仕込み完了のとらふぐ(天然)のひれ&皮
Vol.3801
“身体に優しい、美味しい日本料理”を、
信条とする『佳肴 季凛』店主兼
熱血料理人の志村弘信です。
天気予報では雨でしたが、
朝の時点で、
降っていなかったので、

ひれを外に出すと、
ふぐネット達がやって来て、

「おはようございます、親方♬」
「おはよう。」
「乾いているのに、
まだ干すの?」
「これらをはがしてから、
また干すんだよ。」
「ふぅ~ん。」
すると、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが

はがししてくれ、
その後、

水に晒(さら)しておいたひれを、

ざるに上げたら、

貼り付け、

干しておきました。
はがしたひれは、
福島県と三重県産で、
干したひれは、
福島県と静岡県産で、
全て天然のとらふぐです。
また、ひれは、

ひれ酒だけでなく、

使っています。
その後、

湯引きしたふぐ皮を包丁し、
自分がしたのは、

棘(とげ)がある真皮(まかわ)です。
さめ皮とも呼ばれる
ゼラチン質の真皮には、
コラーゲンが豊富に含まれ、
まさに、“食べるコスメ”。
高価な食材でありながらも、
身体に良いのが、
天然のとらふぐの良いところです。
包丁し終え、

水を注ぎ、

よく混ざったら、

ざるに上げ、水気を切ります。
水を注いだのは、
ゼラチン質のため、
くっついていて、
ばらけやすくするためです。
真空パックすると、

ふぐネット達が、

「QRコードみたいじゃん!
読み込むと、

ふぐ料理のページに飛ぶの?」
「やってごらん。」
「うん。
・・・・・。」
「どうだった?」
「どうもこうも、エラーだよ。」
「やっぱり~。(笑)」
とりあえず、
今日のひれとふぐ皮で、するべき
とらふぐの仕込みが
終わりました。
明日のとらふぐは
予定は未定にして、
魚市場次第ですので、
今日はこの辺りで・・・。
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が、

投稿して下さっています。
ご興味、ご関心がある方は、
御覧下さい。
『ぽん酢』用の香母酢(かぼす)の仕込み
Vol.3791
『佳肴 季凛』店主兼
熱血料理人の志村弘信が、
生涯、一料理人を貫くためが想いを、
今日も認めます。
今日は、


『ぽん酢』用に搾ることにしました。
昨日の時点で、洗ったら、

ざるに上げ、乾かしておき、

包丁する前に、

完全に水気を拭き取っておきました。
半分に包丁したら、

女将兼愛妻(!?)の真由美さん達に、

絞ってもらいました。
搾り終えると、
皮と果汁の色が合わさり、

このような色に。
ふぐネット達がやって来て、

「おぉ~、酸っぱそう。
見ているだけで、唾液が・・・。
親方は平気なの?」
「平気なわけないじゃん。
香母酢と書くだけあって、
香りがいいでしょ?」
「日本語って、賢いね~。」
「そうだね。」
「あれだけあって、搾れたのは、

これだけなの?」
「量ったら、

1,5リットルだったよ。」
「何だか、寂しいよね。」
「確かにね。」
「この後は、どうするの?」
「近いうちに、他の果汁を仕入れ、
『ぽん酢』に仕込む予定だよ。」
「他の果汁って?」
「ほら、

ここに書いてあるでしょ?」
「あっ、ほんとだ。
6種類も入っているんだね。」
「それだけに、
風味と酸味のバランスがいいよ。」
「へぇ~。
仕上がったら、味見させてね。」
「熱烈歓迎!」
例年、かぼすを頂くのは、
複数回あるのですが、
今年は、どうなることでしょう。
熱海・網代(あじろ)産の鯵(あじ)と謹製【ぽん酢】用の香母酢(かぼす)
Vol.3786
“身体に優しい、美味しい日本料理”を、
信条とする『佳肴 季凛』店主兼
熱血料理人の志村弘信です。
今朝の沼津魚市場は、

台風14号の影響で、

案の定、ガラ~ン。
しかも、

風も強いので、
よその浜(産地)は
分からないものの、
沼津近郊、伊豆方面の
明日の水揚げは、
かなりの期待薄・・・。
そんな状況でしたが、

静岡県熱海市網代(あじろ)産の

鯵(あじ)が入荷しており、
いくらか小さかったものの、
揚物用に
仕入れることにしました。
先程の状況ですので、
鮮魚の仕入れは、
鯵のみ。
仕入れを終え、

帰ろうとすると、突然の土砂降り。
【佳肴 季凛】に戻ると、
ふぐネット達がやって来て、

「おはようございます、親方♬」
「おはよう。」
「網代(あじろ)の鯵(あじ)だ!」
「・・・・・。」
「だめ?(笑)」
「だめも何も、

山田く~ん、座布団、
全部持ってって~!」
「ありゃりゃ・・・。」
約50尾入でしたので、
適当に振り分け、

真空パックし、冷凍庫へ。
このようにしておくのは、
悪天候や急なご予約に
備えてのことです。
揚物用とは言え、
鮮度は良いので、
クオリティチェックを兼ねて、
目鉢鮪(めばちまぐろ)との

ハーフ&ハーフ丼♬
魚は、それぞれに美味しさが
あるのが、何よりの魅力です。
昼ごはんを食べ終わる頃、



香母酢(かぼす)が

届くと、
ふぐネットがやって来て、

「こんなに沢山、どうするの?」
「お手製の【ぽん酢】に、

仕込むんだよ。」
「ふぐ料理には、欠かせないよね。」
「勿の論!ぽん酢は、
ふぐ料理の味の決め手だから、
力が入るよ。」
「さすが~。
ふぐに萌え燃え・・・
だけのことはあるね。」
「かぼす以外の柑橘類だけじゃなく、
天然のとらふぐのひれも、
使うよ。」
「へぇ~。
いつ仕込むの?」
「まずは、かぼすを絞らないと・・・。
手伝ってくれる?」
「う~ん、考えておく。」
「はいはい。」
ところで、かぼすには、
臭橙 とか、香母酢の字が
充(あ)てられているように、
香りや風味が高いのが
特徴です。
香の母の方が、
より香(かぐわ)しいので、
香母酢の方が好きですし、
馨しいや、芳しいという漢字もあり、
これまた、趣があります。
和食の献立では、
漢字を使うことが多く、
こういうのを見ると、
日本料理と日本語の関係に、
心惹かれる自分です。
こういう点も、
日本料理文化の魅力の
一つである以上、
後世に伝える努力を
怠るわけにはいきません。
2022.9.20|ぽん酢 魚 野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません
新しいランチのお品書き
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3633回目の今日も認(したた)めます。
今日、 新しいランチのお品書きが納品されたのですが、

ランチメニューは、

昨年の暮れにリニューアルし、

全てのコースに、西京焼をお出ししています。
新しいお品書きのメニューそのものは従来同様で、新しくしたのは、

裏面のお取り寄せというか、お持ち帰りが可能なアイテムです。
新しいというか、付け加えたのが、

当店オリジナルのポーセラーツの器で、

カウンターの隅にある“癒やしのふぐギャラリー”にも置いてあり、イラストを描いたのは、女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。
すると、チビふぐ三羽烏がやって来て、

「親方、やっと載せたね。」
「そうそう。事務仕事は、つい遅れがちになっちゃうんだよね~。あと、【季凛オンラインショップ】でも購入できるようにしたから、良かったら、お買い求め下さいな。」
「勉強してくれる?」
「それは、普段の行い次第かな。(笑)」
「・・・・・。とりあえず、お小遣いを貯めようっと。」
従来どおり、これらは、通販サイトだけでなく、御来店頂いてても、ご購入出来ます。
ご不明な点などがございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
12本のチビとらの皮とひれの仕込み
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3614回目の今日も認(したた)めます。
昨日の『愛知県知多半島産のチビとら』というお話しをしましたが、今日はその続きです。
チビとらという呼び方は、“ふぐに魅せられし料理人”の自分が天然のとらふぐへの想いを込めて名付けたもので、500グラム以下のとらふぐを指します。
とらふぐを卸した後の仕込みが、皮の掃除で、和食業界では、下処理の手前のような仕事を、掃除と呼ぶことがしばしばあり、例えば、絹さやのすじを取り除くことも、掃除です。
皮の掃除の最初が、粘膜を取り除くことで、

粘膜は、なめたれとも呼ばれており、女将兼愛妻(!?)の真由美さんの後に、

自分が手直しをし、

黒い部分(背)と白い部分(腹)に分け、ここまでの一連の流れについて、以前お話ししたことがあるので、こちらをお読み下さい。
とりあえず、第1捨ステージをクリアしたら、皮写真の右上と右下の棘(とげ)を取らなくてはならず、ふぐ皮の仕込みの中でも、ボスキャラとも言うべき仕込みです。
包丁を使い、

棘を取り除いていきます。
全て終わったら、

部位ごとに仕分け、

水につけておき、ひれは、

半分に裂いてから、

ひれ同様、水に晒して、冷蔵庫へ。
皮は湯引きしてから包丁し、ふぐ刺しなどに使い、ひれは、干してから、こんがり炙ったのち、ひれ酒や、

当店オリジナルの『ぽん酢』に使います。
ここまでの下処理が済めば、終わったも同然ですので、お気楽、極楽。
最後は、今日のおまけ写真ですが、

お子様向けのフライ定食を眺めるゆるキャラ達(ふぐお、ふぐP、ふぐりん)です。
揚物は、

揚物は、海老フライ、鯵フライ、鶏の唐揚げで、こういうものを見ると、必ず、「親方、僕たちにも作って~♬」の声。
「そのうち、そのうちね・・・。」の返答で受け流したのはいつものことです。ということで、ご笑納のほど、宜しくお願いします。
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
当店のお取り寄せや通販の商品などを召し上がった方々が、

【コエタス】というサイトで、投稿して下さっています。ご興味、ご関心がある方は、御覧下さい。
天然とらふぐのひれ狩り&ひれ張り
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3578回目の今日も認(したた)めます。
今朝は、仕事を始める前に、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんと、

天然のとらふぐのひれ狩りをしました。
天然であれ、養殖であれ、とらふぐのひれは、ひれ酒としてお出ししているのが一般的ですが、当店の場合、

お手製の『ぽん酢』にも使っています。
ひれを取ったら、

血抜きのため、

水に晒しておいたひれを、

張り、

ひれ狩りとひれ張りが終わりました。
夕方、確認してみると、

程良く、乾いていました。
この写真の30分前ぐらいの時刻は、

4時頃で、2月も終わりに近づいているので、随分と日も長くなっており、寒い日もありますが、季節は移ろぎつつあります。
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
当店のお取り寄せや通販の商品などを召し上がった方々が、

【コエタス】というサイトで、投稿して下さっています。ご興味、ご関心がある方は、御覧下さい。
ランチメニューの裏側は、お取り寄せ商品いろいろ
料理の道に転がり込んで、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3570回目の今日も認(したた)めます。
先日、

『西京焼入りのランチメニュー』というお話しをしましたが、ランチメニューの裏側に載っているのが、

お持ち帰り可能やギフト用にもご利用出来る商品です。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、

【御食事券】を除き、オンラインショップでも購入出来る商品で、オンラインショップのページは、こちらを御覧下さい。
【御食事券】以外の商品は、

当店の看板の一つでもある【西京漬】(銀鱈、サーモン、鯖)にはじまり、


お手製調味料で、これらは、



【胡麻だれ】の3種類です。
また、メニューの下部には、

オンラインショップのQRコードも載っており、そこから、ホームページにも繋がるので、御食事している間に、色々と御覧頂くことも出来ます。
オンラインショップのページのお値段は、各ページにも書いてあるように、送料込みのものですので、メニューに書いてあるものと違いがあるのを、ご承知下さい。
なお、御来店されての御注文の場合、店内の状況によっては、御用意出来ない場合もございますので、ご理解の程、くれぐれも宜しくお願いします。
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
当店のお取り寄せや通販の商品などを召し上がった方々が、

【コエタス】というサイトで、投稿して下さっています。ご興味、ご関心がある方は、御覧下さい。
急遽、オンラインショップ休業
美味しい料理や食べ物が好きで、 料理を作ってみたくなったら、料理好きになった挙句に、料理人になってしまって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3521回目の今日も認(したた)めます。
昨日、一昨日と、お電話、SNS、

オンラインショップを通じて、

『西京漬』の御注文が重なり、今朝は沼津魚市場には行ったものの、

魚の仕入れは無く、

魚市場近郊にある包装資材店で、

化粧箱を調達し、

車で15分ほどのところにある食遊市場に立寄りました。
普段なら、この時間だと、館内は静かなのですが、

正月用品を買い求める一般の方達が訪れており、そんな様子を尻目に、

野菜などを仕入れ、帰る頃には、

さらに買物客で賑わい始め、その反対に、帰り道のバイパスは、

正月休みだったので、かなり早く帰ることが出来ました。
そして、夜の営業が終わったら、

冷蔵庫と冷凍庫から『西京漬』を出し、

箱詰めをしたら、

女将兼愛妻(!?)の真由美さん達が、

包装をしてくれたら、

手持ち分と、

発送分に分けて、冷凍庫にしまいました。
『西京漬』の在庫も殆どなくなり、冷凍ものの銀鱈と鯖の仕込みは出来るものの、 年明けの4日まで、魚市場が休みなので、 鮮魚のサーモンの仕込みが出来ないこともあり、他の商品を含め、オンラインショップを5日までお休みさせて頂きます。
そんな状況ゆえ、発送が出来るのは、最短でも7日になるので、ご理解のほど、くれぐれも宜しくお願いします。
送り状の書き手
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3495回目の今日も認(したた)めます。
今日は、ランチの営業をお休みさせて頂き、

お歳暮用の『西京漬』の箱詰をし、

発送の準備をしたのですが、

発送に不可欠なのが、送り状です。
『季凛オンラインショップ』を開店したことにより、

送り状をパソコンで発行出来るシステムを導入しましたが、

FAXや直接ご来店された方の場合、

従来通りの手書きの送り状を使っています。
パソコンで発行したものを用意するのは、

自分の役目で、手書きをしてくれるのは、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんの役目です。
自分がパソコンの方を担当しているのは、HP、SNSなどのネットに関することを全てやっているからです。
ただ、自分が手書きをすると、書いていくにつれ、象形文字になり、さらに暗号のようになり、最後には、文字化けすることも珍しくないので、手書きのものは、真由美さんに任せています。
暗号化、文字化けの程度ですが、自分で書いたものが分らなくなるくらいで、せっかちゆえ、ついつい走り書きになるのは珍しくありません。
パソコンのものであれ、手書きのものであれ、どちらも普通に届くので、ご安心下さい。
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
当店のお取り寄せや通販の商品などを召し上がった方々が、

【コエタス】というサイトで、投稿して下さっています。ご興味、ご関心がある方は、御覧下さい。
貰いものの無農薬の完熟かぼす
料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀。そして、誰が名付けたのか、熱血料理人。
そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村が3483回目の今日も認(したた)めますので、お付き合いの程、宜しくお願いします。
昨日、実家のすぐ裏に住んでいる後輩から、

完熟した無農薬のかぼすを貰い、

収穫直前は、

このような状態で、写真は、後輩が送ってくれたものです。
貰うのは、夏頃から決まっており、9月の半ばに出向いた時は、

このように、

青々としており、

数個だけ貰って来ただけにしたのは、例年、取引先の酒屋、酒屋経由でメーカーから、 『ぽん酢』用に貰うからで 、

今年貰ったかぼすについては、こちらをお読み下さい。
そのかぼすの果汁で、

仕込んだ『ぽん酢』は、

一斗つまり、18リットルくらいで、当面のところ、仕込む必要もないだけでなく、アイス用のペーストの類も十分にあるので、

3分の1を、知り合いの居酒屋さんに差し上げることにし、

残りのかぼすで、かぼす酒を作ってみることにしました。
仕上るのは、12月の半ば頃になりそうで、仕込みの様子などもアップするので、乞うご期待!
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、12月2日(木)の予定です。


放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
2021.11.21|ぽん酢 野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません