頂き物の茄子、桃、メロン
Vol.4070
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日から

7月ですね。
今月もお付き合いのほど
くれぐれも宜しくお願いします。
毎年、この時季になると
頂くものの一つが

茄子です

この2つの茄子を見ると

「こんな風になるんだぁ。
モアイみたいな茄子なの?
茄子みたいなモアイなの?」
と、熱血君。
「モアイなら食べられないけど
茄子なら食べられると思うけど・・・。」
と返すと
「そういう言い方って
親方らしいよねぇ。
まったくねぇ~。」
そんなやり取りはさておき
茄子は

オランダ煮に
仕込みました。
「ねぇ

オランダ煮って・・・?」
「先を急ぐから

これを読んでね。」
「はぁ~い」
さらに、今日は

はね出し(規格外)の桃を頂いたので
アイス用に仕込みました
アイスに仕込む時は

皮を剥き
包丁したら

桃のリキュールを入れ

15分ほど
蒸し煮にすると

このように。
これを

フードプロセッサーにかけると

桃のピューレが出来上がりました。
「どうして

生のまま
ピューレにしないの?」
と、訊いてきました。
「鋭いねぇ。
加熱しないと
褐変するからだよ。」
「そうなんだぁ。
桃の他にもあるの?」
「あるよ。
りんごとか、梨だね。
褐変するわけじゃないけど
梅も加熱するよ。」
「へぇ~。」
「加熱しないのは

これから仕込むメロンだよ」
「キスミーって
名前なの?」
「そうみたい。」
「みたいって・・・。
これも頂きものなの?」
「そうだよ。
良い子にしていると
神様は見ているんだよ。」
「・・・・・。」
「何で、無言なの?」
「自分で、そういうこと言う?」
「そう!?」
メロンは

半分に包丁したら
種を取り

8等分に。
「これを見ちゃうと

アイスにするのが
もったいないみたいだけど・・・。」
「そうなんだけど
フルーツを包丁するだけじゃ
お客さんには出せないじゃん。」
「確かに、そうだよね。
僕だったら
ガッカリしちゃうよ。」
「でしょ。
手作りしたものじゃないと
自分がお金を払いたくないから
うちの料理は
ほぼ100%手作りじゃん。」
「だから、手作りするんだぁ。」
「そうだよ。
それに、自分が食べて
美味しいものを出さないと
お客さんの評価も分からないしね。」
「へぇ~。」
果肉と皮を分けたら

包丁し
フードプロセッサーにかけると

メロンのピューレの
出来上がりです。
そして、桃もメロンも

真空パックしたのち
冷凍庫へ。
「う~ん

どっちのアイスか
悩むなぁ。」
「普通、そうだよねぇ」
「でも、どっちが先に
デビューするの?」
「多分、メロンだよ。」
「どうして?」
「桃は少し前にやっていたからだよ。」
「ふぅ~ん。
でも、アイスを選べるようにしているから
同時の可能性ありってことなの?」
「どうかなぁ。
全くの白紙だよ。」
「でも、選べるのはいいよね。
追加もありなの?」
「熱烈歓迎
」
ちなみに
今現在のアイスは

苺のアイスとチョコミントです。
今日の茄子、桃、メロンを下さった方々には
改めて、お礼を申し上げると共に
基本的に、頂き物は
熱烈歓迎でお待ちしておりますので
どうぞ宜しくお願いします。(笑)
「これからの時季は
アイスに限るね

それじゃ、明日」 by ミニふぐ
2023.7.1|デザート 野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません