限りなく仕込みゼロの定休日
親方無しの子分無しの一人仕事ゆえ、定休日でも、仕事をすることがしばしばですが、今日の定休日は、無いと言ってもいい程度でした。
そんな今日は、仕込みをしたというより、
昨日の時点で量っておいた米を研いだだけでした。
この米は、ひじき御飯にするものですが、ひじきは、昨日の時点で、味を含めてあるので、研ぐだけでした。そんなひじき御飯の作り方は、こちらをお読み下さい。
左側のザルに入っているのは、
白米で、ボウルに浸してあるのが、
押麦で、はじめに白米を研いでから、押麦を合わせ、
ザルに上げておきました。
その後、冷凍庫から、本鮪(アイルランド産)の柵を取り出し、
解凍しておきましたが、冷凍鮪の解凍の仕方については、こちらをご覧下さい。
このように、今日の仕込みは限りなくゼロに近いというより、ゼロと言ってもいい感じでしたが、こういう定休日が、一番であるのは言うまでもありません。
来週の定休日は、どうなることでしょう?
『総合的な学習の時間(総合)』の授業当日
定休日の今日は、5時過ぎに、
厨房に行き、
煮物や、
海老の酒煮を仕込んだり、
サーモンの西京漬に串を打ったりと、明日のお弁当の準備をしました。
その後、昨日お話ししたように、娘が通う小学校に向かうと、担任の先生と、下の娘ともう一人の生徒が、
迎えてくれました。 その後、向かった先は、
『総合的な学習の時間(総合)』の授業を行う家庭科室でした。
今日の授業と、その主旨を先生が伝えると、授業が開始し、出汁を取るための準備をしたり、この職業を選び、現在に至るまでの流れをお話ししていると、45分という授業時間は、あっという間でした。
2時間目は、別の授業ということで、自分は、家庭科室に残り、
玉子焼を焼くガス台の使い勝手を確認するため、
試しに焼いてみたところ、大どんでん返しが、待っていました。
家庭科室にあるガス台は、
AIとまではいかなくても、センサー付の賢い代物で、鍋が熱くなり過ぎると、センサーが感知して、自動的に、火力が落ちてしまい、上手く焼けそうにないことが分かったので、急遽、【佳肴 季凛】に戻り、
卓上コンロを、持って来ました。
センサー付ですので、火災などの事故防止にはなるのは確かで、便利なことは、大いに結構ですが、便利になるというのは、どういうものかと、考えざるを得ませんでしたし、改めて、自分が、アナログ人間であることを、確認しました。
2時間目の授業が終わり、生徒達は、
白衣を着て、教室に戻ってきました。
程なくすると、自分が説明しながら、
出汁を取り、味噌汁を作り終えたら、
試食すると、思いの外、美味しかったようで、あちこちで歓声があがりました。
ちなみに、味噌は、
先生の指導の下、生徒達が、『総合』の授業で、作ったものです。
この他には、桂剥きをして、刺身のつまを作ったり、玉子焼の実演をしたところ、生徒達自らが拍手をしてくれましたのですが、実演中は、それこそ、固唾をのんで、見てくれていました。
それを見た先生は、「皆さんが、自然と拍手をしたのは、志村さんがやってくれたことが、本物だからこそ、自然と、拍手が出たんですよ。」と、言ってくれたことは、何よりの賞賛でしたし、丁寧な仕事は、世代を通じても、分かってもらえるというこも分かり、地道な仕事の大切を、感じました。
そうこうしていると、授業時間も、終わりが近づき、
道具や器を洗い、
♫お片付け~
お片付け~
さぁさ みんなで お片付け~♫
そして、チャイムが鳴り、先生から、身の丈以上のお言葉を頂き、生徒達からの「ありがとうございました。」の声に、お互いおじぎをして、授業は終わりました。
自分としては、予想以上の反応だったのが、何よりも嬉しく、引き受けた甲斐があったのですが、気になるのは、娘の反応で、帰って来た時、「みんな、喜んでくれたよ。」と、言ってくれました。
自分には、その一言だけでしたが、後で、女将兼愛妻(!?)の真由美さんに、「友達に、『お父さんって、すごいよね。だれが、ご飯を作ってくれるの?いいなぁ~。』って、言われたけど、お父さんには、ないしょにしておいてね。あと、どうなるか心配していたけど、ミスもしなくて、良かったよ。」と、言っていたそうです。
自分が一番心配していたのが、娘に恥をかかせたくないことでしたが、この一言で、杞憂に終わり、それが何よりでした。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、2月2日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
『総合的な学習の時間(総合)』の準備
先日お話ししましたが、明日は、
娘が通う小学校で、『総合的な学習の時間(総合)』の講師することになっているので、先生から頂いたレジュメに、必要なものを書き出し、準備をすることにしました。
授業では、日本料理には欠かせない出汁の取り方をお話しするので、
昆布と干し椎茸の足を袋に入れ、同時に、
鰹節と宗田(そうだ)節も、準備しました。
見にくいかもしれませんが、こちらが、
鰹節で、いくらか色が濃いのが、
宗田節です。
また、引いた出汁で、味噌汁を作るので、その具として、
海苔と庄内麩を用意しましたが、味噌は、『総合』の授業で作った味噌を使うとのことですので、味噌は用意しませんでした。
この他には、玉子焼の焼き方を実演するので、
その道具なども用意しました。
これまで、何らかの形で、何度か、講師を引き受けてきて、それなりにクリアしてきましたが、今回は、娘のクラスですので、妙な緊張感がある以上に、恥をかかせないことが、ともかく心配です。
授業の様子は、明日お話しするので、乞うご期待。
商売繁盛祈願 by ヱビスビール
1月も終わりに近づきましたが、例年のことながら、1月は、取引業者さんからの挨拶を受け、お年賀を頂きます。
頂く物の殆どは、タオルですが、
昨年からお付き合いをしているビール会社の『サッポロビール』さんから頂いたのは、
えびす宮総本社の西宮神社で、祈願された商売繁盛と千客万来を祈願したのゴールドのヱビスさんのお札です。
ヱビスビールだけに、
生ビールのサーバーの横に、
鎮座して頂きました。
商売繁盛、千客万来以上に、ヱビスビールを飲まれたお客様に、御利益があるように・・・・・。
『総合的な学習の時間(総合)』の講師の依頼
下の娘が通う小学校では、毎週火曜日に、
廃食用油の回収をしていることもあり、今日の夕方、
『佳肴 季凛』と知人のお店で使った食用油を置いてきましたが、廃食用油のリサイクルについては、以前お話ししたことがあるので、詳しいことは、こちらをお読み下さい。
普段なら、すぐに帰るのですが、来週の月曜日に、5年生になる娘のクラスで、『総合的な学習の時間(総合)』という授業の講師をすることになり、担任の先生と、
家庭科室で、
打ち合わせをしてきました。
教育機関で講師をするのは、昨年の11月に、富士市立高校で、依頼されて以来のことで、その時の様子については、こちらをお読み下さい。
『総合』という授業は、理科、社会、家庭科を合わせたような教科で、教科書なしで、授業を行い、何でもありらしく、その教科の名前を聞くまでは、全く知りませんでした。
というよりも、子供の小学校生活について、全く無関心なのを、さらしてしまいましたが、自分の小学校時代には無かったので、無理もありませんし、これを、とりあえずの言い訳というか、隠れ蓑にしておくことで・・・・・。
娘に聞いたところ、普段の授業内容は、畑で野菜を作ったり、屋外で遊んだりと、レクリエーションを兼ねた要素があり、昭和生まれの自分にとっては、課外授業というのが、適当かもしれません。
席に着き、先生に渡されたレジュメには、今回の授業の主旨にはじまり、
現在の小学生の生活環境や、
授業内容などについて、書かれていました。
料理人である自分に依頼された授業ですので、
桂剥きをしたり、
出汁を引いてから、『総合』の授業で作った味噌で、味噌汁を作ったり、
玉子焼を焼くというものでした。
桂剥きと玉子焼については、自分が提案したもので、どちらも、児童達は、もちろんのこと、見学に来る校長先生などにも、試食してもらう予定です。
そして、2枚目には、
このようなことを書かれており、先生からは、本物というものが、どんなものなのか、伝えて欲しいと、依頼された時から、言われているので、それもお話しするつもりです。
いずれにしても、少しでも、料理に興味、関心を持ち、この授業のことを、親御さん達に伝えてもらい、日本料理というよりも、日本人の食生活を考える入口になってもらえたら、幸いなこと、この上ありません。
★★★ 佳肴季凛謹製 鰯の丸煮 ★★★
当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な【鰯の丸煮】をご用意いたしております。
5パック(10本)入 2,250円 ※クール便にて発送可
“大羽(おおば)”と呼ばれる大きめの真鰯を使用し、店主の“熱き想い”と共に、煮詰めた逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。
新年の営業
新年の営業は、
5日の木曜日からです。
ただ、今年も、第一木曜日は、地元のFM局のラジオインタビューがあるので、5日のランチのラストオーダーは、30分ほど、早めさせて頂きます。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。どうぞ、よろしくお願いします。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、1月5日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい
謹賀新年
新年明けまして、
おめでとうございます。
今年も、『佳肴 季凛』をはじめ、当ブログ、そして、不肖・志村を、宜しくお願いします。
ということで、新しい年の始まりですが、昨年の11月の半ばの定休日以来の休みということで、朝から、グータラ星人と化し、
朝食と昼食を兼ね、元旦ということもあり、ハイボールで、“おめでとちゃん♪”
肴は、昨日送られてきた三重県熊野産の鰹で、この時季に、生の鰹を食せることに、鰹好きの自分にとっては、お年玉以外の何物でもありません。
そんな姿に、うっとりしながら、
すぐに熱燗に、チェンジ。
お腹も空いていたので、
煮込みうどんをつまみながら・・・。
やはり、昼酒は回りが早く、あっという間に、平和な気分になり、昼寝・・・。
そして、新年最初の晩餐は、
ふぐ料理。ふぐに魅せられし料理人にとっては、これしかありません。
食すほどに酔い、酔うほどに食し、
中締めは、白子とふぐ皮入りの磯辺焼きで・・・。
そして、締めは、
ふぐ雑炊ならぬふぐ雑煮に、うっとり・・・。
かくして、平成29年ということは、平成ふぐ年・・・!?は、無事に始まったのでした。
年内のランチの営業
年内は、
30日まで営業し、
定休日である月曜日の26日も、営業しますが、ランチの営業は、
今日から、お休みさせて頂いております。
そんな今日、東京・築地から、
千葉県勝浦産の生の本鮪が届いたのですが、前回と全く同じ産地で、勝るとも劣らないレベルのものでした。それについては、こちらをお読みください。
もしかすると、今年の鮪ランキングで、どちらも上位にランクインする可能性もあります。今年も、あと一週間ですが、どうぞ宜しくお願いします。
★★★ 大晦日お持ち帰り料理『言祝ぎ』 ★★★
当店では、大晦日のお引き渡しで、揚物、焼物を盛り込んだ特別料理『言祝ぎ』(おひとつ 5,800円)のご予約を承っております。
数に限りがございますので、お早目のご注文、お待ちしております。詳細については、お電話にて、お問い合わせください。
二週連続
明日(21日)は、
月曜日ということで、定休日ですが、お弁当のご注文を頂いているので、
片付けをしながら、焼物のサーモンの西京漬に串を打ったりと、お弁当の準備をしておき、お客様のお帰りも早かったので、下の娘に、
折を並べてもらいました。
また、お弁当だけでなく、団体のバス旅行のお客様のご予約も頂いているので、ランチのみですが、営業します。
そして、来週の28日も、
バス旅行の団体のお客様が見えるので、今日同様、ランチのみですが、営業します。
ただ、団体のお客様のご来店時間によっては、御席を御用意出来ない場合もございますので、予め、お問い合わせを頂けると、幸いです。どうぞ、よろしくお願いします。
クリスマス&大晦日のお持ち帰り料理
先日届けられたお品書きが、
こちらで、
クリスマスイブと、大晦日のお持ち帰り料理のものです。
左側が、
焼物と揚物の盛り込み料理の『言祝ぎ』で、右側が、
ふぐ料理の『ふくはうち』で、
テーブル席などのメニュースタンドに、置いておきました。
どちらも、要予約で、11時から13時までのお引き渡しとなっております。数に限りがあるだけでなく、仕入れ、仕込みの都合もあるので、お早めのご注文を、お願い致します。
ご不明な点などがございましたら、お電話にて、直接お問い合わせ下さい。
昨日で、一週間が過ぎた【干し柿作りに、初挑戦】ですが、
ますます干し柿らしくなったのですが、
悲しいことに、カビが生えてしまったものがありました。
捨てるわけにはいかないので、カビの部分だけ、取り除いてから、
袋に入れて、冷凍しておきました。
個人的には、冷凍したものの方が、好きなので、けがの功名といった感じかもしれませんが、明日か明後日には、取り込み、冷凍庫にしまうつもりでいます。
★★★ 佳肴季凛謹製 西京漬 ★★★
当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な『西京漬』をご用意いたしております。
銀鱈、サーモン各3切入 3,480円 ※クール便にて発送可
店主自ら、魚市場で吟味した“銀鱈”、“サーモン”を使用し、お手製の有機西京味噌で仕込んだ逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。