グローバルナビゲーション
  • 昼席
  • 夕席
  • ふぐ料理
  • はも料理
  • 西京漬
  • 鰯の丸煮
  • マクロビオティック
  • ブログ

もっとおいしいお話し

HOME ≫ ブログ ≫ 秋刀魚(さんま)御飯の作り方

秋刀魚(さんま)御飯の作り方

夕べのことです。たまたま見ていた番組が、

s-P9260023

TBS系列で放映されている『新チューボーですよ!』でした。今の番組名になる前の『チューボーですよ!』も含めて、20年以上も放映されており、ご存じの方も多いかもしれません。

 

昨日の放送で作った料理が、

s-P9260024

サンマの炊き込みご飯でした。

 

和食の料理人でありながら、今まで作ったことがない自分でしたので、作って食べてみることにしました。ところで、サンマの炊き込みご飯では、呪文とまではいかないまでも、少し長いだけでなく、表記も日本料理らしくないので、秋刀魚御飯として、お話しさせていただきます。

 

明くる日の今日、

s-P9270028

沼津の魚市場に行き、

s-P9270031

山積みにされていた発泡スチロールの中から、

s-P9270038

北海道産の秋刀魚を仕入れて来ました。この発泡スチロールには、

s-P9270032

2キロの目方で、13本入っていました。秋刀魚以外の魚の仕入れを終え、『佳肴 季凛』に戻り、秋刀魚御飯の仕込みをすることにしました。

 

先ず、身についている鱗を取ります。ただ、秋刀魚の鱗は、殆ど取れているので、そんなに神経質になる必要は、ありません。頭を、

s-P9277011

落としたら、

s-P9277012

腹を裂き、

s-P9277013

内臓を取り除きます。その後、

s-P9277022

きれいに水洗いをし、

s-P9277023

三枚に卸したら、

s-P9277026

小骨を取り除くのですが、この時の小骨は、

s-P9277028

捨てずに取っておきます。また、頭だけでなく、

s-P9277018

中骨と腹骨の部分は、

s-P9277024

女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、掃除をしてもらったら、

s-P9277021

焼台に乗せ、

s-P9277030

こんがり焼きます。

 

焼き終えた頭や骨は、

s-P9277033

鍋に入れます。そこに水を入れ、

s-P9277034

昆布、椎茸の足、長葱の青い部分だけでなく、先ほどの小骨も、

s-P9277035

加え、火にかけます。程なくすると、

s-P9277038

アクが浮いて来るので、丁寧に取り除きます。この時の火加減は、強火から、中火にし、アクが殆どでなくなったら、弱火にします。その後、頃合を見て、

s-P9277039

鰹節を入れ、火を止めます。そのまま、

s-P9277041

濾すと、

s-P9277042

秋刀魚の出汁が取れました。

 

これに、日本酒、薄口醤油、塩で、味つけをしました。番組では、素焼にしたものでしたが、秋刀魚は青魚ということもあり、照焼にした方が、より美味しく食べられると思ったので、出汁は、かなり薄目にしました。

 

身の部分は、

s-P9277031

このように、串を打ちました。米1合に対して、秋刀魚1本、つまり身が2枚を目安にして、

s-P9277032

4合炊くように準備をし、

s-P9277044

このように、焼き上げました。一般のご家庭では、照焼のたれではなく、市販の鰻の蒲焼のたれを使うと、簡単に出来ると思います。

 

土鍋に、

s-P9277045

1割程度のもち米を混ぜた白米を入れ、

s-P9277046

出汁を注いだら、

s-P9277047

蓋をし、

s-P9277048

強火で、一気に加熱します。蒸気が上がり、

s-P9277049

出汁が無くなってきたら、

s-P9277050

照焼にした秋刀魚を乗せ、

s-P9277051

外火の弱火にし、8分経ったら、炊き上がりました。炊き上がったら、

s-P9277058

針生姜を乗せ、10分ほど蒸らしたら、

s-P9277061

細かく包丁した万能葱をちらし、

s-P9277062

混ぜ合わせたら、

s-P9277064

茶碗に盛り付け、再び万能葱をあしらいました。

 

冒頭にお話ししたように、初めて作ったのですが、予想以上の美味しさで、生姜の風味が、照焼にした秋刀魚の味わいを引き立ててくれ、つい食べ過ぎてしまい、番組のような言い方をするなら、「☆☆☆(星3つ)頂きました!」の言葉が、ぴったりでした。

 

ご存じように、『チューボーですよ!』と『新チューボーですよ!』は、“巨匠”と呼ばれるプロの料理人が、作り方を説明しているので、納得することだけでなく、気付かなかったことも、多々あり、意外と勉強になることもあります。

 

やはり、まだまだ勉強すべき点は多く、料理の道は、終わりがないとしか言い様がありません。

 

★★★期間限定 会席料理【秋ごよみ】 ★★★

akigoyiomi.jpg
(全9品  お一人:3,000円)
お陰様で、9月18日をもちまして、当店は7周年を迎えました。そんな感謝の想いを込めた会席コースを御用意致しております。

 

なお、お召し上がり頂ける期間は、10月4日(日)までです。本物の素材が奏でる逸品の数々を、是非ご堪能下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このページの上へ戻る