふぐの白子の仕込みというか、下拵えについて、お話しします。
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