【まちゼミ(親子で天ぷらを揚げてみよう!)】
今日は、定休日でしたが、これまでに何度かお話ししてる【ふじのまち得ゼミナール(まちゼミ)】の当日で、
参加した『佳肴 季凛』が企画した講座は、
《親子で天ぷらを揚げてみよう!》というものでした。
先々週の月曜日に予行練習をしたものの、初めての企画ですので、普段の営業日よりも神経を使うだけでなく、厨房というバックヤードを、一般の方に使ってもらうこともあり、昨日は、
油を濾し、
フライヤーを洗っておきましたが、いつも以上に神経を使い、洗いました。
フライヤーを洗う時は、
厨房の排水溝も、
掃除するのですが、フライヤー同様、普段やらないような箇所も、
入念に掃除しておきました。
そして、夜の営業が終わったら、
厨房の盛台をきれいにし、
天ぷらと素麺などを盛り付ける器を用意しておきましたが、言うまでもなく、今回の企画は、作った天ぷらを、お昼ご飯を兼ねて、食べて頂くものです。
そして、迎えた当日の今日は、
厨房に、天ぷらの衣を合わせるための道具や、
衣に使う粉も準備しておきましたが、『佳肴 季凛』で使っているものは、業務用ですので、一般の方が購入するのには、不都合ということもあり、普通に販売されている天ぷら粉とコーンスターチを使うことにし、コンスターチを使うのは、サクサク感を増すためです。
その後、今日の天種を用意することにしたのですが、粉同様、ご家庭でも準備しやすいものを考慮して、
竹輪、ウインナー、茄子、ピーマン、
天種の王道とも言うべき海老を準備し、海老は皮を剥いてから、伸ばしてもらうため、このままで、茄子とピーマンは、切り方を説明したいので、
丸のままのものも、用意しておきました。
その頃、女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、
食事をしてもらうため、テーブルに半月盆などを準備し、
素麺を用意していました。
そうこうすると、
2組の参加者が見え、身支度をし、
手を洗い、《親子で天ぷらを揚げてみよう!》の開始です。
海老の皮を剥いたら、伸ばすために、自分が包丁目を入れたら、
真由美さんが、
伸ばし方のコツを、
伝授。
その後、天種に、
打粉をし、
衣を合わせることにしました。
大体の分量を伝えたら、
適当な硬さになるまで、卵、水、天ぷら粉、コーンスターチを混ぜ合わせてもらうと、案の定、お母さん達からの質問でした。
天ぷら専門店をはじめ、日本料理店のやり方とは違う部分はありますが、ご家庭で、出来るだけ簡単に天ぷらを揚げるコツを覚えて頂きたいので、このようなやり方にしたのは、ご承知おき下さい。
打粉をし終えたら、
見本ということで、
揚げることにし、その後、
真由美さんが手を取りながら、油に入れるコツを伝え、
一緒に揚げてあげました。
最初の女の子が揚げた天ぷらが、
こちらで、男の子の天ぷらが、
こちらでした。
天ぷらを揚げている間に、自分は、
素麺を茹で、
天ぷらを盛り付ける準備をしておき、
見本を、盛り付けておきました。
そして、見本を見つつも、思い思いで、
盛り付け、
それぞれの天ぷらが、
出来上がりました。
天ぷらを揚げている時、片方のお母さんから、大葉や海苔の揚げ方についての質問があったので、
ついでに揚げ、一緒に食べてもらうことにし、
麺つゆ兼天つゆを用意したら、
いよいよ、試食を兼ねたランチタイムです。
どちらのお母さんも、「お店屋さんのと同じで、美味しい!何となく、自分でも出来そうな感じです。」と、言ってくれ、お子様達も、「おいしいねぇ~♬」と、大満足の表情でした。
実習中に、何となく会話を交わすようになったこともあり、お互いが打ち解けて、食事をして下さったのも、喜ばしい限りでした。
最後に、主催した『富士商工会議所』のアンケートに回答してくれたところ、
先日行った予行練習が、功を奏したのか、自分達が予想していた以上のご感想を頂けたのが何よりで、人に教えることの難しさを改めて、感じた次第です。
参加してくれた方達がお帰りになったら、
夏休み中の娘達も加わり、今日のお昼ご飯は、別バージョンで《親子で天ぷらを揚げてみよう!》となりました。
今後も、食の大切さや料理を作る楽しさを知ってもらえるだけでなく、人のためになる役割を担えるような機会があれば、一介の料理人でしかありませんが、何らかの形で、可能な限り参加させて頂くつもりです。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、9月6日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
仕込みの後は、流し素麺
連休二日目の今日は、
仕込みを、
色々とまではいかなくても、
それなりにし、
片付けと、
明日の器出しを終えたら、
流し素麺をするため、道具を準備し、富士宮市にある実家に行きましたが、流し素麺なのに、中華鍋があるのは、天ぷらを揚げるためです。
蕎麦、うどん、素麺などの和の麺類には、天ぷら以上の相棒はなく、揚げたてとなれば、問答無用の美味しさであるのは、語るまでもありません。
車を走らせること、30分弱。実家に着くと、
流し素麺に使う竹の樋(とい)を、実父が用意していて、
それを見た次女は、
水は勿論のこと、
素麺を流し、
水の勢いなどを、
確認していました。
そんな様子を尻目に、
自分は、天ぷらを揚げる準備を始めましたが、屋外ですので、
このような簡易的な揚場です。
折角の機会ですので、胡麻油とサラダ油で揚げることにし、
胡麻油とサラダ油の比率に決まりはありませんが、今日は、胡麻油1に対し、サラダ油3にしました。
樋の準備も、出来たこともあり、
天ぷらを揚げる準備をすることにし、今日の天種ですが、海老、下足、ウインナー、竹輪(ちくわ)、
南瓜、エリンギ、
椎茸、茄子で、
これらに、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、
打粉(うちこ)をしてくれ、次女は、
器にめいめいの名前を記し、準備が完了しました。
準備を終えたの確認すると、自分は、
南瓜から、
色々と揚げていきました。
そうこうしていると、
御歳卒寿の祖母二人も同席し、揚方の仕事の目途が付いた自分は、
海老の天ぷらとハイボールで、グビグビ・・・♬にして、仕込みもしたので、‟お疲れちゃん♪”
その後、ほろ酔い気分の中、片づけをし、ZZZ・・・。夜まで、実家で過ごし、夕食後に花火をしたりと、去り行く夏はさておき、連休を惜しみながら、明日に備え、家路に着いたのでした。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、9月6日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
お盆の営業とお休み
8月も第二週となり、早めの夏休みというか、お盆休みを取られている方もいらっしゃると思います。
例年、【佳肴 季凛】の夏休みは、その時の暦や魚市場の休みの状況などにより、決めごとはありませんが、今年のお盆休みは、
15日(水)と、
16日(木)と、連休させて頂きます。
また、13日(月)は、
月曜日ですが、通常通り営業させて頂きます。
変則ゆえ、ご面倒をお掛けするかと思いますが、宜しくお願い致します。
★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★
この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。
当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。
【まちゼミ(親子で天ぷらを揚げてみよう!)】の予行練習
定休日でしたが、今朝は、
沼津魚市場に仕入れに行って来ました。
いつものように、活魚売場に最初に向かい、注文しておいた鱧(はも)が5本あり、大分産が4本と山口産が1本でしたが、
大分産を1本追加し、
結果的に、6本仕入れることにしました。
今朝の鱧は落ち鱧と呼ばれ、生簀などで死んでしまったものなので、お腹の中にエサが残っていて、その臭いが回ってしまい、使い物にならない場合があるので、
その場で、はらわたを抜いておきました。
その後、ひととおりの仕入れを終え、帰ることにし、『佳肴 季凛』に戻り、
先付のもろこし豆腐や、
小肌などを仕込み、女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、
鱧のぬめりを取ってくれました。
ところで、今日は、以前お話しした【ふじのまち得ゼミナール(まちゼミ)】の講座の中で、
『佳肴 季凛』が企画した“親子で天ぷらを揚げてみよう!”という講座が、
8月20日(月)に行われるので、その予行練習をするため、仕込みの目途が着いたら、
初めての試みということもあり、段取りについて、真由美さんと打ち合わせをすることにしました。
講座は、親子2人2組の定員で、【まちゼミ】のお知らせが、富士市内に配布されると同時に、定員となり、その後は何組かお断りすることになってしまい、この場を借りて、お断りしてしまった方には、お詫びさせて頂きます。
予行練習にあたり、『佳肴 季凛』で使っているような業務用の粉では、不都合な面もあるので、
一般に販売されている小麦粉とコーンスターチを使うことにしましたが、コーンスターチを使うのは、サクサクした仕上がりになるからです。
そうこうしていると、予行練習にお付き合いしてくれるお客様(お母さんと娘さん)が来店され、
真由美さんが、ひととおりの説明をし、予行練習を始めることにしました。
先ずは、天ぷら用の材料の下拵えをすることにしたのですが、
包丁を使う仕込みを自分がしてから、説明上手の真由美さんに、海老の皮剥きなどを、
手ほどきしてもらい、今日の天ぷらに使うのは、
海老、鯵、南瓜、ピーマン、湿地(しめじ)です。
そして、衣が出来たら、
天種に、
打粉をしたら、
最初に、自分が説明しながら、
揚げました。
その後、先程同様、真由美さんがそばにつき、
手を取りながら、一緒に揚げてあげ、
ただ天ぷらを揚げるだけでは、面白味に欠けるので、夏らしく、素麺と一緒に食べてもらうため、自分は素麺を茹でることにしました。
天ぷらが揚がったら、
自分が見本を作り、見様見真似にして、思いのまま、
盛り付けてくれました。
素麺も同様で、
盛り付け終えたら、
お楽しみの試食タイムとなりました。
食事を終えたら、今日参加してくれたお客様を、幼い頃から知っている長女がやって来て、
色んな話題で、盛り上がっていました。
一方の自分は、
鱧を卸したり、
茄子のオランダ煮などを、
仕込みました。
そして、お昼の時間も近づき、天ぷらの余興として、次女も合流し、
チーズドッグなるものを、
二人で作り始め、
揚げて、
写真を撮る長女・・・。
余興が終わったら、お昼を食べることにし、
予行練習、余興の流れで、天ぷら付の素麺となり、天ぷらは、鱧、下足、南瓜、オクラでした。
お昼を食べ終えたら、次女は、エアコンの効いている店内で夏休みの宿題を始め、
そんな様子を尻目に、自分と真由美さんは、
明日の御予約の器出しをし、休日出勤が終わりました。
また、真由美さんが、予行練習の前とその最中に、
気付いた点や、準備すべき道具などをメモ書きしてくれたので、本番に向けて、色々と改善していきます。
教えることによって学ぶという言葉がありますが、その難しさを改めて感じた次第で、こういうことを通じて、自分の成長に繋げ、日本料理の魅力を伝える努力を怠ることなく、日々の仕事に取り組みたいものです。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、9月6日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
カウンターで、おひとり様の『昼特』
今日は、昼間の『特別会席』こと、『昼特』の御予約があり、おひとりでの御予約だったので、
カウンターに、お席をご用意しました。
基本的に、『特別会席』は、二名様からのご注文となっておりますが、お出しする料理内容次第では、一名様でも御用意することも可能です。
また、その料理内容は、お客様のご予算に応じて、自分との相談の上で、決めさせて頂いておりますので、これまでに様々な献立で御用意しており、『特別会席』の料理については、こちらを御覧下さい。
そんな今日の『昼特』の献立が、今回のお話しです。
先付は、
とうもろこしで作った豆腐のもろこし豆腐でした。
会席料理の献立では、この後、お吸い物などの御椀となるのですが、自分は、温かい料理をお出しするようにしており、お出しするのに時間のかからないからです。
また、夜のお席だと、ビールで乾杯ということも多いので、そのつまみには喜ばれることが多いこともあり、そのようにしています。
今日は、旬真っ盛りの鱧を、
天ぷらにしてお出しし、その次に、刺身の第一弾として、
ふぐ刺をお出ししたのですが、勿論ふぐは、天然のとらふぐで、静岡県舞阪産のものでした。
お客様のご希望で、鱧同様、盛りの岩牡蠣をお出しすることにしたのですが、
「軽く焼いた方が、岩牡蠣の美味しさを味わえ、個人的には、焼いたものが好きです。」と、お伝えしたところ、お客様も、「それなら、是非。」ということで、焼いたものをお出しし、この岩牡蠣は徳島県産のものでした。
このようなやり取りが出来るのも、カウンターで御食事をする良さで、お話しをすることによって、距離感が縮まり、時には、料理内容を微調整をすることもあります。
そして、刺身の第二弾として、
三種盛りをお出しし、今日の刺身は、生の南鮪(ニュージーランド)、鱧(山口)、蛸(愛知)でした。
刺身の後は、焼物で、お客様のご希望で西京焼となったのですが、
生の本鮪の西京焼をお出ししたのですが、生の本鮪の西京焼は、隠し球ともいうようなもので、それについては、こちらをお読みください。
今日の御客様は、常連さんということもあり、当店でお出ししている西京焼は勿論のこと、【西京漬】をご購入され、ご自宅でも召し上がっているのにも関わらず、唯一召し上がったことがなかったのが、この西京焼で、「鮪=刺身という考えが、変わりました。」と、ご感想を言って下さいました。
焼物の後は、蒸物の鱧しんじょう蒸し、
酢の物の白魚の胡麻酢掛けをお出しし、
白魚は、茨城県霞ヶ浦産のものでした。
そして、御食事の鱧茶漬、
デザートの苺のアイスをお出し、
おひとり様の『昼特』は、〆となりました。
おひとりで、贅沢な御食事をされる方の殆どが、「仲の良い友達と話をしながら、美味しいものを食べたいこともあるけど、タイミングを逃すと、鱧のような季節のものを、食べられなくなってしまうことが、よくあるんですよ。」と、仰います。
「行きつけのお店で、親方と女将さんと話をしながら食べるのは、食そのものを味わえ、これはこれで、楽しいものですよね。」と、続けられます。
料理というか、食事の楽しみ方は、人それぞれ、千差万別で、どれが一番んだとは断言出来ません。
ただ、料理本来の目的は、美味しく食べることですので、その手助けをするのが、あくまでも料理人です。
料理を作るのが好きで、料理人になった自分ですが、その原点は、美味しいものが好きなだけでなく、それを食べたいということで、それは今も変わりません。
しかも、今日のように、いくつかのご要望を訊いた上で、料理を作り、その反応を目の前で目にすることが出来るのは、緊張しますが、喜びであり、今後の糧でもあります。
そんな想いを忘れることなく、これからの仕事に臨む所存です。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
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放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
台風12号ゆえ、早仕舞
超変則とも言うべき動きをしている台風12号が近づいているだけでなく、上陸の可能性もあり、今日(28日)は、
ランチの営業だけにし、夜の営業をお休みさせて頂きました。
今日になっての本日の御予約のキャンセルは一切なく、昨日より前に、悪天候を案じて、日時の変更をして下さったこともあったのも何よりで、この場を借りて、お礼を申し上げさせて頂きます。
夜の営業間近まで、天候やお問い合せなどの様子を伺っていたのですが、雨や風も激しくなってきたので、急遽、夜の営業をお休みさせて頂き、片付けを始めました。
自分は、包丁を砥ぎ、
女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、
焼台の掃除や、
洗い物をしてくれ、包丁を砥ぎ終えた自分は、
一昨日修繕し終え、リニューアルした水槽の周りを養生しておきましたが、人間とはいい加減というか出鱈目(でたらめ)で、新しくしたり、きれいになると、妙に愛情が沸いたりするもので、自分のそんなことに気付く毎日です。
片付けが終わったら、
明日の法事の御予約をはじめ、
器を準備し、番重(ばんじゅう)にしまっておきました。
最後に、
昆布御飯用の米(白米、押麦、もち米)を研ぎ、
明日沸かすためのほうじ茶の用意もしておき、早仕舞した一日というか、半日は、終わったのでした。
夜が更けるにつれ、雨と風が強まってきたこともあり、
下の娘が、お茶と水羊羹などを用意したところ、曰く、「誰かのように居座ると困るので、アルコールは無しだよ。」
明日は、【鱧料理】の御予約もあるので、鱧を仕入れに行かなくてはならないのですが、その時までには、雨風共に収まって欲しい以上に、被害が出ないことを祈るばかりです。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
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ふじのまち得ゼミナール
一昨日の月曜日は、定休日でしたが、夜になり、
【富士士商工会議所】に行って来ました。
行って来たのは、
『ふじのまち得ゼミナール(まちゼミ)』開講者向け事前説明会を受けるためで、『ふじのまち得ゼミナール(まちゼミ)』とは、このようなものです。
このような企画は、市内の商店街で、行われていたことはあったのですが、富士市全体で行うのは初めてのことで、郊外にある【佳肴 季凛】は、お初ということになります。
受付を済ませ、
会場に入り、
席に着くと、
資料が配付されており、封筒を開けると、
店内用のPOPや、
リーフレットなどが、入っていました。
リーフレットは、市が発行する公報と共に、各世帯に配布されるもので、
中を開くと、
料理のカテゴリーのところに、
【佳肴 季凛】の講座が載っており、講座名は、
夏休み期間中ということで、『親子で天ぷらを揚げてみよう!』というものですが、写真は、自分と女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、
天然のとらふぐをはじめ、色んなふぐを持っているもので、ふぐの卸し方のものではありません。
開講日は、
定休日の月曜日の8月20日で、御覧のように、作った天ぷらを、お昼御飯にしてもらうため、定員も2組とさせて頂き、夏らしく、茹でたての素麺と共に、召し上がって頂きます。
親子2組で、各おひとりずつで、お子様が増えても、対応させて頂く予定ですが、その際には、受講料の多少の追加をお願い致します。
一連の資料を確認していると、
開始時間となり、ひととおりの説明が終わると、質疑応答の時間となり、このような企画に参加したことがある方が、これまでの体験談などをお話しをしてくださり、
そのひとりが、富士市内の生花店【大木生花店】の店主の大木勝己さんでした。
質疑応答も終わり、閉会となったのですが、先程お話ししたように、自分にとっては初めての試みとなります。
今回の企画に限らず、職業講話などをさせて頂くことで、自分が重きを置いているのが、日本料理の良さを知ってもらいたいことと、ご家庭で料理を作り、家族でそれを味わうという料理本来の姿です。
今回は、夏休みということで、親子でのご参加ということになり、天ぷらに限らず、色んな料理を作る機会が増えて、楽しい食卓になることを願ってやみません。
『ふじのまち得ゼミナール(まちゼミ)』については、直接のお電話によるお申し込み、お問い合わせとさせて頂くので、くれぐれも宜しくお願いします。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、7月5日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
「食の都の授業(味覚の授業)」講師向けセミナー(後編)
昨日のお話しの【「食の都の授業(味覚の授業)」講師向けセミナー(前編)】の続編です。
受付を済ませ、部屋に入ると、
冊子が置かれていた席に座ることに、座ることにしました。
食のワークショップと書かれた冊子を開くと、
今日のセミナーの出席者が書かれており、
もちろん、自分の名前も書かれていたのですが、
誤字で印刷されており、自分の氏名は、志村博伸ではなく、志村弘信です。
目くじらをたてても仕方がないので、とりあえずその旨だけを伝え、開始時間を待つばかりとなりました。
時間になると、
県の担当の職員の方が挨拶をし、
別の方の概要についての話が続きました。
その後、昨年度の講師を務めた二人の方たちが、
その時の授業のお話しを、
して下さいましたが、お二人とも自分同様、“ふじのくに食の都づくりの仕事人”です。
お二人のお話しは、連続ではなく、その合間に、
参考資料として、「味覚の授業」について取り上げ、
その時の映像や、テレビで放映された番組を見ながら、
味覚とか、食生活についてのお話しを聞きました。
「味覚の授業」とは、五感を活用しながら、味の基本となる四つの要素(塩味、酸味、苦味、甘味)に、日本に根付き、第五の味と言われる旨味を加えた味についての知識や味わうことの楽しみに触れる体験型学習です。
ただ、本来、日本料理でいうところの五味とは、酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(塩味)のことですが、「味覚の授業」そのものが、フランスで行われている「味覚の一週間」を参考にしたものですので、このようなことになっているのかもしれません。
セミナーも無事に終わると、
出席されていたFacebook友達と、実際にお話しもすることが出来、有意義な時間でもありました。
退出し、喉も渇いていたので、駅に向かう途中、
こちらで、
グビグビ・・・♬
長居は出来ないので、駅に向かい、
電車の中で、
夕刊を読みながら、
再びグビグビ・・・♬
やはり、電車に乗ると、これしかありません。ただ、在来線はかつてのように、ボックス席が一理想的で、そうでないと旅行気分が出ないのは、確かです。
そして、乗降口を見ると、昨今の電車は、
こんな風になっており、へぇ・・・。
そうこうしていると、
中学、高校時代の恩師に会うため、清水駅で降りたのですが、恩師に会うのに、飲んでいるとは不届きと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、休みですので、よろしいかと・・・。
駅から歩くこと数分、
恩師の住まいの近くで、近況や同窓生の話に華が咲き、あっという間に楽しい時間が過ぎ、帰ることにしたのですが、諸々の理由で、すんなり電車に乗れるわけはなく、こちらで、
3回戦目のグビグビ・・・♬
富士まで、帰らなくてはならないので、心を鬼にして、控えめにしたせいもあり、
4回戦目は、ワンカップで・・・♬
それこそ立ち飲みでしたが、ワンカップは電車旅行の永遠の友で、間違っても吟醸酒や純米酒の冷酒であってはなりません。
ここまでお読み頂ければ、電車で出掛けた理由が、何であったのか、お分かり頂けた思いますが、セミナーもちゃんと受講したので、めでたしめでたしということで・・・。
★★★ 『佳肴季凛』謹製 【鰯の丸煮】 ★★★
当店では、お中元、お歳暮、手土産などの贈り物や、お取り寄せに最適な【鰯の丸煮】をご用意いたしております。
5パック(10本)入 2,250円 ※クール便にて発送可
“大羽(おおば)”と呼ばれる大きめの真鰯を使用し、店主の“熱き想い”と共に、煮詰めた逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。
「食の都の授業(味覚の授業)」講師向けセミナー(前編)
一昨日お話ししたように、「食の都の授業(味覚の授業)」講師向けセミナーが静岡県庁で行われるので、
定休日の今日は、静岡まで行って来ました。
今日は、【佳肴 季凛】の最寄りの駅のJR東海の身延線の入山瀬駅から、
電車で行くことにしたのですが、無人駅ということもあり、
改札口には、見たことがない機械が置かれており、画面らしきところに、切符をかざしたのですが、無反応だったものの、キセルや無賃乗車ではないので、そのまま素通りし、ホームへ。
程なくすると、電車が到着し、
乗ったのですが、車内から眺める光景は、地元とは言え、車に乗ってのそれとは異なり、終点にして、乗換駅の富士駅まで、外を眺めていました。
その時の気分は、長寿のミニ紀行番組の『世界の車窓から』を実体験しているが如くでありながらも、頭の中に流れていたのは、さらなる長寿番組の『遠くへ行きたい』のテーマソングで、いずれにせよ、旅行気分そのものなのは、想像に難くないはずです。
ただ、富士駅までは3駅で、乗車時間は10分足らずですので、束の間の旅行気分で、電車から降りると、ホームには、
立ち食い蕎麦屋が今以て健在で、紅顔の美少年だった学生時代に、数え切れないほど利用し、時には、持ち込みの丼で、車内で友人達と食したことを思い出してしまいました。
そして、東海道線に乗り換えるため、
階段を上がり、再び電車に乗り、静岡までの道中は、知らず知らずのうちに、寝落ち・・・。
静岡が終点でしたので、乗り越すこともなく、
改札口を抜け、向かったのは、
コインロッカーでした。
セミナー終了後、静岡市清水区に住んでいる恩師に渡すべく荷物を預けるために利用することにしたところ、昨今のコインロッカーもIT化が進み、
かつての無機質な音声から変貌しつつあるアナウンスに促され、
荷物を預け、
会場である県庁に向かうことにしたのですが、駅前のデパ地下に立ち寄り、
フレッシュジュースで喉を潤した後、
繁華街を抜け、
会場である県庁に、辿り着きました。
ただ、会場はこちらの本館ではなく、
別館で、御覧のように、静岡県公安委員会と警察本部がある建物で、館内に入ると、
当局の入口を尻目に、
会場に着いたのでした。
この後のお話しは、明日お話しさせて頂きます。
★★★ 佳肴季凛謹製 西京漬 ★★★
当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な『西京漬』をご用意いたしております。
銀鱈、サーモン各3切入 3,480円 ※クール便にて発送可
店主自ら、魚市場で吟味した“銀鱈”、“サーモン”を使用し、お手製の有機西京味噌で仕込んだ逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。
「食の都の授業(味覚の授業)」の講師
先月の終わりに、
『富士農林事務所』から、
一通の封筒が届き、中を開けると、
ふじのくに食の都づくり仕事人宛てで、自分も、7年前に選ばれたこともあり、一年の間に、県などから色んな通知が届いています。
そして、封筒に入っていたのは、
今年度の「食の都の授業」の講師募集についての要項でした。
ただ、所謂オーナーシェフにして、親方無しの子分無しの一人仕事をしていいるので、なかなか公の仕事に貢献出来る機会も少ないのが、実情です。
また、昨年度も届いたのですが、申し込み期限を忘れてしまい、その機会を得られなかったので、
再び訪れた機会ということで、申し込むことにしました。
講師として、授業を行う小学校は、富士市と富士宮市の5つの小学校で、
この中の富士市立広見小学校で、10月25日(月)に行うことが、先日決まり、その通知を頂きましたが、講師になるにあたって、
講師向けのセミナーを受けなくてはならないので、明後日の月曜日に、県庁に出向き、そのセミナーを受けてきます。
これまでに、地元の高校や、
職業講話や、
【総合的な学習の時間(総合)】で、調理実習の授業を行ったことがありますが、今回の授業は、どんなものになるのか分かりません。
いずれにせよ、明後日のセミナーを受け、どのような授業が出来るか自分なりに考え、食というものの素晴らしさや大切さを知ってもらえるだけでなく、広く公のために、一介の料理人の自分が少しでも貢献出来るようにしたいものです。
★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』 ★★★
この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。
当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。