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もっとおいしいお話し

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麻布の虎、来たる

今日は、

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ご予約を頂いていたふぐ料理の御席を、カウンターに御用意しました。

 

夕方になり、

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ふぐ刺を引き終えたら、

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ラップをしたら、冷蔵庫へ。

 

今日のふぐですが、刺身は、木曜日に入荷した三重県安乗産の天然のとらふぐで、ふぐちり、唐揚げ、白子は、安乗だけでなく、同じ三重県でも、熊野産のものも、お出ししました。

 

また、今日のお客様は、facebookで知り合いになった“麻布の虎”こと、東京・南麻布の日本料理店『あらき』のご主人の荒木さんでしたので、約半年ぶりの再会が嬉しかっただけでなく、自分の料理をお出しするのが、初めてということもあり、半ば緊張していました。

 

それ以上に、所謂オーナーシェフという同業の先輩とお話し出来る時間を持てることに、

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他のお客様の料理をお出ししながら、嬉々として、ご来店をお待ちしていました。

 

そうこうしていると、荒木さんとお連れ様がご来店し、御席に座り、料理をお出しし始めたのですが、ここからの写真は、荒木さんのものです。

 

先付のうすい豆腐に始まり、

s-荒木 うすい豆腐

同じく先付の生の本鮪(那智勝浦産)を、

s-荒木 鮪

お出ししました。

 

この後は、

s-荒木 ふぐ刺

ふぐ刺、

s-荒木 ひれ酒

焼白子、

s-荒木 唐揚げ

唐揚げをお出しし、これらを肴に、

s-荒木 白子

ひれ酒を・・・。

 

カウンター越しですので、料理はもちろんこと、商売のことなどについて、訊いたり訊かれたりして、陥っていた落とし穴に気付かされたりしました。

 

また、同席された方は、荒木さんのお店の常連さんで、『佳肴 季凛』には二度目のご来店ということもあり、楽しくお話しすることも出来、自分達のやり取りが、料理以上の肴らしく、自分だけでなく、女将兼愛妻(!?)の真由美さんにとっても、学ぶべきことが、沢山ありました。

 

その後、ふぐちりをお出し、

s-荒木 ふぐちり

ふぐちりを召し上がっていると、他のお客様もお帰りになり、ひと段落がついたので、

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何はともあれ、乾杯♫

 

その後、

s-荒木 雑炊

雑炊を召し上がりながら、再びよもや話しに華を咲かせていたのですが、楽しい時は過ぎるのも早く、お帰りになる時間となり、

s-あらき

皆で、記念撮影。ちなみに、写真の右側が、荒木さんで、左側のモザイクがかかっている方が、『あらき』さんの常連さんです。

 

生活環境こそ、違うものの、同じ様な立場の方のお話しは、実学そのもので、想像以上に、ためになる時間で、縁あって、荒木さんのような方と知り合いになれたことに、感謝の念は尽きません。

 

こういう機会に、これからも恵まれるよう、日々の仕事に、精進しなくてはならないと思ったのでした。

三重は三重でも、伊勢志摩・安乗産のとらふぐ(天然)

今朝は、沼津の魚市場に、

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仕入れに行って来ましたが、最初に向かった先は、売場ではなく、

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荷造り場で、荷造り場とは、各売場や問屋などで、仕入れたものを一カ所に集めておく場所です。

 

ここに、自分の買い番である【47-9】と書かれた札が置かれた発泡スチロールがあり、

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見にくいかもしれませんが、1(本)入、2,5(キロ)と書かれていました。

 

中を確認すると、

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天然のとらふぐがスイスイ。となれば、萌え燃え・・・❤

 

先程お話ししたように、2,5キロの大きさということで、自分が、萌え燃え・・・❤の想いを込めて、BIGちゃんと呼んでいるサイズのものでした。

 

産地は、三重県ですが、三重県でも、最も仕入れる機会が多い熊野ではなく、伊勢志摩の安乗という漁港で、安乗から仕入れるのは、約5ヶ月ぶりのことです。

 

また、先週仕入れた三重県熊野産のとらふぐが、延縄漁の最終便となるはずでしたが、この安乗産が、結果的に、最終便となりました。

 

その後、ひととおりの仕入れを終え、『佳肴 季凛』に戻り、

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取り出し、締めてから、

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血抜きのため、放血。

 

とりあえず、とらふぐはこのままにしておき、この他に仕入れてきた魚の下拵えに取り掛かることにしたのですが、

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女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、まな板周りを養生してもらいました。

 

その後、

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真由美さんは、

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新物の蛍烏賊(富山)の目玉、軟骨、くちばしを、

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丁寧に、

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取り除いてくれました。

 

一方、自分は、

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小肌(佐賀)を開き終えたら、塩をあてておき、その後、

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鯵(鹿児島)の下拵えを始めました。

 

身の部分は、

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はらわたを抜き、頭の部分は、

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半分に割っておきましたが、半分に割るのは、えらなどを外し、きれいに水洗いしたら、こんがり焼いて、出汁を取るためです。

 

この後、

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真打ちが登場となったのですが、2月末で、終了となった延縄漁で水揚げされてから、一週間、海の生簀で、泳がせていたこともあり、

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ひれは擦れていましたが、身には、全くキズがなく、一週間も生簀にいたものとは思えないほど、状態が良く、自分でも、驚きました。

 

このような状態が保たれるのは、漁師さんの方の扱いが丁寧であるだけでなく、その中でも、より良い船を選んで買い付け、船のまま、生簀まで入れてもらい、魚体に触れる回数を出来るだけ少なくして、滑りを取らないようにされているからだと、聞きました。

 

これは、とらふぐだけに限ったことではなく、以前お話ししたことがあるように、紀州は、日本の漁業のメッカとも言うべきところです。

 

様々な魚が水揚げされ、その取り扱い方が上手であるだけでなく、そこに住んでいる人達の食生活も魚食文化が根付いていることの証で、それについては、その時のお話しの後半部に、書いてあります。

 

卸し始めると、

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真由美さんは、

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鯵を水洗いしてくれていました。

 

その間に、ふぐを卸していたのですが、

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メスでしたので、猛毒ゆえ食べることが出来ない卵巣(真子)が出て来ました。

 

普段なら、真由美さんが、ふぐの水洗いをしてくれるのですが、

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今日は、鯵の水洗いをしていたこともあり、

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自分が水洗いをし、

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拭き上げ、ふぐの仕込みが終わり、

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鯵の頭と中骨も、焼き終えることが出来ました。

 

市場に行ったこともあり、週末に備えて、

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今日のお昼は、ミックスフライ(海老、鯵、牡蠣)で、パワー注入。

 

マクロビオティックを基本にした食生活ですので、雑穀御飯と一緒で、ちなみに、肉類を食べることの少ない自分のようなタイプは、ペスコベジタリアン(魚菜食主義者)と呼ばれています。

 

そして、今夜は、“お疲れちゃん♪”の合言葉と共に、

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♫お酒は、熱めの燗がいい~ 肴は 炙った黒はんぺん♫と、鼻歌まじりで・・・。

 

また、ここ最近、牡蠣フライに限らす、

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牡蠣にはまっており、

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鍋に仕立てて、“お疲れちゃん♪”など、名残の牡蠣を堪能するため、

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魚市場の売場で、

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牡蠣を、仕入れることもしばしばです。

 

今更ですが、自分にとって、魚市場は、ちょっとしたアミューメントパークで、まだまだ寒さが続いているこの時季は、早起きが億劫なこともあるのですが、自らの“早起き手当”のために、そんなことも忘れることもしばしばです。

 

これも、魚市場へ行くことの楽しみの一つと言えば、一つかもしれません。(笑)

唐揚げの無いふぐ料理が、メインの『特別会席』

これまでに、何度かお話ししている『特別会席』(要予約)の料理内容ですが、先日御用意したものは、ちょっと変わった献立でした。

 

この時季の『特別会席』は、ふぐ料理をメインにすることが多いのですが、

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この日も然りで、ふぐちりをはじめ、様々な料理を準備して、お客様がお見えになるのを、お待ちしたおりました。

 

お客様がご来店したら、先付のうすい豆腐(グリンピースで作った豆腐)に始まり、

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刺身の三種盛りを、

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お出しし、三種盛りの内容は、生の本鮪(那智勝浦)、蛸(愛知)、小肌(佐賀)でした。

 

この次に、

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生の牡蠣に、生のパン粉をつけて揚げ、ソースと共に、牡蠣フライをお出ししたのですが、それこそ、ごくごく普通のものでした。

 

殆どの場合、天然のとらふぐの唐揚げをお出しするのですが、常連のお客様で、様々な料理を召し上がっており、牡蠣などの貝類がお好みということもあり、この日は、牡蠣フライをお出ししました。

 

牡蠣フライというと、日本料理店の揚物らしくないのは、確かですが、どんな料理も、お客様が召し上がってこそ、意味があるので、このようなアレンジをすることも、しばしばです。

 

ただ、牡蠣フライのような料理をお出しするお客様は、先程お話したように、常連さんで、鯵フライなども、お出ししたこともあります。

 

牡蠣フライの後は、いつもの『特別会席』らしく。

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ふぐ刺、

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ふぐちり、焼物の第一弾として、

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ふぐの白子を焼いて、お出ししましたが、この日のふぐは、三重県産の天然のとらふぐでした。

 

その後、焼物の第二弾として、

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鰆(下関)の西京焼をお出ししたら、酢の物に、

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鰻と胡瓜のを使ったうざくを、お出ししました。

 

うざくをお出しすることは、これまでにもありましたが、夏場が多いだけでなく、この鰻が既製品ということもあり、余程のことがない限り、お出しするのは、やはり常連のお客様が、殆どです。

 

ちなみに、この鰻は、

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小鍋仕立てでお出しするためのもので、急なご予約などに備えて、ある程度、ストックしてあり、産地は、“世界の5分の1の人口が住むお隣さん”です。

 

酢の物のうざくの後、

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お新香と取り皿を御用意したら、先程のふぐちりの土鍋を下げ、その出汁で、

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ふぐ雑炊を仕立てて、お出ししました。

 

頃合いを見て、

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デザートの桃のアイスをお出しし、この日の『特別会席』は終わったのですが、タイトルにもあるように、ふぐの唐揚げこそ無かったもののふぐ料理が、メインの『特別会席』でした。。

 

お品書きにもあるように、

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『特別会席』は、

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お客様とご相談の上で、献立を決めさせて頂いておりますので、ご予約の際に、色々とお申し付け下さい。

 

また、『特別会席』に限ったことではありませんが、可能な限り、ご予算に応じて、対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせ頂けると、幸いです。

延縄漁の天然とらふぐの最終便

今朝は、沼津の魚市場に仕入れに、

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行って来ました。

 

この売場の隅に、

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三重県から届いた自分宛の荷物があり、中を確認すると、

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1本ですが、天然のとらふぐが、無事に到着したので、萌え燃え・・・❤

 

その後、ひととおりの仕入れを終え、『佳肴 季凛』に戻り、仕込みの目途がついたら、

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まな板に乗せ、

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締めて、

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血抜きのため、海水の入ったボウルに入れておきました。

 

卸してみると、

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残念ながら、メスでしたので、中からは、猛毒の真子(卵巣)が・・・。

 

卸し終えたら、いつものように、

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女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、水洗いしてくれ、

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拭き上げ、ふぐの仕込みが終わりましたが、このとらふぐの目方は、

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2,6キロでした。

 

天然のとらふぐへの萌え燃え・・・❤の想いを込め、自分が勝手に、“BIGちゃん”と呼んでいる大きさで、“BIGちゃん”とは、2,5キロ以上、4,0キロ未満のものです。

 

ところで、東海三県(静岡、愛知、三重)のとらふぐ(天然)の延縄漁が、昨日で、その漁期が終わり、自分としては、淋しい限りですが、千秋楽とも言うべき日に、“BIGちゃん”が入荷したことで、その淋しさも、和らぎました。

 

延縄漁は終了したものの、例年、これからの時季、定置網にかかったものが入荷してくるのですが、今年は、どうなるのか、期待と不安が入り交じっています。

二週連続で、昼ふぐ&晩ふぐ

日曜日の今日は、先週に引き続いて、昼ふぐと晩ふぐのご予約を頂いていたので、

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ランチの営業時間までに、昼ふぐと、

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晩ふぐのふぐちりを、

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盛り付けておきました。

 

蓋をしたら、晩ふぐの方は、

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冷蔵庫にしまっておき、

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ふぐ刺を引き終えたら、ラップをして、冷蔵庫へ。

 

また、今日の昼ふぐのお客様の御席は、

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個室に御用意しました。

 

お客様がお見えになったので、先付から、順番にお出ししたのですが、今日は、二品あるうちの一品の先付は、

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キプロス産の生の本鮪の中とろの部分で、その後、

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ふぐ刺、

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唐揚げ、

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焼白子などをお出ししました。

 

ランチの営業が終わり、晩ふぐの準備をし、ふぐ刺を引き終えたら、

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冷蔵庫へ。

 

晩ふぐのお客様にお出ししたふぐ刺は、ご用望で、

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LLサイズをお出ししました。

 

また、唐揚げは、

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ジャンボちゃんのかまの部分をお出ししたのですが、ジャンボちゃんとは、4,0キロ以上の超特大の天然のとらふぐのことで、下味をつけたかまの味わいは、旨味の宝庫そのもので、自分がお客様になりたいくらいでした。

 

昼ふぐ、晩ふぐも、この時季は、ご予約なしでも、御用意が可能ですが、今日のような週末は、法事などの団体のお客様の御席があることも多いので、予めお問い合せの上、ご予約をして頂けると幸いです。

レモンの果汁が、メインのぽん酢

ふぐ料理に欠かせないのが、

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ポン酢ですが、もちろんお手製のもので、このように仕込んでいます。

 

ところで、先日、知人から、

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沢山のレモンを頂きました。

 

無農薬のものですので、

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皮もきれいではありませんが、果肉は全く問題なかったので、ポン酢を仕込むのに、使ってみることにしました。

 

レモンだけで作っても、味や香りに深みがないので、いつものように、徳島県から、

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ゆこうと橙の果汁を取り寄せただけでなく、先日、試供品としてもらった橙の果汁も、

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使うことにしました。

 

きれいに洗って、皮についた水分を拭き取ってから、

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半分に包丁し、

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搾ると、

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このように、果汁が取れましたが、見ているだけでも、唾液があふれてきそうです。

 

レモンの果汁が、約1,5リットルあり、瓶詰めのものは、それよりも、いくらか少ないので、今回のポン酢は、レモンがメインということになりました。

 

柑橘類の果汁の準備が出来たので、醤油などを合わせた調味料に、

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レモンの果汁、

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瓶詰めの柑橘類の果汁を、

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合わせ、

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2,3日おいておき、仕上がったものを、味見してから、普段お出ししているポン酢とあわせたところ、

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なかなかでしたので、合わせて使うことにし、とりあえず、このまま瓶詰めしておきました。

 

自然素材ゆえ、その時々に、味に変化があるのは、当然のことですが、その誤差をできる限り、調整するのも、料理人の技量で、さらに、それをアレンジすることに、料理の妙というか、面白味があり、その変化こそが、料理の進化なのかもしれません。

 

☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★

毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。

 

次回は、3月2日(木)の予定です。

s-ラジオエフ

s-うまいラジオ

放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。

定休日明けは、魚三昧

今朝は、【沼津魚市場】に仕入れに行って来ましたが、最初に向かったのが、

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この売場で、

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片隅に、自分宛ての発泡スチロールがあり、三重県から届いたものです。

 

上の小さな発泡スチロールには、

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生のミンク鯨の塊が入っており、下のものには、

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天然のとらふぐ(1本)が、入っており、いつもなら、複数なのですが、昨日の水揚げが、1本だけでしたので、このような入荷となったものの、やはり気分は、萌え燃え・・・❤

 

一方のミンク鯨は、定置網にかかったもので、目方は1トンほどのものとのことでしたが、そのような単位となると、自分も、全く見当がつかないので、体長を訊いたところ、5メートルくらいと、言われたので、大体の大きさの想像は尽きました。

 

その後、別の売場に行くと、

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真鰯が、

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山積みにされていたので、『鰯の丸煮』を仕込むため、

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2ケース仕入れることにしたのですが、この真鰯は、

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静岡県焼津産のもので、この売場で、鯵(富山)も仕入れました。

 

この次に、別棟の構内に行くと、

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活魚の生簀は、空っぽで、

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床も乾いていて、

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いつもの半分以下の入荷状況でした。

 

そして、活魚売場に行くと、

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地物の平目などが、

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一列だけ入っており、他の生簀は、先程の売場同様、

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ガラ~ン。

 

活魚売場の後に向かったのが、滅多に行くことのない鮪の売場で、

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セリ前の様子を尻目に、向かったのが、

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冷凍鮪を切り分ける作業場で、

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先日築地から届いた本鮪(アイルランド)の大きめの柵を、

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使いやすい大きさに、

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切ってもらいました。

 

ひととおりの仕入れを終えたので、【沼津魚市場】を後にし、【佳肴 季凛】に戻ったら、ちょっとした魚屋さん状態の仕込みが待っており、とらふぐ、鯵、真鰯の水洗いを、

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女将兼愛妻(!?)の真由美さんに託しました。というよりも、いつもながらのことなのは、ご承知かと思いますが・・・。

 

そんな真由美さんの隣で、自分は、

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水洗いしたとらふぐの手直しをし、拭き上げ、

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とらふぐの下拵えが、終わりました。

 

その頃には、テーブルや個室のセットを終えたホールスタッフとともに、

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出汁を取るために、包丁しておいた鯵と真鰯の頭や、

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鯵の中骨を、

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掃除してくれましたが、今風に言うところの“女子力”で、難なく終わらせ、

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そのまま焼いてから、

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野菜の手くずや、出汁を取った鰹節、昆布、干し椎茸の足と共に、出汁を取るため、鍋に入れました。

 

出汁用に全て使わなかったので、残りは、

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このまま、冷蔵庫にしまっておきました。

 

真鰯の身の部分ですが、真由美さんが、

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クッキングシートを敷いた鍋に、真鰯を並べ終えたら、

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落とし蓋をして、

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煮崩れないよう、超々弱火で、火に掛けました。

 

どうにかこうにか、合間を見ながら、ランチの営業時間内に、ここまで終わらせることが出来、お昼を食べることにしたのですが、仕込みが手一杯だったこともあり、

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今朝の鯵をフライにし、雑穀御飯、生野菜、具沢山の味噌汁と共に、お昼御飯としました。

 

そんな今夜は、ふぐ料理の先付に、

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ミンク鯨の刺身をお出しししました。

 

また、夜の営業の合間を見ながら、今朝の本鮪の柵を、

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クッキングシートで包んでから、

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真空パックして、冷凍庫へ。

 

そんな今夜は、お客様のお帰りを待ちながら、

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ミンク鯨の手くずと、下足の塩焼で、“お疲れちゃん♪”@厨房と相成り、魚三昧の定休日明けの一日は、こうして終わったのでした。

 

☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★

毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。

 

次回は、3月2日(木)の予定です。

s-ラジオエフ

s-うまいラジオ

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”昼ふぐ”あり、”晩ふぐ”ありの日曜日

今日は、

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“昼ふぐ”のご予約を頂いており、お客様のご希望で、テーブルに御席を御用意しました。

 

また、“晩ふぐ”のご予約を頂いていたこともあり、

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両方のふぐちりを盛り付け、“晩ふぐ”の方は、冷蔵庫に入れ、“昼ふぐ”の方だけ、

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準備しておきました。

 

その後、

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ふぐ刺を引き終え、冷蔵庫へ。

 

今日のふぐは、木曜日(16日)に入荷した三重県産の天然のとらふぐで、卸してから、3日経っており、ちょうど旨味と歯応えのバランスが、黄金比率にさしかかっているくらいの感じでした。

 

お客様がお見えになり、二品の先付をお出しした後、

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ふぐ刺、

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唐揚げ、

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焼白子など、ひととおりのふぐ料理をお出しし、頃合いを見て、

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ふぐちりの後の雑炊、

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デザートの桃のアイスをお出ししました。

 

そして、夕方になり、

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“晩ふぐ”のお客様のふぐ刺を引き終え、冷蔵庫へ。

 

そして、今日の“昼ふぐ”と同様の流れで、

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ふぐ料理をお出ししました。

 

“昼ふぐ”に限らず、“晩ふぐ”も、この時季は、ご予約なしでも、お召し上がり頂けますが、週末の“昼ふぐ”に関しては、法事やお祝いの御席があることも多いので、ご予約をお勧めしております。

 

詳細やご不明な点に関しては、直接お問い合せ下さい。

とらふぐ&しまふぐは、三重県産

昨日に引き続き、今日も、

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沼津の魚市場に、仕入れに行って来ました。

 

この売場の隅に、自分宛てに、

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三重県から届いた発泡スチロールがあり、中を開けると、

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上の発泡スチロールには、活締めにされたしまふぐが、5本入っており、その下の大きなものには、

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2本のとらふぐが、活きたまま入っており、胸をなで下ろすと共に、萌え燃え・・・❤

 

活締めにされているように、水揚げされた漁港では、

s-シマフグ生簀

このように泳いでおり、しまふぐはとらふぐの延縄漁の外道として、水揚げされるのですが、珍しくとらふぐよりも、多かったようでした。

 

そんな気分のまま、

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別の売場に行くと、

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御前崎産のとらふぐが、

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合計で、

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4本入荷しており、

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それらの目方は、3本が1,1キロで、1本が0,9キロでした。

 

既に、2本仕入れてあったので、セリの状況次第では、仕入れるつもりでしたが、あまりの高値に、手も足も出ない状況で、魚市場を後にしたのでした。

 

【佳肴 季凛】に戻り、ひととおりの仕込みの目途がついたので、

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2本のとらふぐを、

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締めてから卸すと、最初の1本は、

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メスでしたので、猛毒ゆえ不可食の真子(卵巣)が入っていましたが、もう1本は、

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オスで、十分に成長した白子(精巣)が、入っていました。

 

とらふぐを卸し終えたら、しまふぐを卸すことにしたのですが、しまとつくように、表面の皮は、

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縞模様をしており、もう一つの特徴は、

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全てのひれが、鮮やかな黄色をしている点で、黄色で縞模様となれば、こちらの方が、とらふぐと言っても、良さそうな気がしないでもありません。

 

そういうわけではありませんが、とらふぐとしまふぐの可食部位は、全く同じでもありますが、皮もひれも、味見をしたことがありますが、美味しくないので、どちらも処分しています。

 

しまふぐを卸し始めると、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、

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とらふぐの水洗いを、始めてくれました。

 

その後、真由美さんは、

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しまふぐの水洗いもしてくれ、

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それらを、

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自分が手直しし、水洗いが終わりました。

 

その頃、真由美さんは、

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シンクの掃除を、してくれていました。

 

そして、

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とらふぐと、

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しまふぐの仕込みが、

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終わり、白子も、

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一緒にしておきましたが、しまふぐは、全てメスでしたので、白子はありませんでした。

 

そんな今夜は、クオリティ・チェックを兼ねて、

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しまふぐの唐揚げと、ふぐ皮をお供に、“お疲れちゃん♪”と相成り、一日の労をねぎらったのでした。

三重県産のとらふぐ&真ふぐ

今日は、

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【沼津魚市場】に、仕入れに行って来ました。

 

この売場に向うと、三重県から届いた自分宛の荷物があり、

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このように、梱包されていました。

 

上の発泡スチロールを開けると、

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活締めにされた真ふぐが、1本入っていましたが、天然のとらふぐではないので、萌え燃え・・・❤とはならず。

 

その下の発泡スチロールを開けると、

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2本の天然のとらふぐが、活きたまま入っていたので、もちろん萌え燃え・・・❤

 

その後、仕入れを終えたら、【佳肴 季凛】に戻り、ひととおりの仕込みを終えたら、

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2本のとらふぐを締めてから、

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3本のふぐを卸すことにしたのですが、2本のとらふぐの目方が気になったので、

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小さい方を秤に乗せると、

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1キロ手前で、針が止まりました。

 

もう一方のとらふぐを秤に乗せると、

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針は、

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3,1キロを越えたところで止まり、自分が、BIGちゃんと呼んでいるサイズで、BIGちゃんとは、2,5キロ以上4,0キロ未満の大きさのもので、自分は勝手に名付けたものです。

 

その後、ふぐを卸すことにしたのですが、

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その頃、女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、

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ふぐの前に下処理をしておいた鯵(焼津産)を、

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水洗いしてくれていました。

 

最初に、真ふぐを卸し、その次に、小さいとらふぐを卸すと、

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十分に成長した白子(精巣)が入っていましたが、BIGちゃんは、

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残念ながら、真子(卵巣)でした。

 

これまで何度もお話ししていますが、白子は無毒で、食用可能ですが、真子は、猛毒ゆえ、食用不可能で、食べると、痺れてしまいます。

 

そして、鯵の水洗いを終えた真由美さんは、

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ふぐの水洗いをしてくれ、卸し終えた自分が、

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手直しをし、

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ふぐの仕込みが、終わりました。

 

上の2本がとらふぐで、下の1本が真ふぐですが、真ふぐは、

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とらふぐとは異なり、皮が有毒ですので、くちばしを処分し、ひれを切り落としてあるだけでなく、くちばしも処分してあります。

 

ふぐは、その種類により、可食部位が異なり、とらふぐのように、皮を食用に出来るのは、限られているというよりも少なく、白子も、食用に出来るものもあれは、そうでないものもあるので、ふぐの取り扱いに、免許が必要なのは、お分かり頂けると思います。

 

先ほどの白子を、

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秤に乗せてみると、その目方は、

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160グラム(0,16キロ)を越えていました。

 

全体重の1キロに対して、白子の目方が、1割を越えているとなれば、まさに“泳ぐ生殖腺”としか、言い様がありません。

 

そんな今夜は、この白子を、

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ふぐ料理を召し上がったお客様に、

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焼いて、お出ししました。

 

また、明日も、三重県から、ふぐが届くので、

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お客様がお帰りになった後、カウンター周りを養生し、

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ふぐの仕込みに使う道具類を準備しておきました。

 

ということで、明日も、魚市場に行くので、これにてお暇させて頂き、明日は、今日の続編について、お話しします。

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