ふぐしゃぶと鱧しゃぶ
今夜は、ふぐしゃぶと
鱧しゃぶを
ご用意しました
どちらも
それぞれに美味しさがあり
優劣をつけることは
出来ません
どうせなら
日本料理の看板役者の
あの食材の鍋で
食すのが
一番です
2024年7月27日
Vol.4460

いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます

「これって
ふぐしゃぶ用の
とらふぐ?」
と、ふぐとらちゃんが
訊いてきました
「そうだよ

3~4キロの大きめの
天然のとらふぐの身を
厚めに包丁してあるんだよ

グツグツした
ふぐちりの中で
しゃぶしゃぶ
っていうより
軽く煮るような感じで
火を入れるんだよ」
「んまそ~」
「で、これが
今夜のふぐちりだよ

ふぐ料理の
コースの中で
一番の豪華版の【佳肴】
っていうコースだよ

これね」
ちなみに

「豪華版ってことは
刺身の量も
多いんだよね?」

「そうだよ」

「ひと皿が
一人前・・・?」
「もちろん!」
「うわぁ~
食べ応えあるね」
「そりゃあ
豪華版だもん
で、今夜は
鱧の予約もあるから

鱧しゃぶもあるよ」
「鱧しゃぶかぁ~

こっちも
んまそう~」
「鱧しゃぶは
鱧料理の一品だから

小鍋仕立てだけどね」
ちなみに、

「だから、今日は
休市日だけど

市場に行って
ハモを仕入れて来たんだね」
「そうだよ

だから
どこそこ

ガラ~ン」
「気になったのが
ふぐしゃぶと
鱧しゃぶの
どっちが美味しいの?」
「難しいこと
訊くなぁ~
ふぐしゃぶは
ふぐの出汁
鱧しゃぶは
鱧の出汁で
食べるんだけど
本当に美味しいのは
すっぽん鍋の出汁で
食べるのが
贅(ぜい)の極み
なんだよ」
「え゛~っ
何それ~?」
「これまでにも
何度か用意したことが
あるけどね」
「どんなのなの?」
「そりゃもう
溜まらないよ

こんなの 」
「読んだけど
これって
掟破りじゃね?」
「いやいや
美食の追求には
手段を選べないからね」
「そりゃそうだけど
でも、でもでも
食べてみた~い!」
「ふぐと鱧を
同時に食べるには
時季が限られるんだよ」
「いつなら
OKなの?」
「夏から秋までなら
恐らく大丈夫だよ」
「そっかぁ
今が一番のチャンス
ってことじゃん!」
「そうだね
熱烈歓迎で
お待ちしています」
天然のとらふぐ
鱧、すっぽんは
それぞれに
他の食材には無い
美味しさがあります
また、面白いことに
それぞれの仕込み方
仕立て方は
他の食材とは
全くもって
別ものです
なので
ふぐ、鱧、すっぽんの
仕込みを習得出来れば
和食の料理人としては
免許皆伝とも
言われています
それらをマスターしている
とは言え
まだまだ未熟です
日本料理を生業とした以上
道を究める姿勢を
貫き続けます
「今日のお昼ごはんも
んまそうだったなぁ

しかも、てんこ盛りじゃん!

そんじゃ、また明日」
by 熱血君
コエタス
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