賄い用の丼
自分が普段通う沼津魚市場周辺には、海産物を扱う業者だけでなく、八百屋、運送会社、飲食店があり、仕入れの途中や帰りに立ち寄る一つが、
包装資材の専門店です。
昨日も立ち寄ったのですが、
店内に入ると、
器が並んだ棚に眼が行ってしまうのは、料理人の性で、素通りは出来ません。
棚を見てみると、
気になる器があり、
大特価、在庫限り、半額に違(たが)わず、2つしかなかったものの、
手に取り、レジへ。
そのまま包んでもらい、
買うことにしました。
蕎麦やうどん用の丼で、当店のような日本料理店では、使う機会は殆どないのですが、賄い用に使う予定です。
早速、今日使ったのですが、この丼に盛り付けた料理については、次回お話しさせて頂きます。
★☆★ 日本料理の匠 ★☆★
【佳肴 季凛】店主兼熱血料理人の自分が、
このように紹介されております。ご興味、ご関心のある方は、上の写真をクリックして、ご覧下さい。
急遽、水道の修繕
明日、明後日の御予約の仕込みが沢山あったので、
今日は、ランチの営業を、
お休みさせて頂きました。
仕込みを始めて、しばらくすると、
洗い場の水道から、音がして、水が吹き出しており、万事休す。
急いで、業者さんに電話をし、
修繕を頼んだのですが、
部品もなかったので、すぐには直りませんでした。
程なくすると、部品担当の方が見えて、
無事に直り、
仕込みを再開したのですが、約1時間の間、全くもって水道は使えないので、油を売るだけでした。
そんな今日の仕込みは、
揚物の粉打ちや、
先付の南京豆腐(南瓜で作った豆腐)などで、デザートのココナッツミルクのムースは、
普段の2倍分を、仕込みました。
これら以外にも、仕込みがあり、飲食店にとっては、水の必要性というか、有り難さを感じ、唯一の救いが、魚の仕込みが無かったのと、ランチの営業をお休みさせて頂いたことでした。
そして、迅速に対応してくれた業者さんに、この場を借りて、お礼を申し上げさせて頂きます。
昨日お話ししでは、鰆についてお話しする予定でしたが、急遽水道の修繕があったので、予定を変更させて頂き、鰆については、改めて後日お話しします。
★★★ 『佳肴季凛』謹製 【鰯の丸煮】 ★★★
当店では、お中元、お歳暮、手土産などの贈り物や、お取り寄せに最適な【鰯の丸煮】をご用意いたしております。
5パック(10本)入 2,250円 ※クール便にて発送可
“大羽(おおば)”と呼ばれる大きめの真鰯を使用し、店主の“熱き想い”と共に、煮詰めた逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。
新しい炊飯器
かれこれ10年ぐらい使っている炊飯器ですが、
先日、蓋の部分が、
取れてしまいました。
保温機能はいらないものの、炊くことは出来るのですが、如何せん不自由ですので、新調することにし、今日、
新しい炊飯器が、納品されました。
炊くだけの機能だけのシンプルなものですので、
今度の蓋は、
かぶせるだけのもので、使ったら、全て洗うことが出来ます。
正確には、2升2合炊ける大きさですが、2升炊きと呼ばれるもので、これまで使っていたものと同じ大きさのものです。
明日は炊く予定はありませんが、初炊きが待ち遠しい限りです。
★☆★ 大晦日お持ち帰りふぐ料理 『ふくはうち』 ★☆★
当店では、大晦日お持ち帰り“ふぐ料理”として、『ふくはうち』を、御用意致しております。
ふぐ刺、ふぐちり(野菜他具・特製ポン酢・薬味・ひれ付)の二人前のセットで、16,000円となっております。皆様のご注文、お待ちしております。
新しいユニフォーム
昨日、宅配便で荷物が届いたのですが、
中を開けると、
このようなリーフレットがあり、取り出したのは、
女将兼愛妻(!?)の真由美さん用のシャツと、
エプロンでした。
真由美さんのだけでなく、自分の作務衣というか、
コックコートもありました。
これまでのユニフォームがくたびれてきたのも確かですが、明後日のテレビ番組の撮影も兼ねて、注文した次第ですので、日の目を見るのは、明後日です。
☆★☆ 【とびっきり食堂】に出演 ★☆★
来たる8月1日(火)、静岡あさひテレビの情報番組『とびっきり!しずおか』(夕方4:45~)のコーナー『とびっきり食堂』で、
当店が紹介されます。
放送エリアは限られますが、お時間が許す方は、是非ご覧下さい。
直した砥石は、3つ
今日は、ランチの営業時間までに、仕込みを全て終わらせたこともあり、早めに休憩時間を取ることが出来たので、
シンクにブロックを置き、砥石を直すことにしました。
砥石は、包丁を研いでいるうちに、段々と表面が凹んでくるので、その凹み具合を見て、直さなくてはならず、これが、かなりの手間で、つい億劫になりがちです。
凹んだ面が下になるように、ブロックに乗せたら、
水道の水を少しずつ流しながら、
ただひらすら、前後にこすりつけます。
1つ目が平らになったら、
別の砥石を置き、
同じ様に、ひたすらこすり続けます。
それこそ、単純極まりない作業ですので、飽きっぽい自分にとっては、苦行そのものですが、大事な包丁を研ぐための道具ですので、手抜きは出来ません。
手抜きをすれば、ちゃんと包丁が研げませんし、速くて、綺麗な仕事は出来ません。
どうにかこうにか、
2つ目の砥石も仕上がり、
残るは、あと1つ。
凹んだ部分も、
あと僅かです。
とは言え、ここからが、なかなか進まないのが、世の常で、途中でやめるわけにはいかず、
ようやく全て終わり、
それぞれ、
面取りをして、
完全に、
終えることが出来ました。
ちなみに、3種類ありますが、右の灰色のものが、荒砥(あらと)と呼ばれる砥石で、刃こぼれした時などに使うものです。
真ん中の茶色のが、中砥(ちゅうと)で、使う頻度が最も多く、これだけでも、十分と言っても、過言ではありません。
そして、左側の薄いピンク色のものが、仕上げと呼ばれる砥石で、より鋭い切れ味を求めたい時に使い、研いだ面も、鏡のようになります。
これらを、水を入れた容器に、
入れておき、砥石直しは、ようやく終わりましたが、このようにしておくのは、使いたい時に、すぐ使えるように、砥石自体に、吸水しておくためです。
料理人に限らず、職人は、道具無しでは、仕事が出来ませんし、道具をぞんざいに扱うことは、御法度以外の何ものでもありません。
職人という仕事を選んだ以上、道具を大切にし続ける姿勢を失うことなく、日々、厨房に立ち続けたいものです。
★★★ 佳肴季凛謹製 鰯の丸煮 ★★★
当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な【鰯の丸煮】をご用意いたしております。
5パック(10本)入 2,250円 ※クール便にて発送可
“大羽(おおば)”と呼ばれる大きめの真鰯を使用し、店主の“熱き想い”と共に、煮詰めた逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。
ホシザキ70周年記念ノベルティのキッチンタイマー&計算機
昨日、業務用厨房機器メーカーの『ホシザキ』の営業の担当者から、
このようなパッケージの箱を、もらいました。
中に入っていたのは、
キッチンタイマーと、
計算機でした。
それぞれのパッケージに、
70thという文字が書かれているように、
『ホシザキ』の70周年を記念したもので、『佳肴 季凛』で使っている『ホシザキ』の機器は、全部で6台あります。
1台目が、
食器洗浄機で、
HOSHIZAKIのロゴと共に、ペンギンのマークがついており、去年の夏に、購入し、納品の様子については、こちらをお読み下さい。
2台目が、
コールドテーブル(冷蔵庫)で、これも、
マーク付きです。
3台目は、
アイスクラッシャーで、かき氷を作るものですが、かき氷のためにあるものではなく、
刺身などを盛り付けるのに使うためのもので、
マークこそありませんが、ロゴ付きです。
4台目は、
氷繋がりということで、製氷機で、
もちろん、マークも付いています。
そして、5台目が、
生ビールと樽ハイのサーバーで、
サッポロビールのロゴの隣に、マークが付いています。
最後の6台目が、
裏の厨房にある冷蔵冷凍機で、左側が冷蔵庫で、右側が冷凍庫になっており、冷凍庫の上に、
同じ様に、マークがついています。
6台も使用しているヘビーユーザーということで、計算機1つとタイマー2つをもらうことが出来ましたが、
どちらも、
非売品でした。
計算機は、下の娘にあげたのですが、
税率設定機能がついていて、実用的なのは、業務用機器メーカーらしいのには、妙に感心してしまいました。
80周年の時は、一体どんなものがもらえるのか、楽しみですが、それと共に、当店だけでなく、自分も歳を重ねるわけで、地道ながらも、歩き続けられるよう、日々の精進と努力を怠ることなく、厨房に立ち続けます。
★☆★ 日本料理の匠 ★☆★
【佳肴 季凛】店主兼熱血料理人の自分が、
このように紹介されております。ご興味、ご関心のある方は、上の写真をクリックして、ご覧下さい.
『言祝ぎ』と『ふくはうち』の器
沼津魚市場の周辺には、包装資材などを扱う専門店があり、配達もしてくれるのですが、仕入れに行ったついでに、
立ち寄ることもあり、早朝ですので、この時季だと、まだ暗い時もあります。
12月になると、
店内には、お節料理や正月の御席で使うための小道具というか、飾りものが並べられます。
『佳肴 季凛』では、大晦日のお持ち帰り料理として、
揚物と焼物を盛り込んだ『言祝ぎ』と、
ふぐ料理の『ふくはうち』を御用意するので、
このようなものが必要ですので、買うことにしたのですが、決め事はなく、その時の気分で、自分が選ぶものです。
どちらも、持ち帰り用の料理ですので、器も使い捨てのもので、これらは、築地の包装資材店から、
取り寄せました。
中を開けると、
器と、
蓋と、
器が、それぞれ入っていました。
準備が整い、あとは、仕込みを始めるのみで、明日は、本年最後の営業日です。今年も終わりが、いよいよ近づいてきました。
万事休す、冷凍庫
夏休み2日目の朝は、アクシデントが、発生してしまいました。冷凍庫の異常が、確認されたのです。すぐに、専門の業者が来てくれたものの、どうにもこうにもならず、故障となってしまいました。
・・・・・、万事休す。
先週の時点で、不具合があったものの、部品交換しさえすれば、問題ないと言われていた矢先でしたので、奈落の底に突き落とされた気分でした。
そうは言っても、営業日でなかっただけでなく、昨日まで休みだった市場が、今日から開いていたのも、不幸中の幸いでもありました。
その時点で、市場の問屋に連絡を取り、冷凍庫の食材を保管してもらうことにし、その準備に追われ、急いで向かうことにしました。
着くと、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんと、
荷物を下ろしました。
卸し終えると、
崩れないように、大きなラップで、ぐるぐると、
巻いてもらい、
固定されました。ちなみに、
荷物は、この2つの山で、市場用語で2パレットと呼んでいます。
そして、荷物は、
リフトに積まれ、
冷凍庫に、
入っていきました。
中は、
マイナス30度で、様々なものが、保管されていました。
とりあえず、これで一段落し、お腹も空いてきたので、食事を取るため、市場周辺に向かうと、
駐車場は、どこそこ一杯でしたが、馴染みの問屋の駐車場に、
停めさせてもらうことが、
出来ました。
そんな状況ですので、市場近辺は、
お祭り状態で、
早朝の市場しか知らない自分にとっては、まさに別世界ゆえ、どこそこへ行っても、行列でしたので、いき付けの喫茶店で、
コーラフロートで、喉を潤したものの、空腹感は満たされず、
取り引き先の練り物屋さんの『やいづ屋商会』の出店に向かい、
色々チョイスして、
お昼もどきにしました。
朝からのバタバタで、飲まず食わずに近い自分は、
これまた、ビールもどきで、喉を潤しましたが、やはり、もどきはもどきで・・・。
普段なら、本物の泡にするのですが、仕入れ用の車は、マニュアル車ですので、慣れない真由美さんには無理なので、冷凍庫の故障同様、泣く泣く・・・・。(涙)
一人仕事をしていると、全てが、自己責任です。事無く、日々の仕事が出来れば、良いのですが、天気同様、雨が降ったり、風が吹くこともあります。
そんな時、今日のように、泣きたくなることもありますが、最近では、自ら、人生三種の神器と呼ぶ努力、忍耐、工夫を、思い浮かべると、何故か、不敵に笑う自分を、感じます。
不惑を超えて、図太くなったのか、鈍感になったか、丸くなったのか、それとも・・・・・。でも、そんな自分にしてくれたのは、お客様だと思います。
そして、自分以上に、泰然自若としている真由美さんの仕草に、男たるもののあり方を、教えられつつある今日この頃です。
新しい食器洗浄機
どんな職場でもなくてはならない存在があり、それらは、人間ではなく、道具や設備であることが多く、『佳肴 季凛』にもあります。
その一つが
食器洗浄機(食洗機)です。
『佳肴 季凛』にリニューアルする前からのベテランで、約20年も、ここに居座り、ただただ洗い物をしてくれていましたが、2,3年くらい前から、夏の時季になると、長年の疲れなのか、動きが悪くなっており、引導の渡し方を、頭の隅に置いていました。
それでも、老体に鞭を打たされ、騙されつつ、ここまで来てくれましたが、先週の半ばから、無理を強いても、応えらえない状況になったので、引導を渡しました。
そして、昨日のランチの営業後、新しい食洗機への代替わりをしました。旧型機は、
ガス設備も使っていたので、その取り外しから、始まりました。
それが終わると、
取り外すために、食洗機専門の業者が来て、
作戦会議をしていました。
会議終了後、
旧型機は、
台車に乗せられました。まさに、『ドナドナ』の心境です。
そんな様子を尻目に、
新型機は、灼熱の中、デビューを待っており、そんな新型機の居場所を、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、掃除してくれていました。
その後、
新型機が運ばれ、
様々な微調整が、
施され、
無事に、収まりました。
そして、
最終確認の後、
使い方の説明を、真由美さんと一緒に、聞きました。
新型機は、旧型機と異なり、ガスを使うことがないので、洗い場の仕事も、今までよりは、楽になり、
途中で、冷却水を注入する必要も、ないかもしれません。(笑)
新しい卸し金
【佳肴 季凛】で使う山葵は、ランチメニューの一部を除いては、
生の本山葵で、静岡県富士宮市産のものです。
刺身などに添える時は、その都度卸しています。卸す時は、より風味と粘りが出るように、卸し金の裏側で卸しているのですが、これまで使っていた卸し金が、
擦り減ってしまったので、
新しいものを、買うことにしました。というのも、これまで使っていた卸し金の表側では、目が粗いからです。
袋から出すと、
このような感じですが、使うのは、これまで通り、
裏側です。新品ですので、目が粗いのは、言うまでもありません。ですので、
これまでのものと、
新しいものとを使う“合わせ技”で、
これから暫くの間、卸すつもりです。
生山葵とか、本山葵と言われるように、その味わいは、やはり本物です。とりわけ、
“大間の鮪”のような生の天然ものに添えられた山葵が、粉山葵やチューブ入りの練山葵だったら、興ざめ以外の何物でもありません。
料理に限ったことではありませんが、感じ方、とらえ方は、人それぞれです。ただ、本物というものは、時に認められなくても、唯一無二のもので、その存在は、どんなことがあっても失われることはないはずです。そこに恋焦がれて、料理を作る自分にとっては、全てなのですが、そこに辿り着けなかったとしても、目指していることも、代え難い自分の本心なのです。
★★★ 期間限定 会席料理 ★★★
2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)“春支度”を、御用意致しました。
先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。