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もっとおいしいお話し

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昨日と一昨日の鱧(はも)

Vol.4049

いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(6月10日)は

昨日、一昨日仕入れた

鱧(はも)について

お話しします。 


それじゃ、始めるよ~🐡 


今日の仕込みのメインは

鱧です。

昨日仕入れて

卸したままでしたので


すべきは

骨切り。

実は、昨日の6本だけでなく

一昨日の1本もあるので

合計で7本。


昨日の6本は

大分県産で


一昨日の1本は

山口県産で

全て沼津魚市場で

仕入れたものです。

骨切包丁を見ると

ミニふぐが

必殺仕事人シリーズの歴代キャスト一覧!【1970年~2020年】

//

♬ チャララッ~

チャラチャッチャ~

チャララ~ ♬

\\ 


骨切りをしたら

包丁しました。


「ねぇ、親方

2つに分けてあるけど

どういうことなの?」

「こっちが

鱧しんじょう蒸し用で

こっちは

天ぷら用だよ。」

「微妙に大きさも太さも

違うんだね。」

「そうだよ。

蒸し物って言えば

尻尾に近い部分も

蒸し物に使うんだよ。」

「あんまり身がないけど・・・。」

「身と皮に分けて

使うんだよ。

あと、骨切りした時に

包丁についたものも

集めておくと

ほら。」

「ここまで使ってくれるんなら

ハモも嬉しいんじゃね。」


「命あるものだもん

ここまでしないと

可哀想だよ。

あと、鱧を獲ってくれた漁師のことを思えば

粗末には出来ないよ。」


「そうだよねぇ~。

で、これは?」

「あっ、これね。

これは、遊び用。」

「遊び用って・・・?」

「後で分かるよ。」

「こういう時の方が

ニコニコしているようなのは

気のせい?」

「そりゃそうさ

気のせいに決まっているじゃん!?」

皮を外した鱧の身を

ブードプロセッサーに入れたら
スイッチオン。


すると

鱧100%のすり身が出来

「純鱧じゃん!」


ここに市販のすり身

生クリームなどを加えると

鱧しんじょう蒸し用の

しんじょう地(じ)が出来上がります。

長くなりそうなので

鱧しんじょう蒸しの作り方については

こちらをお読み下さい。

ここからは

女将兼愛妻(!?)の真由美さんの出番です。

鱧しんじょう蒸し用の身を

裏返したら

小麦粉を

つけます。

しんじょう地を丸めていると


「ねぇ、真由美さん。

親方はやらないの?」

「やらないよ。

こういう単純な作業が

結構好きだから

私の役目かな。」

「へぇ~。

でも、仕込みの仕方を

教えてくれたのは

親方でしょ?」

「そうだよ。」


しんじょう地に

鱧の身を乗せたら


蒸気が上がった蒸し器で

蒸すこと12分

鱧しんじょう蒸しの出来上がりです。



「ふんわりした感じで

甘い感じの風味だけど・・・。」

「生クリームが入っているから

そうなるんだよ。」

「何だか、おしゃれだね。」


2日分の鱧だけでなく


胡椒鯛(こしょうだい)

目鯛(めだい)のあらも

出汁を取るため

焼いておきました。

この中には

身を外した皮も

入っています。


「腹の骨の部分が

くっついていない?」 と

ミニふぐが訊いてきたので

「ほら

くっついているよ。」

「わぁ~、本当だ。

どうやって、くっつけたの?」

「どうもこうも

隣合わせにして焼くと

セラチン質が溶けだして

冷めると

くっついたままになるんだよ。」

「初耳学!

セラチン質が豊富ってことは

美肌効果ありってこと?」

「そうなるね。

美味しくて、身体に良いんだから

鱧はスーパーフードみたいなものだよ。」

「そうだよね。

しかも、使える部分は

全部使っているんでしょ?」

「内臓も使えるけど

手が回らないから

使わなかったけどね。」

「捨てるところが

無いってこと?」

「そうだよ。

だから、マクロビオティックの

基本コンセプトの

一物全体(いちぶつぜんたい)に

BINGOなんだよ。」

「じゃあ、親方の料理観に近いのが

鱧ってことなの?」

「鱧に限ったことじゃなく

どんな食材でも

使い切ることが大事なんだよ。」

「それって

色んな意味で大事だよね。」

「その通りだよ。」


また、鱧の仕込みと同時進行だったのが

『鰯の丸煮』の仕込みで

その時に

先程の鱧の身も

一緒に煮ました。

また、鯖も

一緒です。

仕上がった鱧の

身の味が

気になるところです。


「こういうことだったんだね

親方。」

「そういうこと。」

「親方のニコニコぶりは

やっぱ、気のせいじゃなかったじゃん。」

「商売抜きの料理って

気分転換になるから

楽しいじゃん。」

「で、肝心の味は

どうだったの?」

「未体験ゾーン。」

「ありゃりゃ。」


今の時点の予想では

佃煮のような感じになると思います。

アレンジしたものが

いずれ、お話しするかもしれないので

それまで、お待ち下さいませ。


「明日は法事があるんだね。

それじゃ、また🐡」 by ふぐとらちゃん

『鰯の丸煮』、〆鰯、塩焼にした鳥取・境港産の真鰯(まいわし)

Vol.4048

いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(6月9日)は

鳥取県境港産の真鰯について

お話しします。 


それじゃ、始めるよ~🐡


今朝、沼津魚市場から戻って来ると

「おはよう、親方🐡

雨、大丈夫だった?」

と、ミニふぐ。

「おはよう🐡

行きも帰りも

かなり降っていたよ。」

「そうなんだぁ。

魚はあったの?」

「普段と変わらずにあったから

良かったよ。」

「それなら、良かったね。」

「雨だったから

早めに出て

市場に着いたのは

4時半だったよ。」

「早っ!」

「30分くらい

早かったよ。」

「で、何を仕入れて来たの?」

「ほい👇

目鯛(めだい)、鱧(はも)


真鰯(まいわし) が

今日の主な仕入れでした。


「メダイ、ハモ

イワシかぁ・・・。

どれも良さそうだけど・・・。」

「そりゃ、そうだよ。」

「しばらく、イワシの話を

してもらったことがないから

イワシのことを聞きたいんだけど

ハモも気になるんだよなぁ・・・。」

「仕込みが多いから

早く始めたいんだけど

どっちにする?」

「じゃあ、イワシで。」

「かしこまりました♬」 


今朝の真鰯は

鳥取県境港(さかいみなと)産で

真鰯は

鰯の丸煮

『鰯の丸煮』用に仕入れました。 


真鰯の下処理は


鱗を取り


頭を落としたら

はらわたを抜き


尾びれを包丁したら

水洗いをします。


水洗いをしてくれるのは

女将兼愛妻(!?)の

真由美さんです。

尾びれを落としてないものは

酢〆(すじめ)にするため


三枚に卸しました。


「ねぇ、親方

卸し忘れているよ。」

「これは、別口だよ。」

「別口って?」

「まぁ、後のお楽しみ😋

😋ってことは・・・。」


卸し身に塩をすると


「どれくらいの量で

どれくらいの時間なの?」

「塩が溶けるまで

このまま。

塩の量は

脂の乗り具合によって加減するよ。」

「何となくってこと?」

「そんな感じかな。」

塩が溶けたら

水洗いし

一度使った酢で洗ったのち

新しい酢に漬けこみます。

酢〆の方法は

どんな魚でも同じですので

〆鯵の仕込み方を

お読み下さい。 


一連の仕込みが終わったら

昆布に挟み

冷蔵庫へ。 


「〆鯵の作り方にも

書いてあったように

明日まで

このままお寝んねだね。」


その頃までに

真由美さんは

焼いてから出汁を取るため

頭の下処理もしてくれ


合間を見ながら

焼いておきました。


水洗いまで終えたら

鱧などの仕込みをするので

一時中断です。

ランチの営業が終わったら

仕上げの水洗いです。


「仕上げの水洗いって・・・?」


「仕上げの水洗いって

胆のうの痕を包丁することだよ。」

「ますます、分かんないよぉ。」

「胆のうの痕が残っていると

食べた時に

苦ってなるから

その部分を包丁するんだよ。」

「そういうことなんだぁ。」


包丁し終えたら

再び、真由美さんの出番です。

水洗いを終えると


「こんなに汚れているんだぁ。」


「そうだよ。

鱗(うろこ)、内臓が

魚の生臭みの原因だから

これを取り除かないと

駄目なんだよ。」

「煮ても、焼いても

駄目なの?」

「駄目だよ。

これさえ、ちゃんとやれば

魚の生臭さはなくなるんだよ。」

「へぇ~。

で、今日のイワシは

脂が乗っていたの?」

「ほら。

白いところが脂だから

いい感じだよ。」

「良かったじゃん。」

「ただ、面白いことに

同じ鳥取産でも

脂が乗っていないのもあるんだよ。」

「この中に?」

「いや、それがさぁ

知り合いの愛知の魚屋さんが

アンチョビの画像のようです



👆こんな投稿をしていたから

気になって

産地を訊いたら

境港産って言われたんだよ。」


「親方が仕入れたイワシと違うじゃん。」

「この魚屋さんが

って言ってたんだよ。」

「そんなことって、あるの?」

「無いことは無いだろうけど

初めて聞いたよ。」

「へぇ~。」

「こういうところが

魚の難しいところだと思うよ。

だからこそ

自分の目で見て、仕入れないと

駄目なんだよね。

あとは、市場に直接行かないとね。」

「やっぱり

そうなんだぁ。」


並べ終えたら


クッキングシートをかぶせ


酢と水を注いだら

重しをし

火に掛けました。 


「『鰯の丸煮』だけに

丸二日かかるんでしょ、親方?」

「確かに

そうなんだけど・・・。」

「座布団は無いっすか?」

「無いね・・・。(笑)」 


その間に

例の5本の真鰯を塩焼にし


昼ごはんの準備が

出来ました。 



「んまそうじゃん。

っていうか

【エブリイCP】これ絶対うまいやつプロモーション動画 - YouTube

これ絶対うまいやつ~♬」

「しっかり脂も乗っていたよ。」


ハイオクも注入し

休憩を取り

夜の営業に備えたのでした。


「明日は、ハモだね。

じゃ、また🐡

海老の替わりに、つくねを入れたお弁当

Vol.4047

いらっしゃいませ


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志村弘信です。


今日(6月8日)は

2種類のお弁当について

お話しします。

今朝、沼津魚市場から帰って来ると

「おはよう、親方🐡

(市場から)戻って来るの

いつもより早くね?」

と、熱血君。

「おはよう🐡

お弁当の注文があるから

早めに戻って来たんだよ。」

「そうなんだぁ~。」

「で、何してるの?」


「天気も良いうちに

あじさいを見たかったから

早起きしたんだ。」

「へぇ~。

少しずつ枯れ始めてきたけど

まだ楽しめそうだよ。」

「そうだね。」

「お弁当を始めるから

中に入るよ。」

「はぁ~い♬」

中に入ると、熱血君が

「親方、これは?」


「娘弁当だよ。」

「1つしかないけど・・・。」

「◆¥◎は

午後から仕事で

食べてから、行くようだよ。」
 ※ ◆¥◎ とは、長女のことです


「今日のお弁当は

サラダなの?」

「いやいや

下にうどんがあるよ。」

「今日のも

真由美さんが作ったの?」
 ※真由美さんとは

 女将兼愛妻(!?)のことです

「基本的には

真由美さんが作るよ。

インスタとか見てないの?」

「見ているけど

お店の料理とは違って

いいなぁって

思っているもん。」

「よくやると

思うよ。」

「親方は作ってあげないの?」

「揚物を入れる時に

揚げるけど

それ以外はやらないよ。」

「娘弁当も二人で作るなんて

仲良し子吉だね~🥰

「そうだよ。

うちの夫婦仲は

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ノーベル平和賞レベルだからね。」

「はいはい、ごちそう様でした♬」


そんなやり取りを終え

西京焼(目鯛)

玉子焼をはじめ

煮物( 人参・ごぼう・椎茸・白滝)

などを仕上げていきました。


これらを盛付けてくれるのは

真由美さんで




//

頑張って~

真由美さん!

\\



このように仕上がると

//

お~い、熱血君

来てごらん。

\\


「どうしたの、親方?」

「ここでクエスチョン。

5つと2つに分かれているけど

違いが分かるかな?」

「急に言われても・・・。」

2つの方は

海老の酒煮(さかに)で

5つの方は

つくねの照焼だよ。」

「あっ、本当だ。

同じグループなの?」

「いや、別々だよ。」

「こういう注文もありなの?」

「ありだよ。

だから、作っているじゃん。」

「出たぁ~

お得意のぶっきら棒トーク!」

「ぶっきら棒で

すいませんね~。」


基本的に

お弁当のご注文は

5個から承っていますが

今日のように

ご注文が重なった場合には

少ない数でも

ご用意が可能です。


また、5個の方は

海老(えび)、蟹(かに)の

甲殻類NGのお客様がいらしたので

つくねに替えました。 


これまでお話ししているように

ご予算、ご要望に応じて

可能な限り

対応させて頂いております。


詳細については

お気軽にお問い合わせ下さい。


「明日は、いちごのアイスを

仕込むんだぁ🍓

じゃ、また明日🐡」  by ミニふぐ 

初登場、手作りのチョコミントのアイス

Vol.4046

いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし


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こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(6月7日)は

お手製のチョコミントのアイスについて

お話しします。


それじゃ、始めるよ~🐡 


今日のランチタイムに

デザートのアイスを

お出ししようとすると


ふぐとらちゃんが

「親方、器もだけど

アイスがバラバラなんだけど・・・。」

「あっ、これね。

最近、ランチタイムのデザートは

その時にもよるけど

お客さんに選んでもらっているんだよ。」

「へぇ~、いいじゃん🍨

何種類から選べるの?

アイスだけに、31種類とか?(笑)」

「それじゃ、有名チェーン店と

同じになっちゃうじゃん。」

「冗談、冗談。

手作りだから

その数は無理だしね。」

「そりゃ、そうさぁ。

仕込む量を減らせば

種類を増やせるから

やり始めたんだよ。」

「お客さんの評判

いいんじゃね。」

「喜んでくれるよ。」

「で、今日のアイスは?」

「この5人のグループの

お客さんなんだけど

3人が

小豆のアイスで

残りの2人のうちの1人が

桃で

もう1人が

チョコミント。」


「チョコミントって

初めてじゃね?」

「そうだよ。

しかも、今日初めて仕込んだ。」

「初仕込みなのに

美味しく出来たの?」

「出来たから、出せるし

そもそも

「私、失敗しないので」ドクターXのセリフから考える「失敗」について | 日本一わかりやすく瞑想を学べるブログサイト

失敗しないので・・・。(笑)」

「試作も無し?」

「無いよ。」

「レシピを探して

仕込んだの?」

「そんなことしないよ。」

「マジで?」

「使う材料と分量は

大体、想像がつくから

一発勝負!」

「ちょっと、ちょっと

やるじゃん、親方。」


「アイスに限ったことじゃなく

どんな料理でも

予想した分量で作れば

番狂わせ的なことは無いし

最後に微調整すれば

うまくいくんだな、これが。」

「それって、勘?」


「そうだよ、勘。

経験を積み重ねた上での

勘っていうのは

確かなものなんだよ。」

「じゃあ、最初から

出来たわけじゃないんでしょ?」

「最初は、何にも出来ないし

見様見真似(みようみまね)。

色んな料理を作る過程で

自然と身に付いたんだよ。」


「自然とは言っても

ちゃんと考えていたんでしょ?」

「そりゃ、そうさ~。」

「ふ~ん。

でも、どうして

チョコミントなの?」

「個人的に好きだし

アイスに限ったことじゃないけど

お菓子の類(たぐい)って

添加物の多いのなんの。」

「そうなの?」

「市販のお菓子の原材料を見たら

『理科の実験ですか?』って

訊きたいくらいだよ。」

「それって

ヤバくね?」

「ヤバいっていうか

身体には良くないさ。

日本って国は

添加物大国だから

仕方無いね。」

「そうなの?」


「健康志向とか謳(うた)っていても

添加物ありありなんて、矛盾だよ。」

「なんか複雑・・・。

こんなこと話していると

気が滅入るから

チョコミントのアイスのことを

話してくれる?。」

「はいよ~。

自分もこっちの方が

楽しいしね。」

「で、細かい作り方は?」

「試作だから、無いけど

今、アイスクリームマシンで

仕込んでいるよ。」

「わぁ~、ミントの香りが

爽やか~♬

葉っぱみたいのは?」

「これは

ミントの葉っぱだよ。」

「生のミントなんだぁ~。」

「あと、卵、上白糖、乳製品は

一切使っていないよ。

ただ、チョコレートは

試作だから、普通のだけど・・・。」

「試作ってことは

本ちゃんがあるの?」

「あるよ。本ちゃんは

マクロビオティックの

チョコミントだよ。」

「え~っ、凄くね。」

「自分が食べたいのが

きっかけだから

そこまでやるさ。」

「親方らしい。」

「少量の乳製品を使って

作るアイスもあるけど

原材料表示を書けば

添加物は、ごくごく僅かだよ。」

「そこまでするのは

マクロビをベースにして

料理を作っているからなんでしょ?」

「そうだよ。

そこだけは譲れないからね。

ただ、美味しいんじゃなくて

身体に優しくて、美味しくなければ

自分には、無意味だしね。」

「気温上昇に合わせて

熱くなってきたんじゃね?」

「自分が気温を上げているとか!?(笑)」

「そっちかもね・・・。」


仕上がったチョコミントのアイスが

こちらです👇

アイスを見たふぐとらちゃんが

「これで

どれくらい取れるの?」

「さっきのサイズで

40とか50ぐらいかな。」


「ふぅ~ん。

じゃあ、これが終わったら

今度は何のアイスなの?」

「苺(いちご)だよ🍓

「すぐに仕込むから

それ用の道具を用意したんだね。」

「そうだよ。」

「いちごのアイスも

マクロビ系なの?」

「いや、普通のだから

乳製品を少し使うけどね。」

「そうなんだぁ~。

楽しみだな、い🍓🍓ご・・・♬」 


先程お話ししたように

デザートのアイスは

その時にもよりますが


お選び頂けますので

お手製の美味しさを

ご堪能下さい。

ちなみに

しばらくは

桃、小豆、チョコミント

の3種類です。

ただ、急に変更になる場合もありますので

くれぐれも宜しくお願いします。 



「明日は、お弁当の注文があるんだね🍱

それじゃ、また🐡」  by 熱血君

熱海・來宮(きのみや)神社 

Vol.4045

いらっしゃいませ


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志村弘信です。


今日(6月6日)は

昨日出掛けた

熱海・來宮神社についてお話しします。


それじゃ、始めるよ~🐡 


先ずは、昨日のお話しを。


『麦こがし万頭』を買う前に

立ち寄ったのが

來宮神社

昨日の主役です。


来宮ではなく

來宮ですので

お間違いなく。 


周辺の駐車場に停めることが

出来なかったので

離れた所に車を停めたのですが

間違いの元とまではいかなくても

かなり往生しました。

車を停め

歩き始めると

坂、坂、坂。

熱海と言えば

温泉ですが

坂道だらけなのです。

何度も来たことがありますが

歩くのは初めてなので

それこそ、登山状態。

先に歩いているのは

女将兼愛妻(!?)の

真由美さんです。


話はそれますが

登山と言えば

自分は、登山が好きではありません。


というのも

中学の3年間

毎年夏になると

学校の行事でキャンプに行ってたのですが

3年間全て

雨に降られた経験があるからです。

しかも、全て雷雨。

それ以来、登山だけは

お願いされても

行かないことにしています。(笑)


もっとも、今現在

誘われたことはありませんが・・・。


「ねぇ、恋人坂だって。

二人にピッタリじゃね。

ヒュ~ヒュ~、ラブラブじゃん😍

と、ミニふぐ。

「大人をからかうんじゃないの!」


「『仲良きことは美しき哉』

って言うから

良いじゃん。」

「はいはい。」

「そんなことより

このタンクローリー

凄くね。」

「よそで何度か

見たことあるけど

このタンクローリーは

温泉を

運んでいるんだよ。」

「温泉町らしいね。」

「そうだね。」


坂を上ると

ようやく

到着。

鳥居をくぐり

程なくすると

手水舎がありました。

手水舎の読み方は

てみずや、てみずしゃ、ちょうずや等で

その神社、仏閣で

様々とのこと。

手を洗い


順路に従い


本殿へ。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0379-1.jpg



本殿の前には


神職(しんしょく)や巫女(みこ)さんが

作った落葉で作られたハートがありました。

実はハートではなく


猪目(いのめ)と呼ばれ

魔除(まよけ)や招福の

意味合いがあります。


「そうなんだぁ。

親方と真由美さんを

出迎えているんじゃないんだね。」

「今日は、随分と

“狙い撃ち”してくれるねぇ。」

「そう!?

気のせい、気のせい。(笑)」


先に、真由美さんが参拝し

次に自分🙏

自分がお願いしたのは

「世界の王様になること」です!?


本殿のお参りを終えたら

天然記念物の大楠(おおくす)を

拝みに🙏

すると


現れたのが


樹齢2000年超


本州1位の巨樹にして


御神木の大楠(おおくす)

幹周り23,9m、高さ約26m 。



「おぉ~、凄っ!

写真だけでも

拝まないと・・・🙏 」 


最後に

第二大楠も

拝ました。🙏

御神木の大楠には劣るものの

樹齢1300年超にして

約300年前の落雷にも負けずに

今も生きているとのこと。

その生命力には

ただただ、脱帽。 


その後、境内を後にし

下山したのでした。


「み~んなに御利益が

ありますように・・・🙏

それじゃ、また明日🐡」 by ふぐとらちゃん

熱海・來宮神社の来福スウィーツ【健康パン】の『麦こがし万頭』

Vol.4044

いらっしゃいませ


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【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。

今日(6月5日)は

熱海に出掛けた様子の前編を

お話しします。


それじゃ、始めるよ~🐡 


「親方、この包みは?」

と、ミニふぐ。 


「あっ、これね。

今日、真由美さんと

熱海へ行って来たんだよ。」

※真由美さんとは

女将兼愛妻(!?)のことです。


「いいなぁ~。

僕達も行きたかったのに~。

でも、折角のデートを

邪魔をするわけには

いかないもんね。(笑)」

「いつも一緒だから

そんなことないよ。」

「じゃあ、今度

僕達もね。」

「はいよ~。」

「で、この包みは?」

「ほい。」


「お饅頭じゃん。

熱海温泉だから?」

「って、思うでしょ?」

「うん。」

「そうじゃないんだな、これが。」

「どういうこと?」

「まぁ、順番に話すから。」

「はぁ~い♬」 


今日の主たる目的地は

來宮(きのみや)神社で

メインは明日

お話しすることにし

先ずは、サブ的な饅頭から。


來宮神社をお参りした後

立ち寄ったのが

【来の宮健康パン】という

和菓子屋でした。


パン屋なのに

和菓子屋って・・・。

誰もが、そう思いうはずで

自分も然り。

参拝後、お店に寄ると

真由美さんは

入口の貼紙をチェック。


買って来た饅頭は

何と、來宮神社御用達!

そんじゃそこらの

温泉饅頭ではないので

素通りは出来ません。

しかも

来福(らいふく)なるロゴ付です。

実は、このロゴ

神社が公式に認める

スイーツや食べ物に付けられるもので


👆ホームページにも載っています👇


店内に入ると

ご主人、登場。

神社御用達ですが

神主姿ではありません。 


『麦こがし饅頭』を

包んでもらっている間に

「和菓子屋さんなのに

何でパン屋さんなんですか?」

と、訊くと


ご主人曰く

「先代の親父がパン屋で

そのまま、私が受け継いだんですよ。」

「へぇ~。」

と言うしかありません。 

何でも知りたがりですので

色々と訊こうとしたら

真由美さんから

ホイッスルを鳴らす女性警備員 | 無料イラスト素材|素材ラボ

警告のホイッスル。

理由はただ一つ

長くなるからです。


「だから

健康パンなんだね。」

「そういうこと。」

「で、味は?」

「それほど甘くなくて

素朴な味で、美味しいよ。」

「へぇ~。

神社の話は

明日なんでしょ?」

「そうだよ。」

「わぁ~、楽しみだなぁ🐡

W法事にW弁当

Vol.4043

いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

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“身体に優しい美味しい日本料理”

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志村弘信です。


今日(6月4日)は

法事用のお弁当について

お話しします。

それじゃ、始めるよ~🐡 


今朝、厨房に行ったのは

5時半前でした。

陽も昇っていたので

ふぐとらちゃん達も

もぞもぞ・・・。

「おはよう、親方🐡

 いつもより早いけど

 何かあるの・・・。」

と、ふぐとらちゃん。

「おはよう🐡

今日は法事の予約が2組で

両方のお客さんから

法事用のお弁当も頼まれているから

早めのスタートだよ。」

と、返しました。

「じゃあ、頑張って~!」

そんなやり取りをしている間に

スチコンを立ち上げ

加熱し始める頃には

ふぐとらちゃんも起床。

温めたものの一つが

お弁当用の煮物です。

スチコンから出した煮物を見ると

ふぐとらちゃんが

「温めるだけで

いいの?」と、訊くので

「煮詰めないと

だめだよ。」

「どういうこと?」


「煮汁が残っていると

他の料理についたら

良くないし

煮汁=水分は

傷みやすいからだよ。」


「そうなんだぁ~。

だから、お弁当って

仕切りがあるんだね。」

「そうだよ。」


煮汁が減ってきたら

白滝を取り出すと


「どうして、白滝だけ

出しちゃうの?」

「完全に煮詰めると

味が濃くなっちゃうからだよ。」

「へぇ~。」

煮上げると

このように👆


煮物と一緒に温めていたのが

鰻(うなぎ)の蒲焼で

この蒲焼は

娘弁当用です。


レンチンならぬ

スチコンチンして

オンザライスで

うな丼が出来るので


ふぐとらちゃん曰く

「かなりの手抜きだよね~。

でも、豪華だから

何か不思議だね。」


「今日みたいに

仕事に追われている時は

時々やるよ。

真由美さんと二人仕事だから

店舗兼住宅のメリットを

活用しない手はないしね。」

※真由美さんとは

女将兼愛妻(!?)です。

うな丼と前後しながら

揚物

(あじのしんびき揚げ、鶏の唐揚げ)

鰆(さわら)の西京焼、玉子焼

を仕上げ


その頃までには

真由美さんが

盛付けを始めてくれ

お弁当は、このように。


「んまそう!」

と、ふぐとらちゃん。


「実は、3つのうち

1つだけ違うんだけど

分かるかな?」

「え゛っ!?

全部、同じじゃね。」

「いやいや

たくあんが2つと

梅干が1つだよ。」


「あっ、本当だ。

それはいいんだけど

お弁当だけに

重箱の隅を突くような

クエスチョンだねぇ~。」


「上手い!

笑点桂歌丸大喜利司会卒業理由は?後任者は?歴代司会者の画像あり! | ぐーちゃんブログ

山田く~ん

座布団持って来て~。」

「朝ごはんを食べていないから

座布団よりも

お弁当の方がいいんだけど・・・。」



最終チェックをしたら

出来上がりました。 


基本的に

お弁当のご注文は

最低5個を目安とさせて頂いておりますが

法事のご予約をされた場合は

1個からのご注文でも

承っています。


お弁当の後は

法事用の料理に

取り掛かりました。


そんな今日の

法事の御席の献立は

こちらでした👇


◆先付

 もろこし豆腐



◆お凌(しの)ぎ

 サラダきしめん



◆小鍋①

 鰻(うなぎ)鍋 


◆小鍋②
 めかぶと野菜の小鍋仕立て


※小鍋が2種類なのは

個室とホール席の

ご予算が違うからです。 


◆揚物

 ズッキーニの天ぷら



◆刺身 

 ※葉血引(はちびき)

 〆鯵(しめあじ)、湯葉


◆焼物

 鰤(ぶり)の西京焼 



◆蒸物 

 鰯(いわし)つみれ錦糸蒸し



◆デザート

 桃のアイス



このような状況でしたので

満席のご案内をさせて頂くと

「僕達からも

ごめんなさい。」

こんな状況ゆえ

お断りしてしまったお客様には

改めて、お詫びさせて頂きます。


また、ご予約が重なった場合には

御席のご用意が

出来ないこともございますので

ご来店の際には

お問い合わせ

もしくは、ご予約をして頂けると

幸いです。


「明日は休みだね。

それじゃ、また🐡」 by ミニふぐ 

倉沢産ではなく、ノーマルの静岡・由比産の鯵(あじ) 

Vol.4042

いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(6月3日)は

由比産の鯵(あじ)についてお話しします。


それじゃ、始めるよ~🐡 


「 ねぇねぇ、親方

今日は、昨日のアジのことを

話してくれるんでしょ?」

と、熱血君。


「そうだよ。」

「その前に

昨日のブログを

みんなに読んでもらわないとね。」

「そうだけど・・・。

今日は、MC(司会)を

やってくれるのかな?」

「そういうんじゃないけど・・・。」

「少しは楽が出来ると

思ったのに・・・。

まぁ、いいか。」


ちなみに、昨日のブログとはこちらです👇



昨日、沼津魚市場に行くと

自分宛の鯵が

置いてありました。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0093.jpg

由比産で2キロ入っています。

スチロールから開けると

このような状態。

荷主との付き合い方で

鮮魚でも

自分好みの注文が可能です。

なので、もちろん

鯵の目方、サイズも

自分の希望通りです。 


鯵を見ると

「由比のアジって言えば

こんなブログを書いた時に

色々と教えてくれたけど

今日のアジは

ただの由比で

倉沢のじゃないの?」

「そうだよ。

普通に由比産。」


倉沢というのは

静岡市清水区由比の地名です。

倉沢の定置網で水揚げされる鯵の中には

根付(ねつき)のものがいます。

根付とは瀬付(せつき)とも呼ばれ

沿岸の湾や瀬に定着している魚で

近海を回遊していません。

簡単に言えば

運動不足です。

ただ、天然の魚なので

運動不足とは言っても

単なるデブではありません。

程良く脂が乗っているので

ズバリ美味しいです😋 

また、この時季は

浅いところに上がってきた桜海老を

食べています。

深場に潜った桜海老を追い掛けると

今度は脂が乗った鰯(いわし)がいて

それも食べると

鯵(あじ)も脂が乗るので


桜海老+鰯=倉沢の鯵

の数式が成立するのです。 


ということで 

リアル倉沢の鯵と比べてみましょう。

倉沢の鯵👆と比べて

今日の鯵の尾びれの色が

薄いのがお分かり頂けると思います。


なので、昨日の鯵は

由比・倉沢産ではなく

由比産で

倉沢の鯵の見分け方の一つが色で

黄色みがかっているのが

倉沢の鯵の特徴です。


下処理をしていると

鯵の腹から出て来たのは

駿河湾特産の桜海老(さくらえび)でした。

近年、不漁だった桜海老ですが

今年は、まずまずの水揚げ量があり

その桜海老を食べるため

沿岸に近付いたと思われます。 


「アジにとっても

サクラエビはご馳走なんだね。」

と、熱血君。

「生き物だから

本能で美味しいものが

分かるんだよ。」


それでも

桜海老を追いかけて

沿岸にいるらしく


中には

なんちゃって倉沢の鯵(手前)も。

下処理を終えた鯵を

水洗いしてくれるのが

女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。 


水洗いを終えたら

三枚に卸し

サイズを揃え

並べていきました。

大きめのものを見ると

熱血君が

「この鯵は

形が違うけど

どういうことなの、親方?」

と質問。

「・・・・・。」

「どうして

黙っているの?」

「明日になれば

分かるから・・・。」


卸した鯵は

〆鯵(しめあじ)にするため

塩をあてておきました。

〆鯵の作り方については

こちらをお読み下さい。


鯵の水洗いを終えた真由美さんは

焼いてから出汁を取るため

頭と

中骨を掃除してくれ

焼き上がったら

鍋の中へ。


鍋に入っているのは

一番出汁を取った後の

かつお節、そうだ節、さば節

昆布、干し椎茸の足をはじめ

野菜の皮などです。

煮立たせることなく

長時間、煮出すことで

滋味深い出汁が出来上がります。 


さらには

〆鯵にした鯵の血合い骨の部分も

焼いたあらと共に

鍋の中に。


ここまで使うなんて

鯵も嬉しいと思うよ。」

と、熱血君。 


「どんな食材も最後まで

使い切ってこそだよ。

命あるものだしね。」

「うんうん♬」

「ゴミの問題が何とかって

よく聞くけど

こういうことをするのも

ゴミ減らしの一つだと思うよ。

先ずは無駄にしないことだね。」

「ここまで使い切ったら

漁師も魚屋さん達も

喜ぶと思うよ。」


「彼ら無くして

料理は出来ないしね。

これまでにも言っているけど

一次産業こそ

国の基本政策だから

いい加減にするわけにはいかないよ。

それもだけど

命の源だから

ともかく大事にしなくちゃね。」


「いつもながら

この話をすると

熱血料理人の本領発揮だね。」

「そうだよ。

それこそ、自分の基本スタイルだからね。」


仕込んだ〆鯵は

明くる日の今日まで

冷蔵庫へ。

そして、仕上がった〆鯵を

昆布から外すと


「親方

昨日言ってたけど

この答は、まだなの?」

「あっ、そうだったね。

これはね

胡椒鯛(こしょうだい)との

ハーフアンドハーフ丼用♬」

「あ~っ、やっぱり

昼ごはん行だったんだね。」


「親方は特盛で

真由美さんは

食べ過ぎないように

別盛なんだよね。」

「そうだよ。」

「その気持ち

よく分かるよ。

それにしても

親方、食べ過ぎじゃね?」

「そうなんだけど

この時間(2時過ぎ)まで

何にも食べていないから

これぐらいじゃないと・・・。」

「今日初のご飯だから

良しってことにしよう。」

「よく分かんないなぁ。」


食べ終えると

満腹、満足の気分で

休憩を取り

夜に備えたのでした。



//

明日のお昼は

W 法事で

予約のみだから

宜しくお願いします

\\

   ふぐとらちゃん より

地物の葉血引は、2本のみ

Vol.4041

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志村弘信です。


今日(6月2日)は

地物の葉血引(はちびき)について

お話しします。 


それじゃ、始めるよ~🐡 


「おはよう、親方🐡 

おっ、1匹だけど

ハチビキじゃん。

アジも仕入れて来たんだね。」


と、熱血君。

「おはよう🐡

葉血引(はちびき)を仕入れて来ると

お約束だよね、それ。」

と、自分。 

「昨日のブログに書いてあったけど

無事に仕入れが出来て

良かったじゃん。」

「とりあえずは・・・。

肩をすくめるイラスト/無料イラストなら「イラストAC」

まぁ・・・。」

「浮かない雰囲気だけど

どうかしたの?」

「鯵(あじ)は

そうでもないんだけど

葉血引は想定外だったんだよ。」

「魚そのものは

良かったんでしょ?」

「そりゃ、文句無しだよ。」

「じゃあ、いいじゃん。

話せば、楽になるだろうから

話してみてよ。」

「そうだね。」


ということで

今朝の沼津魚市場です。 

地物が並ぶ売場👆の1列目の端に

並んでいたのが

伊豆・土肥(とい)産の葉血引でした。

葉血引は

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0089.jpg

目鯛の外道として

水揚げされる魚で

上の写真の黒い魚が

目鯛です。

それこそ、紅一点。

その後、地物というより

伊豆半島周辺の魚が並ぶ売場に行くと

こちらでも

目鯛の外道として

入荷しており

これまた、紅一点。   

こちらの目鯛と葉血引は

伊東・宇佐美産です。 


先程の葉血引が2,4キロで

こちらが2,5キロ。

さらに、魚の状態も

ほぼ一緒でした。

ただ、今朝の魚市場に入荷していたのが

この2本だけですので

少しばかり厄介な作戦を

仲買人と立て

セリに臨むことにしたのです。 

どちらの売場も

開始時間が同じですので

気が気でありません。

開始時間の5時45分になると


//

INO(イーノ)にて

販売5分前

\\ 

のセリ人のアナウンス。

※INOとは

こちらの建物のことです。


こちらから

セリが始まるも

あえなく撃沈・・・😢 


撃沈の旨を伝えるため

地物の売場(4本目の柱付近)

に向かうと

時間的には

ギリギリセーフ。

掛け声と共に

仲買人の声の応酬。

応酬=値段上昇を前に


心の声曰く

女の子にフラれた話 - ちょこころねを頭から食べるblog

「その辺で、勘弁して~。」

ものの10秒で

決着したとは言え

その時間の長いこと。

無事というか

傷つきながらも

GET! 


「こういう流れだったんだよ

熱血君。」


「セリの流れって

よく分かんないけど

値段の上限って

決めておくんでしょ?」

「そうだよ。

最初の方は

決めておいたから

撃沈したわけ。」

「ふぅ~ん。

じゃあ、こっちは

上限なしってこと?」

「そうだよ。

ある意味、相手との喧嘩だから

上に行けば行くほど

値段がUPするわけ。」

「そういうことね。

それなら、最初から

高値を言うのは

どうなの?」


「それもいいんだけど

魚の相場の目安って

大体決まっていて

最初から

あまりに高い値段を言うと

変な値崩れを起こすことになるから

良くないんだよ。」


「漁師さんは高ければ

嬉しいんじゃないの?」

「嬉しいんだろうけど

毎回そういう値段になるとは

限らないから

手放しでは喜べないんだよ。」

「難しいね。」

「そうだよ。

自然相手だしね。

今日もこんなニュースが出ていたけど

スーツを着ている人達が

四の五の言ってもねぇ。」

「うんうん♬」

「一次産業の根本とか

あり方を考えないと

始まらないよ。」

「そうだよね。

10日でも

農業でも漁業でも

やってみれば

少しは分かるんじゃね。」


「魚市場で

大勢の漁師に会うけど

仕事は過酷だと思うよ。

彼ら無くして

料理は成り立たないから

代弁者として

こうやって言い続けてくよ。」


「おぉ、出た~

熱血料理人の本性!」

「まぁ、スーツを着ている人達の多くは

選挙の演説 | 無料イラスト素材|素材ラボ

これが仕事だと思っているからね。」

「確かに、そうかも・・・。」

「そんなことより

始めるから

離れていてね。」

「はぁ~い♬」


葉血引の下処理は

鱗(うろこ)を取ることで


この役目は

殆どの場合

女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。


//

真由美さん、頑張って!

\\


その後、水洗いを終えたら

尾びれを落とし


針金を中骨に刺すと



「親方、何をしているの?」

と、熱血君。 


「まぁまぁ

御覧(ごろう)じろ。」

「あっ

血が出て来たよ。」


「今日は卸さないから

こうするんだよ。」

「そうすると

どうなるの?」

「血が残っていると

臭みが残るから

こうするんだよ。」

「ここまでするの?」

「そりゃ、高い安い関係なく

気に入って仕入れて来たんだよ。

ここまでやるさぁ。」

「今更ながら

恐れ入りました。」


血抜きをしたら

腹の部分に

キッチンペーパーを詰め

濡れ布巾で包み

冷蔵庫へ。


//

明日まで

お寝んねしてね~

バイバイ👋👋

\\


先程お話ししたように

今日は鯵も仕入れて来ましたが

長くなるので

鯵については

明日お話しします。


「アジも気になっていたんだよ。

じゃ、また明日🐡

鯖(さば)の【西京焼】ついでに、塩焼&醤油干し

Vol.4040

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基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(6月1日)は

【西京漬】用の鯖(さば)について

お話しします。

それじゃ、始めるよ~🐡 


台風2号が

ウロチョロしていることもあり


気を揉んでいたものの

今朝の沼津魚市場は

入荷、水揚げ共に

何ら問題なし。


入荷というのは

他所から

送られて来る海産物を指し 

水揚げとは

近郊の漁師が

直接持ってくるものだけでなく

マグロ類のように

県外の漁船が

水揚げする魚のことも言い

マグロ類の場合

和歌山や宮崎の漁船が殆どです。 


県外の漁船が水揚げするのは

漁場(ぎょば)が

伊豆七島方面のように

沼津港が近いからです。

このような入荷

水揚げ状況でしたが


今朝仕入れて来たのは

【西京漬】用の鯖(さば)のみでした。

「おはよう、親方🐡

どうしてサバだけなの?」

と、ふぐとらちゃん。


「仕入れたい魚が

無かったからだよ。」

「相変わらずの

ぶっきら棒トーク炸裂!(笑)」

「ぶっきら棒で

悪うござんしたねぇ~。」

「あはは・・・。」

「日曜日に使う魚を仕入れるのは

早過ぎるのが

一番の理由だよ。」

「そうだよねぇ~。」


「今日の入荷状況だけでなく

全国にいる魚屋さんに

現地の水揚げ状況を訊いたら

台風の影響は

それほどでもないようだから

無理な仕入れは止めたんだよ。」


「そうなんだぁ。」

「全国って言ったけど

どこなの?」

「三重、富山、九州かな。

他にもいるけど

太平洋側の人が多いよ。」

「へぇ~。

じゃあ、今日は

魚の仕込みはないの?」

「いやいや

鯖を【西京漬

仕込むよ。」

「気になるのが

冷凍のノルウェー産だけど

質はどうなの?」

「どうもこうも

水産関係者の間じゃ

加熱するなら

国産よりも

ノルウェー産っていうのが良いっていうのが

不文律なんだよ。」

「そうなの!?」

「脂が乗っているし

実際に国内で流通している

加工品の鯖は

殆どがノルウェー産だよ。

「初耳学!」

「これみたいに

フィレーって言われる卸し身もあるし

丸っていう一尾ごとの鯖もあるよ。」

「フィレーの方が

仕事が楽でしょ?」

「楽なんだけど

注意が必要なんだよ。」

「どういうこと?」

「溶けるまで

しばしお待ちを・・・。」

「はぁ~い♬」


包丁が入るような

半解凍状態になったら

腹骨の一部をすき取ります。

このようにするのは

苦玉とも呼ばれる胆のうの痕が

残っているからで

残っていると

食べた時に

味覚の表情のイラスト(男性) | かわいいフリー素材集 いらすとや

「苦っ!」ってなり

よろしくないからです。

「親方

どうして半解凍なの?」

「半解凍じゃないと

包丁を入れた時に

身割れしちゃうからだよ。」

「そうなんだぁ。」

「半解凍で包丁を入れても

身割れしてしまうものもあります。

鯖という魚自体が

身割れしやすい魚なので

仕方がありません。

腹骨を欠き

上(かみ)と下(しも)に包丁したら

脱水シートに挟み

冷蔵庫へ。 

身割れしたものの一部は

日本酒と濃口醤油を

同割にしたに

20分ほど漬け込んだら

天日で干します。


「しっかり身割れしているね。」

と、熱血君。 


天気、風の吹き方で

乾く時間は様々ですが

今日の場合

2時間ほどで

仕上がりました。 


その頃までには

ランチの営業が終わったので

冷蔵庫から鯖を出すと



「2、3時間程度で

こんなに水が出るんだね。

卸してあるから

そのまま西京味噌に漬け込めば

良いものだと思っていたよ。」

「手抜きはいくらでも出来るけど

丁寧な仕込み=美味しさ

だから、手抜きは出来ないよ。」

「そうだよねぇ~。」


今日の鯖を仕込み終わると

ふぐとらちゃんが

これらは

なぁに?」

「こっちが

塩焼用で

こっちが

今日仕込んだ醤油干しだよ。」

「見れば分かるけど

どうして1枚ずつなの?」

「ランチに見える常連さんが

焼物が好きで

取っ替え引っ替え

焼物を変えるからだよ。」

「1枚ずつってことは

一人で来てくれるの?」

「そうだよ。

ランチの“季”をベースに

焼物と同じで

取っ替え引っ替え

アレンジしているんだよ。」

「あっ、分かった!

◆※◎¥さんじゃね?」

「そうだよ。」

「前から気になっていたんだけど

こうやって仕込んでいるんだね。

分かって良かったよ。

こういうのも

ありなんだぁ。」

「ありあり!

分かって

スッキリした?」

「うん♬

で、残りの醤油干しは?」

「今、焼き上がったよ。

ほら。」

「ん~

んまそう!」

「今日の昼ごはんだよ。

これに味噌汁と御飯でOK!

焼物って、それだけで

十分なおかずになるのが

いいよね。」

「それこそ

御飯泥棒じゃね?」

「そうだよ。

時々話しているけど

魚はそれぞれに違いがあるのが

魅力だしね。」

「刺身もあるし

加熱する料理も

煮る、焼く、揚げるがあるしね。」

「肉は加熱が基本だから

そういう意味では

魚の方が

作っていても楽しいし

そして、食べて美味しい😋

「納得、納得!

これだけ市場に行ってれば

魚の虜にもなるのが

よく分かるよ。」

「和食文化=魚菜食文化だからね。

仕込みも終わったし

お昼も食べたし

休憩するよ。」

「お疲れ様。

今日、魚の仕入れが無かったから

明日も市場だね、親方?」

「そうだよ。昼寝しないと

ガス欠しちゃうからね。」

「はぁ~い♬」 


今日の仕込みが無かった分

明日の魚の仕込みは

それなりの予定です。

もちろん、他の仕込みも・・・。

明日に備えて

この辺で失礼します。 


「明日は、どんな魚を仕入れて来るのかな。

それじゃ、また🐡」  by 熱血君

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