6本の天然とらふぐ(福島産)&2本の【西京漬】用の銀鱈(アラスカ産)
Vol.3829
“身体に優しい、美味しい日本料理”を、
信条とする『佳肴 季凛』店主兼
熱血料理人の志村弘信です。
昨日は沼津魚市場に
来なかったので
今日が11月の初市
ということになります。
活魚売場に行くと

福島県産のとらふぐ(天然)が

7本入荷していました。
その後、仲買人と作戦を立てたら
他の売場へ。
活魚売場に戻ると

セリが終わっており

6本のとらふぐをGET。
となれば、萌え燃え・・・
生簀から取り出し

締めてから

持ち帰ることにしました。
帰る前に

冷凍ものの売場に立ち寄り

【西京漬】用に

銀鱈(アラスカ産)を2本仕入れました。
『佳肴 季凛』に戻ると

熱血君がやって来て
「おはようございます、親方♬
月初めから
萌え燃え・・・だね。」
「おはよう。気分爽快!」
「それはいいんだけど

銀鱈が

いつものより小さくね?」
「小さいよ。ほら

比べてごらん。」
「比べるも何も
一発で分かるじゃん。
いつもケースごと仕入れるのに
バラなのは、どうしてなの?」
「色々あって
小さめの銀鱈が
どの程度のものなのか
試してみることにしたんだよ。」
「これまでにも
使ったことあるの?」
「かなり前だけど、あるよ。」
「どうだった?」
「脂の乗りは
変わらないような気がしたけど
小さいから
歩留まりが良くなかったような・・・。」
「歩留まりって?」
「魚1本に対して
食べる部分の割合のことだよ。
銀鱈の場合、1本から取れる
切身の枚数ってことかな。」
「ふぅ~ん。」
「魚の使い勝手によっても
違いはあるよ。」
「何となく分かったよ
色々って言ってたけど・・・。」
「長くなるから
また今度ね。」
「はぁ~い。」
ちなみに、普段使っている銀鱈の目方は

2キロ程度で
今日仕入れた銀鱈は

1,5キロ程度です。
2~3割の違いがあるだけでなく
見た目からして
取れる切身も
6枚前後になります。
明日、卸したら
またお話しすることにし

いざ、とらふぐを卸さんとす。
卸した後の水洗いは

女将兼愛妻(!?)の真由美さんで

自分が手直したら
拭き上げ

とらふぐの仕込みが終了。
そして、ランチの営業が終わったら

銀鱈の切り落としの西京焼を
おかずに、昼ごはん。
切り落としでも
十分な脂の乗り具合は抜群で
御飯泥棒としか
言い様がありません。
それはさておき
今日仕入れた銀鱈が
気になるところです。
【特別会席】も賄いも、鰆(さわら)の西京焼
Vol.3825
“身体に優しい、美味しい日本料理”を、
信条とする『佳肴 季凛』店主兼
熱血料理人の志村弘信です。
今夜は

【特別会席】のご予約を頂いており

小鍋仕立てでお出しする

牛肉(国産牛)を盛付けると

ミニふぐ達がやって来て

「んまそ~、親方!」
「いい感じの肉だよ。
少し余るから
食べさせてあげようか?」
「マジ!?」
「マジだよ。」
「やったぁ~!
親方はいいの?」
「いいよ。だって
今日の焼物が

鰆(さわら)の西京焼で
その切り落としの方が
ずっといいよ。」
「この間のブログに
書いてあったけど
そんなにいいの?」
「そんなにいいよ。」
「鰆愛、スゲ~!」
そんな鰆愛について書いたのが

というお話しです。
ということで

今日の昼ごはん!
切り落としですが
“はらす”にはじまり
かま”などです。
“はらす”は
いわゆる大とろで
いくらでも食べられる
軽い脂の乗りが堪りません。
“かま”の部分は
骨から出る旨味が
やはり、堪りません。
そして、鰆パワーのお陰で

愛を込めて、焼かせて頂きました。
【特別会席】と言えば

ふぐ刺は、欠かせません。

「ふぐは遠州灘産の
天然のとらふぐなんだよね、親方。」
「そうだよ。」
牛肉を食べたいばかりに
つい顔を出すミニふぐ達。
まぁ、子供同然なので
許しておくんなまし。(笑)
さて、鰆を堪能した今日が終わり

明日はバスツアーのお客様が見え
焼物は

サーモンの西京焼になります。
明日をクリアすれば
とりあえず、今週も終了。
とりあえずというのは
月曜日に軽めの
休日出勤があるからです。
その程度なら、鰆パワーで
軽くクリアします。
臨時休業の日の静岡県舞阪産のとらふぐ(天然)
Vol.3809
“身体に優しい、美味しい日本料理”を、
信条とする『佳肴 季凛』店主兼
熱血料理人の志村弘信です。
今朝、 沼津魚市場に行くと

静岡県舞阪産のとらふぐ(天然)が

届いていました。
静岡県内では
遠州灘産のとらふぐとも
呼ばれています。
中を確認すると

海水は濁っていながらも
6本全て無事となれば
萌え燃え・・・
海水が濁っているのは
昨日の水揚げのとらふぐのため
お腹の中の餌を吐き出したからです。
その後、

売場を変え

取り出し

締めてから

持ち帰ることにしました。
まな板に乗せると

熱血君がやって来て
「親方、おはようございます♬」
「おはよう。」
「今日は、活きたままじゃないんだね。」
「そうだよ。
じゃあ、ここで問題ね。」
「えっ、何!?」
「6本のうち、元気なものと
そうでないものがいるのが
分かるかな?」
「どれもこれも
締めてあるから
分からないよぉ。」
「このは

元気だよ。」
「・・・・。」
「このは

いまいちかな。」
「傷があるとか・・・。」
「はい

よ~く見てごらん。」
「あ~、う~ん。」
「はい、
時間切れ!」
「ありゃりゃ。」
「目が違うのに
気付かない?」
「あっ、本当だ。
元気なは
ちゃんとしているけど
そうでないは
上向きで、逝っちゃっているよ。」
「そうだよ。」
「活きている時は、
同じでしょ?」
「同じと言えば、同じだけど、
虫の息状態になると、
目が怪しくなるよ。」
「へぇ~。
『目は口ほどに物を言う』って
いうだけあるね。」
「難しい言葉を
知っているね。」
「えへへ・・・。」
「今日は、時間が無いから、
始めるよ。」
「はぁ~い。」
こんなやり取りの間に
まな板周りの養生を済ませた

女将兼愛妻(!?)の真由美さんは

一昨日のとらふぐの皮の下処理を

始めてくれました。
皮の下処理を終えた真由美さんは

卸したとらふぐの水洗いを始め

その後、自分が手直しをして

洗い上げると、

まな板周りを始めてくれました。
自分が拭き上げている間に
真由美さんは、用足しのため、撤収。
しかも、戻る時間も未定なので、
今日は、昼夜ともお休みさせて頂きました。
となると、ここからは
完全なる独り仕事の開始です。
拭き上げたら

例の皮の手直しをし

終わったら

棘取りをし、

皮と

ひれの下処理が

終了。
今日の皮とひれは

ぬめりが取りにくいので、冷蔵庫へ。
完全単独ゆえ、

洗い物も、セルフ。
ただ、今日の仕込みは
とらふぐだけだったので

包丁を砥ぎ、このまま終了。
そんなこんなで
一昨日から今日までの
変則的な営業というか
休業が終わりました。
この間、お断りしてしまったお客様には
改めて、お詫びさせて頂きます。
明日からは
通常通りとなりますので、
御来店、熱烈歓迎で
お待ちしております。
明日のバスツアーの仕込み
Vol.3807
“身体に優しい、美味しい日本料理”を、
信条とする『佳肴 季凛』店主兼
熱血料理人の志村弘信です。
このところ、
全国的に風が強かったこともあり、
今朝、沼津魚市場に行くと、

各地から送られて来る魚だけでなく、

地物の魚の水揚げも少なく、

活魚売場の生簀も、

少ない入荷状況でした。
そんな生簀ですが、
数が多かったのは、

福島県産のとらふぐ(天然)で、

合計で、

13本入荷していました。
とはいえ、別の売場も、

案の定ガラ~ン。
しかも、 このような強風のため、

明日の地物も、 少なそうです。
そして、無事に、

4本のとらふぐを

GETとなれば、
萌え燃え・・・

そのまま、

締めてから、

持ち帰ることにしました。
【佳肴 季凛】に戻ると、

ふぐネットがやって来て、
「おはようございます、親方♬
風が強かったみたいだね。」
「おはよう。風が強かったから、
長袖を着て行って、良かったよ。」
「今日は、とらふぐを締めて
持って帰って来たけど、
どういう時に、締めてくるの?」
「仕込みの都合が、一番かな。」
「そんな理由なの?」
「活かしたままだと、
海水を入れ、ブクブクをセットしたり、
準備も手間だし、何よりも重いじゃん。
今日の場合、普段の段取りが済めば、
すぐに卸せるからね。
そろそろ
下がっていてね。」
「はぁ~い。」
卸した後の水洗い、

手直し、

掃除と、

いつもの流れで、

とらふぐの仕込みが終了。
ここまでは普通の流れですが、
実は、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが
水洗いを始めるまでには、
3時間ほどのタイムラグがあり、
このため、ランチの営業を
お休みさせて頂きました。
その3時間の間に、

南京豆腐(かぼちゃの豆腐)、

サラダ素麺の野菜、

小鍋の野菜などを仕込み、

明日の米も研いでおき、
これらは全て、
明日のバスツアー用です。
水洗いを終えた真由美さんは、

ふぐのひれを干したり、
揚物用の鯵(あじ)に、

打粉をしてくれました。
その後、

器出しをし、
全て終わったのは、

夕方で、
真由美さんが留守の時間が
読めなかったので、
お休みをさせて頂いた次第です。
お断りをしてしまったお客様には、
改めて、お詫びを申し上げると共に、
明日は、バスツアーの御席
のみの貸切営業ですので、
宜しくお願いします。
ふぐのストラップ
Vol.3802
生涯、一料理人を貫くためが想いを、
『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の
志村弘信が認めます。
今日は、

沼津魚市場で、

天然のとらふぐ(福島産)を、

5本仕入れて来ました。
萌え燃え・・・しつつ、

締めたら、

いつもの流れで、

とらふぐの仕込みが、

終わると、

“癒しのふぐギャラリー”から、
熱血君がやって来て、

「おはよう、親方♬」
「おはようさん。」
「この間、お客さんからもらった
ストラップを話していなかったよね。」
「そうだったね。
前置きが長くなったけど、
ふぐ繋がりで、今日もいってみよう!」
「 ∈( * ◎ * )∋
」
お客様が下さったストラップは、

全部で6つでした。
6つのうち、3つは、

似たり寄ったりで、

海を思わせる台紙が、

違うくらいです。
2つあったのが、

ボスキャラならぬ、

クイーンキャラのふぐ子ちゃん

のミニサイズでした。
最後の1つは、

ひれが黄色で、

しまふぐを思わせる姿です。
しまふぐは、フグ類の中で、
もっとも判別しやすい種類で、
これまで何度も、
仕入れたことがあり、
この時のしまふぐについては、
こちらをお読み下さい。
3つは、

“癒しのふぐギャラリー”に鎮座し、
残りは、

レジのところのハンドジェルや、

玄関のハンドジェルに、

掛けておきました。
また、ふぐのストラップとは別に、

「いらしたお客様にも、
差し上げて下さい♬」 とのことで、
改めて、有難うございます♬
なお、“癒しのふぐギャラリー”は、
どなたでも、出展が可能です。
ただし、司法試験並みの
厳しい審査を
クリアしなくてはなりません!?
自薦、他薦問わず、熱烈歓迎で、
お待ちしております。
仕込み完了のとらふぐ(天然)のひれ&皮
Vol.3801
“身体に優しい、美味しい日本料理”を、
信条とする『佳肴 季凛』店主兼
熱血料理人の志村弘信です。
天気予報では雨でしたが、
朝の時点で、
降っていなかったので、

ひれを外に出すと、
ふぐネット達がやって来て、

「おはようございます、親方♬」
「おはよう。」
「乾いているのに、
まだ干すの?」
「これらをはがしてから、
また干すんだよ。」
「ふぅ~ん。」
すると、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが

はがししてくれ、
その後、

水に晒(さら)しておいたひれを、

ざるに上げたら、

貼り付け、

干しておきました。
はがしたひれは、
福島県と三重県産で、
干したひれは、
福島県と静岡県産で、
全て天然のとらふぐです。
また、ひれは、

ひれ酒だけでなく、

使っています。
その後、

湯引きしたふぐ皮を包丁し、
自分がしたのは、

棘(とげ)がある真皮(まかわ)です。
さめ皮とも呼ばれる
ゼラチン質の真皮には、
コラーゲンが豊富に含まれ、
まさに、“食べるコスメ”。
高価な食材でありながらも、
身体に良いのが、
天然のとらふぐの良いところです。
包丁し終え、

水を注ぎ、

よく混ざったら、

ざるに上げ、水気を切ります。
水を注いだのは、
ゼラチン質のため、
くっついていて、
ばらけやすくするためです。
真空パックすると、

ふぐネット達が、

「QRコードみたいじゃん!
読み込むと、

ふぐ料理のページに飛ぶの?」
「やってごらん。」
「うん。
・・・・・。」
「どうだった?」
「どうもこうも、エラーだよ。」
「やっぱり~。(笑)」
とりあえず、
今日のひれとふぐ皮で、するべき
とらふぐの仕込みが
終わりました。
明日のとらふぐは
予定は未定にして、
魚市場次第ですので、
今日はこの辺りで・・・。
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が、

投稿して下さっています。
ご興味、ご関心がある方は、
御覧下さい。
定休日のバスツアーの日に、遠州灘産舞阪産のとらふぐ(天然)で、ふぐRUSH
Vol.3799
生涯、一料理人を貫くためが想いを、
『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の
志村弘信が認めます。
定休日の今日、

沼津魚市場に着いたのは、
普段よりも1時間近く早い
4時過ぎでした。
早く来たのは、
バスツアーのお客様が見えるだけでなく、

静岡県舞阪産のとらふぐ(天然)が、
届くことになっていたからです。
“ふぐに魅せられし料理人”だからと言って、
夜も寝られなかったわけではありません。(笑)
ただ、静岡、愛知、三重の
東海三県の天然のとらふぐ漁が
今月から解禁になり、
昨日が初日で、
新年を迎える気分だったのは、
紛れもない事実です。
とらふぐの本数は、

7本(5,4キロ)と、

7本(5,5)キロの14本。
ちなみに、一度に10本以上
仕入れることを、自分は、
ふぐRUSHと呼んでおり、
自分の造語です。
活かしたままで送られているので、
中を見るまでは、
気が気でありません。
そして、

オープン・ザ・発泡スチロール!
お疲れ気味のものもいましたが、
全てスイスイとなれば、
萌え燃え・・・
ただ、初日ですので、
萌え燃え・・・まして
おめでとうございます♬
という感じです。
その後、移動し、

締めてから、

車に積みました。
その後、

活魚売場に行くと、

福島県産のとらふぐ(天然)の

仕分けをしている最中でしたが、

見て見ぬ振りをし、

別の売場へ。
見て見ぬ振りなのに、
ここまで見ていたのは、
かなり複雑な気分で、
後ろ髪引かれる思いだったのは、
言うまでもありません。
その後、

山口県萩産の鰆(さわら)を、

仕入れました。
鰆は、コース料理の西京焼用で、
天然のとらふぐと、
同じくらいの想いがあり、
バスツアーのお客様の準備もあるので、
明日お話しすることにします。
仕入れを終え、

魚市場 近隣の包装資材店で、

買い物をし、
【佳肴 季凛】に戻ったのは、

6時前でした。
普段の段取りを終えたら、

盛付けをし、

先ずは、

鰆から。
先程お話ししたように、
鰆は、明日お話しします。
そして、

とらふぐを取り出すと、

ジャンボちゃんとふぐ子ちゃん。
「おはよう、親方。
今日は、慌ただしいね。」
「おはよう。バスも来るし、
その前に、卸さなきゃならないから、
下がっていてね。」
「はぁ~い。」
卸し始め、しばらくすると、

真由美さんが水洗いに参戦。
何とか、ここまで終えたら、

一時撤収。
程なくすると、添乗員からの連絡が入り、

程なくすると、

キタ~~(゚∀゚)~~!!
未明からのバタバタモードは、
一気にMAX。
デザートを出すだけとなったら、

二人にせがまれ、外へ。
出発時間になり、

お見送りをしたら、後片付け。
後片付けの目途が着いたら、

とらふぐを冷蔵庫から出し、
水洗いの手直しをしたら、

拭き上げ、

バスツアーとふぐRUSH
が重なった休日出勤が

終わったのでした。
明日は、今日お話し出来なかった
鰆についてです。
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が、

投稿して下さっています。
ご興味、ご関心がある方は、
御覧下さい。
ふぐのイラストが描かれた新しいポーセラーツの器(湯呑編)
Vol.3798
“身体に優しい、美味しい日本料理”を、
信条とする『佳肴 季凛』店主兼
熱血料理人の志村弘信です。
昨日、



お話ししてきたポーセラーツの器ですが、

「今日が、最終回なんだよね。」と、熱血君。
「最終回は、

この湯呑についてだよ。」
「なんだかんだで、
3種類になったね。」
「まぁね。普段使っているのは、

このティーカップだよ。」
「ティーカップにしては、
大きいよね。」
「マグカップくらいの容量だね。
ティーカップだけあって、
薄口で使いやすいよ。」
「親方のインスタで、

お昼ごはんと一緒に写っているもん。」
「よくチェックしているね~。」
「まぁね。」
「有難う。
じゃあ、最終回もいってみよう!」
「はぁ~い。」
ティーカップも、

湯呑も、2つずつなのは、
自分と女将兼愛妻(!?)の真由美さん用の

夫婦(めおと)何とかだからです。
作って下さった【PLUSROSE】さん曰く、

「いつも、二人で仲良し子吉で
仕事をしている二人がモデルですよ。」
ですので、

青が自分用で、

赤が真由美さん用です。 と、
5種類のハートが
散りばめられているのですが、
ただ散りばめられているのではなく、
ふぐにちなみ、29個です。
側面が、

28個で、
中にある 、

または、 を足すと、

それぞれ29個になります。
さらに、ふぐのイラスト by 真由美さん の
色と互い違いになっている点も、
【PLUSROSE】さんらしい趣向です。
ただ、唯一気付いていなかったのが、
納品日が29日だったことでした。
それを伝えると、
「やられちゃった。」の一言で、
めでたし、めでたし。
ひれ酒用の酒器にせよ、

茶碗にせよ、

本来の日本料理店のイメージと、
かけ離れているように
思う方もいるかもしれません。
当初、自分自身も、
軽い感じがしたのは事実です。
ただ、日本料理店というと、
敷居が高いとか、
格式張っていると
思われることが多く、
日本料理そのものが、
段々と取っ付きにくいものに
なってしまいます。
そうなると、日本料理文化が
廃(すた)れてしまうだけでなく、
最後には、日本文化までも、
そうなるのは、嘆かわしいこと、
この上ありません。
日本料理を生業とした以上、
その伝統を後世に繋ぐのも、
料理人の務めなのです。
軽いから、
良いというわけではなく、
本物を受け入れやすく
することが必要で、
【佳肴 季凛】のように、
地方にある日本料理店こそ、
必要かもしれません。
軽さの中にある本物。
その逆説を、
突き詰め、
日本料理の魅力を
伝える努力を
惜しむわけにはいきません。
ふぐのイラストが描かれた新しいポーセラーツの器(ひれ酒用の酒器編)
Vol.3797
生涯、一料理人を貫くためが想いを、
『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の
志村弘信が認めます。
今日のお話しは、



3回目です。
ふぐネット達曰く、
「親方、昨日も一昨日も、
写真の数が凄いけど、
今日も、そんな感じ?」
「あそこまでは多くないけど、
それなりには・・・。」
「撮ったり、書いたりの
親方は大変だろうけど、
読む側は、楽しいよ。」
「ありがとうね。
じゃあ、始めるよ。」
「はぁ~い♬」
先程の写真の器は、

ひれ酒用の酒器(しゅき)です。
ひれ酒は、

天日で干したのち、

こんがり炙ったひれを器に入れ、

そこに沸騰寸前の日本酒を注ぎ、

熱々を供します。
これまでは、市販品でしたので、
面白味に欠けるのは、
否定できませんでした。
それを知ってか知らぬか、

【PLUSROSE】さんの
「 遊び心を目一杯、
出させていただきました。 」
の言葉に違わぬ仕上りになっています。
8個ほど納品され、
唯一共通なのが、

器の側面の落款(らっかん)です。
表には、

大きな牡丹(ぼたん)の中に、
複数の花。
この器の蓋には、

器と同じ梅の花。
ということで、器と蓋が
コンビになっています。
さらに、蓋を返すと、
これまで同様、

ふぐのイラスト。
イラストは、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが
描いたものです。
一部異なるものもありますが、
基本的に、このスタイルで、
これから、残りの7個をお話しします。
2個目は、
大きな牡丹の中に、

幾何学模様の花が描かれています。
さらに、紅白の梅が
あしらわれ、
かなり華やかなデザインです。
蓋には、

紅い梅。
福につながるふぐですので、
かなりの縁起物と言えます。
これら以外の牡丹の絵の酒器が、

白と

黒の色違いです。
蓋も、

連れ同士になるのですが、

同じ御席でしたら、
互い違いもいいかもしれません。
ここまで見るだけでも、
【PLUSROSE】さんの遊び心に
脱帽にして、

あっぱれ!
5個目が、

紐で繋がった手毬(てまり)で、

蓋にも、手毬。
手毬には、「丸く収まるように」
という意味合いがあり、
これ以外にも、
縁起物のコレクションのような
意味や願いが込められています。
6個目の器には、

鼓(つづみ)が描かれています。
楽器でもある鼓は、
「物事が良く成る」にかけて、
成功に通じるのです。
この連れである蓋には、

瓢箪(ひょうたん)が描かれています。
瓢箪が3つ揃うと、
三瓢子(さんびょうし)にして、
三拍子。
縁起が良い三拍子とは、
小鼓(こづづみ)、
大鼓(おおづつみ)、
太鼓(たいこ)の
3つの楽器で演奏される拍子で、
瓢箪と鼓はつながりがあるのです。
7個目が

桜で、
言わずと知れた

和の象徴とも言うべき花です。
となれば、語るまでもありません。
最後の器には、

鶴、

桜、

そして手毬。
特別な意味合い、
繋がりはないものの、
これまでの7個同様、
縁起物や日本文化の
三つ巴(みつどもえ)とも
言ってもいいかもしれません。
三つ巴には、
いくつかの意味があり、
この器の場合、
3つ組み合わさることで、
円形になり、
丸く収まるという
感じになりましょうか・・・。
丸く収まったついでに、
今日のお話しも収めることにします。
最終回の明日も、
お楽しみ下さい。
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が、

投稿して下さっています。
ご興味、ご関心がある方は、
御覧下さい。
ふぐのイラストが描かれた新しいポーセラーツの器(茶碗編)
Vol.3796
“身体に優しい、美味しい日本料理”を、
信条とする『佳肴 季凛』店主兼
熱血料理人の志村弘信です。
今朝、 沼津魚市場の生簀には、

福島県産のとらふぐ(天然)が、

入荷しており、
ご破算で願ましては、

3本な~り、

1本な~り、

2本な~り、

3本な~り、

1本では?
ということで、
10本入荷していました。
あえてセリを見ずに、
売場に戻ると、
問屋の担当者が、

「季凛さん、
5本残っているんですけど、
やってもらえます? 」
「※◆$☆〇で、どう? 」
(文字化けしているのは、単価です。)
「そんなのダメだよ~。
トラフグが怒っちゃうよ。 」
「じゃあ、帰るよ。 」
「まぁ、待ってよ。
それなら、□〒▼€◎で・・・。 」
ということで、交渉成立にして、
してやったりの
萌え燃え・・・
生簀から取り出したら、

すぐに締め、

血抜きをしたら、

魚市場から、

撤収。
【佳肴 季凛】に戻ったら、

卸し、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんの水洗い、
その後の

自分の手直しと、
いつもの流れで、

とらふぐの仕込みだけでなく、
今日のイントロも終わり、
前置きが長くなりましたが、
本編は、昨日のお話しの

新しいポーセラーツの器(序編) 』の続きです。
「今日お話しするのは、

「御飯茶碗なんだよね、親方」
「そうだよ。」
「普段、

これらを使っているよね?」
「これらは、あくまでも自分達用で、
萌え燃え・・・ しながらだから、
ごはんタイムの楽しいのなんの!
でも、今日の話すのは、お客さん用だよ。」
「へぇ~。お客さんも、
萌え燃え・・・
しちゃうんじゃね。」
「それはそれは、熱烈歓迎!
そんなことより、始めるよ~♬」
「( ˊᗜˋ*)*.•* 888」
茶碗の形は、

同じですが、
イラストの色は全部違います。
イラストは、 オリジナルグッズ同様、

真由美さんが描いたもので、
デザイン、制作は、

【PLUSROSE】さんにお願いしました。
ご察しかもしれませんが、
番(つがい)のふぐは、

自分と真由美さんがモデルです。
イラストの裏の落款(らっかん)は、

全て共通になっています。
先ずは、
緑と黒のふぐ(①)で、

黄、青、赤のハートの意味は、

合言葉の『萌え燃え・・・ 』です。
それぞれのデザインを、
羅列していきます。
②

赤と緑の裏が、

青、黄、黒。
③

黄と青の裏が、

緑、赤、青。
④

青と赤の裏が、

青、赤、緑。
⑤

黄と黒の裏が、

青、緑、黄。
⑥

緑と黄の裏が、

緑、赤、青。
⑦

黒と青の裏が、

赤、緑、黄。
⑧

黒と赤の裏が、

黄、赤、青。
⑨

赤と黄の裏が、

青、緑、黄。
そして、最後の⑩です。

青と緑の裏が、

緑、赤、黄。
突然ですが、ここで問題です。
《男の子と女の子
がいます。
赤、青、黄、黒、緑の5色から、
2色を選び、
同じ色が並ばず、
性別も別々。
男の子、女の子
が
左右のどちらにも
並ぶことが可能。
以上の条件を満たす
組み合わせの数は、
何通りになるでしょう?》

・・・・・。
出題した当の本人、
正答、得られず。
このまま考え続けると、
夜も寝られそうもないので、
撤収。(苦笑)
この際、デザイン、制作担当の
【PLUSROSE】さんに
考えてもらうのも、
ありかもしれません!?
明日の続編も、
お楽しみに・・・。