新人のゆるキャラは、ふぐのぼり君
当ブログ
『もっと美味しいお話し』を
盛り上げてくれる
ゆるキャラが

熱血君

ミニふぐちゃん

ふぐとらちゃんです
今日、新しい仲間が
加わりました
2025年4月8日
Vol.4603

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の志村弘信が
今日も認(したた)めます

日替わりで
ブログに登場している
ゆるキャラ達が
集まっていたのですが
その中に
見慣れない姿が
ありました
堂々とした様子で
/ /
皆さん、初めまして!
僕の名前は
ふぐのぼりと言います
皆さんと同じで
生まれは
PLUSROSEさんの
アトリエです
今日から
仲間に入れて下さい
\ \

すると
満場一致で
の嵐
すると
ふぐのぼりちゃんは
熱血君の所へ

「ふぐのぼりです
はじめまして
今日から
宜しくお願いします」
「こちらこそ
宜しくね
親方は何にも
言ってなかったから
ビックリしたよ」
「そうですよね」
「敬語なんて
使わなくてもいいよ
今は令和の時代だから
年功序列なんて
ゆるめにいこうよ」
「それなら
軽い感じで
お願いします」

今度は
ミニふぐちゃんの所へ
「初めまして
熱血君が
敬語無しでOKなんて
言ってくれたんですけど
大丈夫ですか?」
「大丈夫も何も・・・
気楽にいこうよ
親方は理屈っぽいけどね
www」
と、ミニふぐちゃん
そして、最後に
挨拶をしていたのが
ふぐとらちゃんでした

「はじめまして
ふぐのぼりです
宜しくお願いしま~す♬」
「熱血君とミニふぐちゃん
みたいに
軽い乗りで
宜しくね」
そんな自己紹介を終えた
ふぐのぼり君に
「みんなと
仲良く出来そう?」
と、訊くと

「うん♬」
「それなら
良かったよ
今日はオリエンテーション
みたいなもんだけど
明日からは
うちのブログに
慣れてもらいたから
頼むね」
「わぁ~い♬」
「急ぎはしないけど
色々と覚えて欲しいから
時間がある時でいいから
ブログを読んでおいてよ」
「どのブログ?」
「どのっていうか
全部だよ」
「全部って
4600もあるけど・・・」
「そうだよ」
「え゛~っ!?」
「まぁ、急がないから
半年くらいかければ
読めると思うよ」
「4600書くのに
どれくらいかかったの?」
「季凛にリニューアルする前に
買いていたものを
いくつか
アーカイブ的にしてあるけど
17年弱だね」
「17年って!?」
「たださぁ
去年の8月から
途切れ途切れに
なっているから
どうにかこうにか
遅れてでも
その穴埋めをして
連続更新状態にしたいんだよ」
「そこまでしなくても
いいんじゃね?」
「いいって言えば
それで済むんだけど
魚菜食文化の日本料理の
魅力を伝えなきゃならないし
何よりも伝えたいのは
魚菜食文化の
日本料理のメイン食材の
魚のことなんだよ
そんでもって
漁師の応援団で
いなきゃならないとね
ホームグランドの
沼津の魚市場には
地元、伊豆方面だけなく
県外からも
漁師が来ているんだよ」
「え~っ
どこなの?」
「和歌山、三重の紀伊半島
愛知、宮崎からも
来ているし
漁師じゃないけど
神奈川の三浦の問屋も
直接、持ってきているよ」
「ヤバっ
そんな遠くからも
来ているんだぁ」
「図々しい性分だから
色んな漁師と知り合いになって
色々と教わったんだけど
魚の美味しさを
伝えることが出来るのは
料理人しか出来ないから
書き続けるんだよ
ってことね」
「PLUSROSEさんが
言ってた通り
熱血料理人だわ
熱過ぎる・・・」
「まぁまぁ
そんなことはいいから
何はともあれ
よろしくね」
「はぁ~い
よろしくデス♬」
ということで
新キャラも加わった
を、これからも
宜しくお願いします
会席料理のお食事は、土鍋炊きの蛍烏賊(ほたるいか)の炊込御飯
この時季の
旬の素材の一つが
蛍烏賊です
そんな蛍烏賊を
炊込御飯にして
今夜の会席料理の
食事として
お出ししました
2025年4月3日
Vol.4601

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の志村弘信が
今日も認(したた)めます

「ねぇ、親方
普段、この土鍋って
ふぐコースとか
すっぽんコースの
締めの雑炊用に
使っているのじゃね?」
と、熱血君が
訊いてきました
「そうだよ」
と、自分
「やっぱね
それなら
蓋をしておかなくても
いいんじゃね?」
「言う通りだよ」
「じゃあ
中を見せてよ」
「ノーコメント!」
「え~っ
少しくらい話してよ」
「ダメダメ
今は、見せられないから
この中の料理が
仕上がった時の
お・た・の・し・み!」
「ズルいよ~」
「たまには
こういうのも
いいでしょ」
「まぁ~ね
でも、カウンターには
小鍋がセットしてあるけど
あの中は
見せてくれるでしょ?」
「これね

オープン・ザ・小鍋!

どう?」
「わぁ~

すき焼じゃん!」
「国産牛のすき焼だよ」
「小鍋があるってことは
鍋ものじゃないし・・・」
「まぁまぁ
もう少ししたら
お客さんが来るから
下がっていてよ」
「はぁ~い♬」
乾杯をされたら
コースの始まりです
◆先付(さきづけ)①
グリンピース豆腐

◆揚物
さばふぐの唐揚げ
ズッキーニの天ぷら

◆先付②
フルーツトマトのお浸し

聞き慣れない料理
かもしれませんが
これからの時季
頻繁にお出ししており
作り方については

◆小鍋
国産牛のすき焼

フルーツトマトのお浸しを
お出しする頃には
既に湯気が立ち
食ベ頃になっていました
すき焼と言えば
卵ですが
生卵では面白味に
欠けるので

温玉(おんたま)を
お出ししています
◆刺身
胡椒鯛(こしょうだい)
の薄造り

薄造りですので
胡椒鯛は
今朝、沼津魚市場で
仕入れたものです

◆蒸し物
蟹しんじょう錦糸蒸し

画的には
味気ないのにも
関わらず
山葵(わさび)を盛付けてあるのは
刺身の薬味が
もみじ卸しだったからです
日本料理では
同じ薬味を
複数回、使わないように
するのが
基本となっています
◆焼物
鰤(ぶり)の西京焼

◆食事
蛍烏賊(ほたるいか)の
炊込御飯

「わぁ~
これが土鍋の
秘密だったんだね!

これなら
秘密にしないと
意味ないじゃん
っていうか
時季の食材が
こんな風に出されると
お客さんも
喜ぶんじゃね?」
「とりあえず
このまま
出してくるよ」
「どんな反応か
楽しみだよ」
すると、カウンターから
/ /
おぉ~、凄い!
写真を撮らないと・・・
内緒にしておくって
言ってたのは
これだったんだね
\ \
という案の定の
リアクション
“顔見世”が終わり
厨房に下げ
混ぜ合わせたら

茶碗、おしんこう

しゃもじと共に

お出ししました
◆デザート
桃のアイス

「今更だけど
今夜のカウンターの
お客さんって
常連さん?」
「そうだよ」
「だから、こういう献立に
出来るってこと?」
「そうだね
常連さんの好みも
知っているし
これまでの献立も
覚えているから
手を変え、品を変え
色んなことが
出来るんだよ」
「そうなんだぁ
でも、初めてのお客さんが
『今夜みたいな料理を
食べたい』
って言っても
用意出来るんでしょ?」
「そりゃぁ
出来るよ
ただ、少し不安になるのは
カウンターに座るとなると
自分の方が
緊張しちゃうよ」
「親方でも
そんなことあるの?」
「態度はデカくても
気は小さいからね」
「あはは・・・」
「だから、そのためにも
ブログを書いて
事前接客をしているんだよ」
「そうなんだぁ」
「それだけじゃなく
よく言ってるみたいに
和食文化の魅力を伝えないと
日本料理を食べる人達が
いなくなっちゃうからね」
lってこてゃこんや
のおきゃくさな
常連さんなの?」
「そうだよ」
今シーズン最後の牡蛎(かき)フライの後に、フライヤーの掃除
基本的に
3月末で入荷が終わるのが
牡蛎(かき)です
そんな名残を惜しんで
昨日の夕飯用に
牡蛎フライを揚げました
2025年4月2日
Vol.4602

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の志村弘信が
今日も認(したた)めます

「おはよう、親方
フライヤーの油が
もう寿命じゃね?」
と、ミニふぐちゃんに
言われたので
「そうだよ」
と、答えました
「だから

昨日の夕飯に
フライを揚げたんだぁ」
「そうだよ

豚カツと

牡蛎フライなんだけど

油が新しいうちに
揚げるのは
何か抵抗があるんだよね」
「どうしてなの?」
「油が新しい時に
揚げると
油の劣化を
早めているような
気がするからだよ」
「油が古くなった時は
そうじゃないの?」
「近いうちに
濾したり
処分して
フライヤーの掃除をするから
『まっ、いいか』みたいな感じで
変に開き直っちゃうんだよ」
「何となく
分かるような・・・
天ぷら、フライ、唐揚げ
の揚げ方があるけど
どれが
油を一番、汚すの?」
「フライだよ
特に、生のパン粉を
使うから
尚更だよ」
「へぇ~
牡蛎フライを揚げたけど
牡蛎って
まだあるの?」
「3月一杯だから
今シーズン最終便だよ」
「その名残を惜しんで
フライにしたんだね」
「そうだよ
秋までは
食べられないからね」
「そっかぁ
でも、冷凍のは
あるんでしょ?」
「あるけど
牡蛎独特の風味が無いから
食べてもねぇ~」
「そんなに違うんだね」
「それこそ
別ものだよ」
「へぇ~
それはそれとして

ここまでになったら
もう捨てるしか
ないんでしょ?」
「そうだね」

油が温まったら
油を抜きました

このまま濾して
使うことも
出来るのですが
ここまでになると
揚物の色も
茶褐色になるので
見栄えもよくありません
唯一と言っていいくらい
油が古い方が
望ましいのが
春巻で
春巻が白いと
美味しそうに見えないのが
その理由です
なので、あえて
古い油で揚げるのが
春巻です
油を抜いたら
女将兼愛妻(!?)の
真由美さんが

洗い始めてくれました

きれいになったら
自分が
最終チェックをします
その後
洗い流したら
拭き上げ

フライヤーの掃除が
終わりました

「おぉ~
きれいな道具は
いいねぇ
きっと美味しい料理が
出来るとしか
思えないもん」
「そうなんだよ
美味しい料理は
きれいな道具から
生まれるもの
って決まっているからね」
「それって
親方の言葉?」
「いやいや
浜松の旅館にいた時の
親方の言葉だよ
だから、鍋を
磨いてないと
「休み無し!」
って
よく言われたもんだよ」
「それって
今なら
パワハラじゃね?」
「まぁ~ね
昭和の名残があった
平成一桁の頃だし
あの頃は
良くも悪くも
デタラメだったからね」
「はぁ~ね
僕達だったら
耐えられないよ」
「そうだよね」

ランチの営業が終わったら
真由美さんが
鍋の油を
ペットボトルに
移してくれていると

「これって
どうするの?」
「リサイクル用に
近所の小学校に
持って行くんだよ」
「リサイクルって?」
「燃料とか
飼料とか
色んな使い道が
あるんだって」
「凄いじゃん」
「それだけでじゃなくて
買い取ってくれる金額も
かなり良いって
聞いたことがあるよ」
「使い道も沢山で
値段も良いなら
優等生じゃん!」
「あとさぁ
うちの子供達が
小学校に通っていた頃から
持って行っているから
10年以上になるよ」
「ヤバっ!
それなら
かなりの金額を
寄付したことに
なるんじゃね?」
「そうだね
こういうお店を
やっているから
出来ることだし
続けられる限り
続けたいね
そうすれば
地元の小学生を
応援出来るしね」
「季凛のママだけじゃなく
地域のママみたいじゃん」
「そうだね♬」

これら以外にも
廃食用油が
貯まりに貯まっており

月1回の回収日が
待ち遠しいばかりです

「今日はランチ西京焼は
定番のさばじゃん
相変わらず
脂乗り乗りだね
そんじゃ、また」
by 熱血君
クラブツーリズムの豪華バスのお花見ツアーの献立
今日は
クラブツーリズムの
豪華バスツアーの
御席があり
3回の企画のうち
今日が中日です
2025年4月1日
Vol.4601

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の志村弘信が
今日も認(したた)めます

「今日から4月だけど
まだまだ
薪ストーブの出番だね」
と、ふぐとらちゃん
「そうだよ
でも、今日は
薪ストーブは必要ないよ」
と、言うと
「やっぱ、熱血料理人は
相変わらず
熱いね~
でも、どうして?」
と、訊いてきました
「あれ、忘れちゃったの?」
「あっ、そうか!
今日もクラツーの
ロイヤルクルーザーが
来るんだよね」
と、言いました
クラツーとは

「そうだよ
この間の金曜日(28日)も
来たから
4日振りだね」

「そうだったね
じゃあ
今日の献立も
その時と一緒なの?」

「そうだよ

これね」
「っていうか
この間のを
消さないで
取っておいたの?」
「そうだよ
日も近かったから
そのまま」
「書き直さなくても
親方は全部
覚えているんでしょ?」
「そりゃ、そうだよ
じゃなきゃ
仕入れも仕込みも
出来ないからね」
「そうだよね」
「それはそうと
個室も
ホールも見てきてごらん」
「個室も

ホールも

満席じゃん

カウンターもだ!」
「カウンターは
乗務員のだけどね

だから
ほら」

「それなら
満員御礼札止め
ありがとうございます♬」
御席には

小鍋

食事(ご飯)

おしんこうをセットし
到着を待つばかりでした

焼台には
銀鱈の西京焼も準備し

焼目が付いた時に
ガードするための
ホイルも用意しておきました

「親方、こんな時に
悪いけど
今日のタイトル
忘れていないよね?」
「もちろんだよ
まぁ、順を追って
話すから
まぁまぁ
御覧(ごろう)じろ)」
「はぁ~い♬」

個室では
ホールスタッフが
バスの到着を
待っていました
この時点で
添乗員から
ワン切があったので
臨戦態勢
ワン切をしてもらうのは
西京焼を
焼き始めるタイミングが
あるからで
今日の場合
東名富士インターを
降りた時が
ワン切のタイミングです
インターから
10分程度なので
余程のことが無い限り
不都合はありません
そして、程無くすると

ロイヤルクルーザー
キタ━(゚∀゚)━!

この時点で
両面共、焼けたので
ホイルをかぶせておきました

「ドアが開いて
お客さんが降りて来たよ
親方、FIGHT!」
◆先付(さきづけ)
グリンピース豆腐

◆蒸し物
鰯つみれ錦糸蒸し

バスツアーの御席に限らず
人数が多い時は

熱々をお出しするため
餡(あん)をはり
蓋をし
温蔵庫に入れ
温めておき

お出しする時に
三つ葉と紅葉卸しを
盛付けます
◆小鍋
もずくと野菜の小鍋仕立て

◆刺身替り
山掛け

◆焼物
銀鱈の西京焼

◆食事
ひじき御飯

◆デザート
桃のアイス

焼物までは
一気にお出しするのですが
デザートは
タイミングを見計らって
お出ししています
デザートまで
時間があるので
案の定、せがまれ
外へ

「この紺色が
ゴージャス感
ありありだよね」
「そうなんだよ
クラツーに限らず
豪華バスは
大体、黒とか
紺が多いんだよ」
「さすが、バス男
詳しいね~!
それはそうと
今更だけど
バスツアーの時ぐらい
料理を並べておいても
いいんじゃね?」
「却下!

出来立ての料理の
美味しさに
勝るものはないから
どんなにハードでも
これは譲れないね
特に、推しの
西京焼を並べておくなんて
うちの看板を
自分で傷付けるなんて
悪魔に魂を売るのと
同じだからね
一つ訊くけど
料理人の仕事って
何か知ってる?」
「料理を作ることでしょ?」
「そうじゃないんだな」
「え゛っ
どういうこと?」
「美味しい
料理を作る
ことだよ!」
「そっ、そっ
そんなに
力を込められたら
返す言葉が無いよ」
「それくらい
大事なことなんだよ」
「そうだよね
でも、美味しい料理を
作るのが
料理人の仕事って
親方の考えなの?」
「いや、浜松の旅館に
いた時の親方だよ
料理に関しては
妥協はしなかったね」
「そうなんだ
そういう親方に
付いたから
今の親方があるんだね」
デザートをお出しし
しばらくすると
出発時間となり

恒例のお見送り

\\ お気を付けて~//

店内に戻ったら
後片付けをしていると

「4日(金)も
ロイヤルクルーザーが
来るんだよね?」
と、訊いてきました
「その日が
最終日だよ」
「まだまだ
気が抜けないね」
「そうだね」
「頑張ってね!」
「今日ほど
人数は多くないけど
頑張るよ」
「」
こうして
クラブツーリズムの
豪華バスツアーの
中日が終わったのでした
少しばかり
気を緩めて
千秋楽に備えます

「頑張ったから
今夜はフライなんだね
んまそぉ~
そんじゃ、また明日」
by ミニふぐちゃん
コエタス
【西京漬】をはじめ
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が

投稿して下さっています
ご興味、ご関心のある方は
御覧ください
今日はWバス&Wふぐ、明日はW法事
今日は
何年か振りに
Wバスのお席が
ありました
2025年3月28日
Vol.4598

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の志村弘信が
今日も認(したた)めます

今朝、厨房に行ったのは
6時前でした

「おはよう、親方
今日はWバスだから
かなりハードじゃね?」
と、ふぐとらちゃん
「おはよう
Wバスだけじゃなく
夜は、Wふぐだから
かなりハードだよ」
と、答えました
「超ヤバっ!
Wふぐは珍しくないけど
Wバスって
初めて?」
「初めてじゃないけど
かなり久々だね
夜はともかく
バスの到着時間が
重なるのだけは
避けたいよ」
「重なったら
超ヤバいじゃん
そうなったら
どうするの?」
「どうもこうも
腹を括(くく)る一択!(笑)
たださぁ
時間調整してもらう
可能性があることを
後のバス添乗員に
伝えてあるから
多分、大丈夫だよ」
「そういう裏ワザも
あるんだぁ」
「まぁね」
「時間調整って
どんな感じなの?」
「途中の休憩場所を
増やしたり
立ち寄り時間を
長めに取るとか
あとは、高速道路を使う場合
そんなにスピードを
出さないとか・・・」
「バス男だけあって
詳しいよね
添乗員になれるんじゃね?」
「添乗員も
サービス業だからねぇ
色んな事情があるにせよ
添乗員が同行してくれた方が
こっちとしては
有難いね
お世辞抜きで
今日来てくれる
クラツーの添乗員は
お客さんだけでなく
立ち寄り場所のことも
考えてくれる
三方良し的な部分が
あるからね」
クラツーとは
大手旅行会社の
クラブツーリズムのことです
「売り手良し
買い手良し
世間良し
って言葉でしょ?」
「この場合
世間はあてはまりにくいけど
旅行会社、お客、立ち寄り場所
っていう
三方があるから
そういう解釈も
ありだと思うよ」
「なるほど~♬
で、クラツーは
大阪から来るって
前に言ってたけど
もう片方のお客さんは
どこから来るの?」
「県内の焼津市からで
最初に来るバスだよ

もう一つは
関西からで
この間話したツアーだよ」
「へぇ~
県内のお客さんなら
富士山が見えなくても
平気だろうけど

この雨じゃ
可哀想じゃね?」
「そうなんだよ
関西っていうか
西日本だと
富士山は
トップブランドだからね」
「富士山って
そんなに凄いんだ~!」
「この辺にいると
富士山は
ルーチンそのものだけどね
だから、この後
少しでも晴れて
富士山が見えると
いいんだけどね・・・」
「そうだね」

そんなやり取りをしながら
厨房では
仕込みを始めました

その頃、ホール席では
女将兼愛妻(!?)の
真由美さんが
御席の準備をしており
真由美さんを見た
ふぐとらちゃんが

/ /
おはよう、真由美さん♬
今日はハードだけど
頑張ってね!
\ \
と、エールを
送っていましたが
真剣に準備をしており
真由美さんには
届いていませんでした
その後、個室の準備が
出来たので

蒸し物の
鰯つみれ錦糸蒸し
を盛付けたら

温蔵庫へ

「六角の器が
入っているけど・・・」
「西京焼のだよ
こうすれば
温かい器に
焼きたての西京焼を
盛付けられるじゃん!」
「ヤバっ
ここまでするの?」
「当たり前じゃん!
人数が多いから
料理を並べておくなんて
あり得ないし
そんなことをして
お金を貰うなんて
悪魔に魂を
売るようなもんだよ」
「親方らしい・・・」
「うちの看板だよ
西京焼は!
自分で自分の看板に
泥を塗るなんて
普通は出来ないでしょ?」
「その通りだね
もう一つの方の器は?」
「最初に来る方は

焼台の前に
置いてあるよ」
「完璧じゃん!」
「完璧を目指してこその
完璧だからね」
「で、西京焼は
何を焼くの?」

「最初に来る
ホール席の方は
鰤(ぶり)で
クラツーの方は
銀鱈だよ」
「どっちにしようか
迷っちゃうよ」
「いやいや、君達が
食べるんじゃないけど・・・」
「親方の熱量に
負けちゃいそうで
ついつい・・・(笑)」

また、今日のように
夜のご予約もある時は
その分も
盛り付けておきます

「タッパで蓋をしてるのは
どうしてなの?」

「こうすれば
乾かないし
ラップの節約にも
なるしね」
「タッパ本体で
蓋をするなんて
料理人の発想は
面白いね」
「いやいや
プロから見れば
素人のレンチン料理や
時短料理の方が
ビックリするよ」
「へぇ~」
最後に
小鍋を盛り付けると

ホール席の方が
鰻(うなぎ)鍋で

個室の方は
もずくと野菜の
小鍋仕立てです
ここまでで
大方の準備が整うと
外から大声が
聞こえました
/ /
親方、富士山だよ
富士山
\ \

「やったね

昼まで持ってくれるよう
祈っておいてよ」
「はぁ~い」
そうこうしていると
準備が整い

到着時間を
待つばかりとなりました
ホール席の方は
添乗員、バスガイドが
いないので
幹事さんからの
連絡待ちでした
焼台には
鰤の西京焼も待機

程なくすると

キタ――(゚∀゚)――!!
と同時に
次々と料理を
お出ししました
ご来店されてから
調理するのは
揚物と焼物ですが

揚物は
さほど時間が
掛からりません
今日の揚物は
海老の彩り揚げと
鶏の唐揚げでした
この間に
西京焼を焼いているので
そちらにも
神経を使わなくてはなりません

そして、このように
焼き上がり
西京焼をお出しすれば
デザート待ちです
すると
ふぐとらちゃんにせがまれ
外へ

「重ならなくて
良かったね」
「そうならないように
途中で、休憩を
挟んでもらったんだよ」
「グッジョブ!」
すぐに戻ると
焼台には
銀鱈の西京焼をセット

東名の富士インターを
降りた合図の
ワン切があったら
焼き始めました
富士インターからは
車で10分程度なので
焼き始めるのには
恰好の距離なのです

程なくすると
クラブツーリズムの
豪華バス
ロイヤルクルーザーが
キタ――(゚∀゚)――!!

完璧な仕上がりで
銀鱈の西京焼を
お出しすることが出来

ミッション・コンプリート!
バスツアーのように
人数が多く
時間との競争を
しなくてはならない時に
完璧な西京焼を
お出しするためには
添乗員の協力が不可欠です
ということで
この場を借りて
改めて
ありがとうございます
ありがとうございます
どちらも
デザート待ち状態となり
再び外へ

「おぉ~Wバス
豪華バスに
片方は贅沢ランチ
今日の様子は
季凛の縮図みたいだよね」
「まぁ~ね

献立も
こんな感じだったからね」
「ふぐ刺も
出したんだね」

「これね」
「親方、デザートを
両方共
出せるみたいだよ」
「はいよ~」

ということで
桃のアイスをお出ししました
あとは
出発を待つだけです
ロイヤルクルーザーが
最初に出発し

もう一台も続けて
出発

もちろん
ふぐとらちゃんも
一緒にお見送してくれました

\ \ お気を付けて
//

店内に戻ったら

片付の開始です

/ /

みんな~

がんばって~

\ \
片付を任せた自分は
夜のふぐ料理の準備に
取り掛かりました

「ようやく
今日の後半戦だね」

「そうだね」
片付が終わったら

Wふぐのお席の準備も

完了しました

「こっちの席は?」
「明日の法事の席だよ」
「もしかして
明日の個室も
法事とか・・・?」
「そうだよ
だから、W法事」
「凄くね!?」
「そういうこともあるさ」
どうにかこうにか
少しでも
休憩を取ることが出来ました

ふぐ刺を引き終え
冷蔵庫にしまったら
ご来店を待つばかりと
なりました

無事に
全ての料理を出し終え
お客様がお帰りになられ

片付までは
終わったものの

御席のセットまでは
出来ませんでした

「二人共
この辺にしておいた方が
いいんんじゃね?」
「そうだね
かなりハードだったからね」
「ともかく
お疲れ様~♬」
「お疲れ様」
こうして
長い一日が
終わったのでした
今日のWバスの献立は
旅行会社への
報告も兼ねて
改めて、お話しします

「W法事だから
明日も
満席なんだって
そんじゃ、また」
by 熱血君
春の訪れと共に、入荷が増えて来た鯵(アジ)
気温も上がり
春が近づいていることもあり
魚市場の様子も
春らしくなり
今朝も、鯵(あじ)が
入荷していました
2025年3月27日
Vol.4597

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の志村弘信が
今日も認(したた)めます

「おはよう、親方
また、アジ?」
と、ミニふぐちゃんが
訊いてきました

「おはよう
そうだけど
この鯵は
昨日みたいに
貰い物じゃないよwww」
と、答えると
「何がら年中
貰えるなんて
そんなのあり得ないでしょ」
と、ミニふぐちゃん
「まぁね
で、この鯵は
由比のだよ」
と、答えました
昨日みたい
とありますが

今日の鯵は
桜海老(サクラエビ)で有名な
静岡県由比(ゆい)産です
今日の鯵は
正規なものですので
賄い行きではありません

水洗いを終えたら

三枚に卸しておき
揚物用に
明日、打粉をします

「明日、粉をつけるって
言ってたのに
これは何?」
「これは
今夜のおかず用だよ」
「あっ、分かった!

昨日のこれでしょ? 」
「正解!」
「アジの他は
何なの?」
「牡蛎でしょ

チキンカツ

牡蛎は
今月一杯で
おしまいだから
名残を惜しんで・・・」
「名残ねぇ・・・
まぁ、物は言い様だよね
じゃあ
チキンカツは?」
「かさ増し!
っていうか
胸肉が特売で
安かったからだよ」
「普段から
ああ言えばこう言う
のは分かっているけど
食に関しては
一気に、それが
バージョンアップ
するんじゃね?」
「そうだね
食べることが好きで
料理人になったんだから
職業病かな!?」
「親方には
敵わないよ(笑)」
そして
このように
揚げ上がりました

◆鯵フライ

◆牡蛎フライ

◆チキンカツ

「いつものことだけど
んまそぉ~

よく見ると
親方お気に入りの
海老フライがないじゃん!」
「そうだね
こんだけあれば
海老は要らないからね」
「そうなんだけど
そもそも
海老が好きなの?
天ぷらじゃ
ダメなの?」
「海老は好きだけど
海老の料理は
フライだね
天ぷらもいいけど
フライには敵わないよ
サイズにもよるけど
普通のサイズの
海老フライなら
20本はいけるよ!」
「そんなに好きなの?」
「好きな食べ物の
御三家だからね」
「残りの2つは?」
「ふぐちりと鰹!
鰹は、ありとあらゆる
食べ物の中で
一番だね」
「カツオかぁ
よく言っているもんね」
鯵の入荷があったのですが
3月に入るまでは
全国的に水揚げも少なく
魚市場で見る機会は
かなり少なかった気がします
暖かくなるにつれ
鯵の入荷も
増えて来るはずです
また、今日は

地元の巻網船が

片口鰯(かたくちいわし)などを

水揚げしていました
風が吹く日も減り
春本番も間近です

「明日は
Wバスなんだね
FIGHT!」
by ふぐとらちゃん
鮮度バリバリの鯵(あじ)の叩き丼
今日は
西伊豆・仁科(にしな)の
漁師の親方から
鯵を貰っちゃいました
その鯵の行方は・・・
2025年3月26日
Vol.4597

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の志村弘信が
今日も認(したた)めます

「おはよう、親方
アジを仕入れたんだぁ
久々じゃね?」
と、ミニふぐちゃん
「おはよう
そうだね
丸鯵(マルアジ)とか
眼鯵(メアジ)は
たまに仕入れていたけど
真鯵(マアジ)は
半年振りとか
もしかして
それ以上かも・・・」
と、言うと
「そんなに~!?
それはそれとして
今日のアジは
大きさがバラバラだけど
どうしてなの?」
と、訊いてきました
「知り合いの漁師から
もらったんだよ」
「スゲェじゃん!」
「まぁ~ね
普段の行いが良いと
神様が良きに
図らってくれるんだよね~」
「・・・・・」
「何で黙るかなぁ」
「でもさぁ
もらえる時って
沢山獲れたからなの?」
「そりゃそうだよ
魚を獲って
それが売れて
ナンボの世界だからね
前から言っているけど
魚を獲るって
半端なことじゃないんだよ」
「それだから
漁師に代弁者になって
色々なことを
親方は話すんだよね」
「そうだよ」
「へぇ~
で、沢山獲れた
ってことは
どれくらいなの?」
「言葉じゃ
説明出来ないから
いつもみたいに
市場時間に戻って
話すよ」
「わぁ~い♬」
今朝、沼津魚市場に着くと

西伊豆・仁科(にしな)の
塩徳丸(しおとくまる)の親方が

鯵(あじ)を生簀に
入れていました

鯵以外にも
平鱸(ヒラスズキ)
黒鯛(クロダイ)なども

持って来ていました
「親父さん
おはよう
今日は鯵が多いね」
「おはよう
いつも、ありがとうね
アジを持って行きなよ」
と言うと

車に戻り

鯵を渡してくれました
いつもとあるのは
時々、魚を買っているからです
電話やSNSでは
頻繁にやり取りを
しているのですが
実際に顔を合わせるのは
それこそ
何年振り?的な・・・
活かしの魚を卸した後
親方は
締めた鯵を
別の売場に
並べる準備を始めました

売場に並べ終えた親方は
帰り支度をし

魚市場を後にしたのでした
沼津から仁科までは
70キロもあるので
ゆっくりしているわけには
いかないのです
ちなみに
【佳肴 季凛】と魚市場の
往復50キロよりも
距離があります
そのことを知った時
かなり驚いたものでした

「こんな感じだったんだよ」
と言うと
「そうなんだぁ
で、どれくらいのアジを
親父さんは
持って来ていたの?」
「200キロまでは
いかないけど
100キロは
あったね」
「そんなに!?」
「素人にしてみれば
そんなに
ってなるんだろうけど
3キロ入の箱なら
50ケースだから
ビックリするような量でも
ないんだよね
自分も沼津みたいな
漁港がある市場に
通い始めた頃は
同じような感じだったよ」
「やっぱ
そうなんだぁ」

水洗いをしたら

三枚に卸し

大きい4本=8枚は
このまま、冷蔵庫へ

「これらは
どうするの?」
「ふっふっふ・・・」
「出たな・・・
何か企んでいるな、こりゃ」

その間に
器に酢飯と海苔を
盛付けたら

鯵の叩きを
オンザライス!

さらに
薬味一式を
トッピング

「これって
親方ひとり分?」
「そうだよ」
「真由美さんのが
無いじゃん!」
真由美さんとは
女将兼愛妻(!?)のことです
「用事があるから
戻って来てから
用意するけど
酢飯にして
丼にしちゃうと
食べ過ぎちゃうから
白御飯と叩きは
別盛にするよ」
「そりゃ、そうでしょ
鮮度バリバリの
アジで作ったんだからね
しっかし、んまそう~」

卸し生姜を
醤油と合わせ
回しかけたら
箸が止まることなく
一気に完食
鮮度バリバリの魚の
美味しさに出会えるのは
沼津が
漁港が併設されている
魚市場だからです
天の時は
地の利に如かず
地の利は
人の和に如かず
という言葉があるように
こういう地の利を活かし
さらには
直に漁師と
付き合うことで
地方でしか無し得ない
日本料理を仕立てることが
出来ます
その恩恵を忘れることなく
日々の仕事に
臨むのが
我が道にして
使命なのです
コエタス
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が
投稿して下さっています

ご興味
ご関心のある方は
御覧下さい
クラブツーリズムの豪華バスツアーの西京焼は、銀鱈(ぎんだら)
今日は
豪華バスツアーの
西京焼用の
銀鱈を仕込みました
2025年3月25日
Vol.4596

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の志村弘信が
今日も認(したた)めます

「おはよう、親方
ここんとこ
銀鱈の仕込み、多くね?」
と、熱血君が
訊いてきました
銀鱈の仕込みとは

ランチや会席料理の
西京焼に仕込むことです
「おはよう
よく気付いたじゃん
今度のバスツアーの
西京焼に出すからだよ」
と、答えると
「銀鱈の西京焼を
用意するってことは
それなりの金額なの?」
と、再び
訊いてきました
「ランチメニューでも
お値段変更なしの鯖(さば)を
銀鱈に変えれば
それだけで
1,210円アップだからね
ただ、今度のバスツアーは
クラツーの
募集型ツアーの企画は
参加するお客さんが
年配だから
質重視の献立にするからだよ」
クラツーとは
大手旅行代理店の
クラブツーリズムのことです
「どんな風に
質重視にするの?」
「ランチメニューの
“季”のコースの
お凌ぎ=サラダきしめんを
蒸し物に変えて

あと、西京焼の鯖(さば)を
銀鱈に変えるんだよ」
「そうなんだぁ
バスのお客さんの時は
揚物にすることが
多いよね?」
「そうだね
バスの食事は
人数が多いし
時間が限られていて
スピード重視になるから
揚物にするんだよ

だから、」
「これって
バスツアーのお客さんのことを
言ってたんだぁ」
「実は、そうなんだよ」
「そう言えば
あとさぁ
今回のクラツー企画は
全部で3回あるって
ブログに書いてあったような・・・」
「そうだよ

これね」
「大人数なの?」
「そうでもないよ
バスそのものが
約20人乗りだからね」
「大型バスなのに!?」
「そうだよ
何度も来てくれているから
今じゃ
そんなには驚かなけど
最初はビビったもん」
「慣れって
恐ろしいね www」
その後
鱗(うろこ)を取り

水洗いし

三枚に卸したら

切身にする前に

尾の部分と

中骨を
試し焼きしました
試し焼きをするのは
加熱すると
身が溶けてしまう身質の
魚がいるからで
こういう身質のことを
ジェリーミートと
呼んでいます
問題なかったので
切身にしていると

熱血君が
やって来ました

「形がきれいな切身が
バス用なの?」
「そうだよ
ギフト用の約90グラムに比べて
10グラムくらい
小さいけど
自分が焼いて
出す以上
準一品の扱いだからね」
「そうすると
変な形の切身が
沢山残るんじゃないの?」
「そんなことないし
ギフトの場合
他の魚の
きれいな切身と組めば
全く問題ないからね」
「そこまで
考えているなんて
さすが、西京焼オタク!」
「オタクでも
マニアでも
いいんだけど
どんなものでも
ちゃんと仕込んで
仕上げてこその
職人だからね」
「おぉ~
さすが、親方!」

3、4時間程度
脱水シートに挟んだら

有機JAS認証済の
西京味噌をベースにした
お手製の西京味噌共に
真空パックしておきました

銀鱈の場合
1本の魚から取れる
準一品的な切身には
限度があります
具体的には
1本が10枚の切身で
そのうち3~4枚が
目安です
バスツアーの人数は
多くはないものの
合間を見ながら
仕込んでいくことになります

「今日は
市場が休みだったんだね
そ明日は何を
仕入れて来るのかなぁ」
by ミニふぐちゃん
コエタス
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が
投稿して下さっています

ご興味
ご関心のある方は
御覧下さい
お取り寄せのサーモンの切落しの『西京漬』(数量限定)の発送の準備
定休日の今日は
お取り寄せの
サーモンの切落しの
『西京漬』の発送の
準備をしました
2025年3月24日
Vol.4595

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の志村弘信が
今日も認(したた)めます

「親方、定休日なのに
何をしているの?」
と、ふぐとらちゃんが
やって来ました
「明日発送する
『西京漬』の準備を
しているんだよ」
と、自分
「それはいいんだけど
化粧箱じゃないじゃん」
「そうだよ

切落しだからだよのブログにも
書いてあるように
化粧箱と熨斗(のし)の
対応はしていないからね」
「そうだったよね
でも、化粧箱じゃないけど
ちゃんとした箱じゃね?」
「そうだよ
サンプルで取り寄せたものとか
仕入れ先の業者から
もらったものだからね」
「そうなんだぁ
それはそれとして
もう注文が
入って来たの?」
「今日のは
オンラインショップ
経由の注文だけど
直接、来店して
買ってくれた
お客さんもいるよ」
「ってことは
ブログを読んでくれたの?」
「そうみたいだよ
来店したお客さんは
富士市 ギフト
とか
富士市 ふるさと納税
で検索して
探っていたら
うちのホームページに
辿り着いて

『西京漬』のページが
終点だったみたい
で、さっきのブログを
読んでくれたみたいだよ」
「かなり複雑じゃね?」
「タップしたり
クリックするのは
サイトをいじる時には
普通のことだから
それほどでもないはずだよ」
「そっかぁ
言葉にすると
長ったらしいけど
やっていることは
簡単だもんね
で、どんな風に
詰めたの?」
「今日のは
全部サーモンだったんだけど

冷凍庫から出したら

切身の時みたいに
ラベルを貼って

裏に

原材料とか
賞味期限のラベルを
貼ったんだよ

ただ、厳密に言えば
1切じゃないんだけどね」
「そこまで
チェックする人
っている?」
「それは分かんないけど
こういうことは
ちゃんとしておかないとね」
「それは
言えるかもね」
「で、クッション用の
紙を詰めたら

リーフレットを入れて

封をして
送り状を貼ったのが

これだよ」
「自宅で食べる感じだから
これで十分じゃん♬」
「そうなんだけど
今になって
ちょっとしたミスに
気付いたんだよ」
「それって
何なの?」
「百聞は一見に如かず
ってことで
別の機会に話すよ」
「はぁ~い♬
それはいいんだけど
すぐに買えるページを
教えてくれる?」
「営業してくれて
あざ~っす!


鰤(ぶり)がこれね」
なお、直接ご来店されて
ご購入される場合
送料(1.001円)を
引かせて頂いております
「こうしておけば
注文、爆上がり
間違いないんじゃね」
「そうなるよう
祈っておいてよ」
「そうだね
で、お疲れ様~♬」

その後
冷凍庫にしまうついでに

明日、『西京漬』に
仕込む銀鱈(ぎんだら)を
出しておきました

「明日は
フライヤーの掃除を
するんだね
そんじゃ、また」
by 熱血君
コエタス
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が
投稿して下さっています

ご興味
ご関心のある方は
御覧下さい
朝から夜まで、鰤(ぶり)の西京焼三昧
今日は
鰤(ぶり)の西京焼が
中心の一日でした
2025年3月23日
Vol.4594

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の志村弘信が
今日も認(したた)めます

今朝は
沼津魚市場で

愛媛県産の鰤(ぶり)を
仕入れて来ました

御覧のように
5,0キロです
ご存じのように


ランチメニューをはじめ
コース料理の西京焼用に
仕込みます

仕入れを終え
『佳肴 季凛』に戻ると
ミニふぐちゃんが
やって来ました

「おはよう、親方
ここんとこ
連続でブリを
仕入れてんじゃね?」
「おはよう
そうだね
鰤は養殖だから
入荷する日は
日、水、金って
決まっているんだよ」
と、自分
「魚って
毎日、新しいのが
届くんじゃないの!?」
「必ずしも
そうじゃないんだよね

「こんなことまで
書いているなんて
西京焼マニアって
言ってもいいんじゃね」
「西京焼とか
西京漬の前に
ともかく
魚菜食文化の日本料理の
メイン食材の魚のことを
大勢の人に
知って欲しいっていうか
伝えるのが
自分の使命だと
思っているから
魚のことなら
何でも知っておかないと
気が済まないんだよ」
「おっ、おっ・・・
恐れ入ったよ」
「それはそれとして
鰤って言えば
これが、今日の西京焼

ランチも夜も
鰤だよ」
「朝から夜まで
オール鰤じゃん
ヤバっ!」
「お昼は法事で
夜は会席のコースだよ」
「こんなに
鰤は人気あるの?」
「そうだね
今日はお任せだけど
法事の方は
お客さんが
鰤を選んだんだよ」
「鰤照(ぶりてり)なんて
略すくらいだから
人気があるのは
分かるけど
ここまでとは
思わなかったよ」
「そうだね
そんなことより
鰤を仕込む前に
普段の仕込みをしたら
盛付けをしなきゃならないから
どんどん始めるよ」
「親方、ファイト!」
「ほいよ~」
お席の準備が整い
お客様のご来店を
待つばかりとなりました
「ホールも

個室も
用意が出来たけど

今日の小鍋は?」

「ひじきと野菜の
小鍋仕立てだよ」
その後

お新香と

御飯(昆布御飯)を
セットし

西京焼の器も
焼台の前に
置いておきました

「どうして
焼台のそばに
置くの?」
「こうしておけば
器も冷たくないし
出来立てのあったかい
西京焼が
より美味しく感じるでしょ?」
「そうだよね~
器が冷たいと
せっかくの西京焼が
台無しだよね」
「それこそ
こういうのが
本当の意味で
おもてなしだからね」
「」
幸いなことに
ご予約時間も
30分程度
ずれていましたが
重なることなく
お客様が
ご来店してくれ
とりあえずは
ひと安心
それでも
最初の西京焼を
お出しするまでは
気が気でありません

最初の鰤の西京焼です

「んまそう
とりあえず
重ならないで
良かったじゃん!」
「そうだね」
ホール席の方が
デザート待ちの状態になる頃
個室のお客様が
ご来店され
次々と料理をお出しし

第二陣の鰤の西京焼が
仕上がりました
こちらも
デザート待ちの状態に
なったら

/ /
親方~
真由美さん達は
お客さんとこにいるから
洗い物をやっちゃいなよ
\ \
真由美さんとは
女将兼愛妻(!?)のことです
洗い物をしていると
ホール席の
お客様がお帰りになったので

鰤の仕込みを
始めることにしました

鱗(うろこ)を取り
頭を落とし
内臓を抜き
水洗いをしたら

三枚に卸し

切身にしたら

有機JAS認証済の
西京味噌をベースにした
お手製の西京味噌と共に
真空パックしました

「複数枚入りを
仕込んだってことは
コース用の西京焼
ってこと?」
「そうだよ
今度の金曜日のバスの
お客さんに出すんだよ」
「またまた
ブリじゃん」
「しかも、その日は
バスのお客さんが
2組だよ」
「すっげぇ~じゃん!
Wバスで
W鰤の西京焼
ってこと?」
「いや、片方のお客さんは
銀鱈の西京焼だよ」
「銀ダラなんて
贅沢じゃん!
どっちにしようか
迷っちゃうよ」
「やや、君達が迷う
必要は無いんだけど・・・」
「あはは
確かに、そうだよね
季凛の西京焼が
SNSとかに
アップされているのを
見ているだけで
御飯をよそりたくなるからね」
「先ずは
目で食べさせないとね」
「あぁ~
西京焼、食べたぁい」
「熱烈歓迎で
お待ちしています!」

そして、夜の
鰤の西京焼が
仕上がり
鰤デーの一日が
終わったのでした

「サーモンの切落しの
『西京漬』の注文が
入ったのかなぁ?
そんじゃ、また明日」
by ふぐとらちゃん
コエタス
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が

投稿して下さっています
ご興味、ご関心のある方は
御覧ください