10年以上続いている廃食用油のリサイクルのお手伝い
月1で、近所の小学校に
廃色用油を
届けているのですが
改めて考えたら
10年以上も
続けていたとは・・・
2025年3月4日

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
静岡県富士市の
日本料理店【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の志村弘信が
今日も認(したた)めます

「おはよう、親方
フライヤーの油が
超ヤバくね?」
と、ふぐとらちゃん

「おはよう
そうだよ
だから、これから
掃除するんだよ」
「休み明けなのに
フライヤー周りが
汚れているけど・・・」
「そうだよ
だから、一昨日の夜
夕飯用に
フライを揚げて

片付をしないで
そのままにしておいたんだよ」

「そうだったんだね
しっかし
んまそぉ」
普段なら
油を温めるため
娘弁当用の揚物を
揚げるのですが
一昨日の今日なので
揚物はせずに
温めたら

油を抜きました

フライヤーの掃除をしてくれるのは
いつものように
女将兼愛妻(!?)の真由美さんです

「おはよう、真由美さん♬
フライヤーの掃除
頑張ってね!」
「おはよう
ふぐとらちゃんも
手伝ってくれる?(笑)」
「ギクっ・・・」

最初に真由美さんが
掃除してくれたら
最終確認をするのは
自分で

このように洗い上げました

「おぉ~
ピカピカじゃん
素晴らしい
さっき、素手で
洗っていたけど
平気なの?」
「素手じゃないと
洗い残しが分からないからね
面の皮と同じくらい
手の皮も厚いから
ぜ~んぜん平気だよ」
「そうなんだぁ
面も手の皮も・・・(笑)」
「何って言った?」

油が冷めたら

真由美さんが
ペットボトルに
詰めてくれました

「この油は
どうするの?」
「近所の小学校に
持って行くんだよ」
「誰も通っていないのに?」
「そうなんだけど
二人(の娘)が
通っていた頃から
続けているんだよ」
「ってことは
10年以上じゃね!?」
「そうだね
リサイクル用なんだけど
廃食用油は
リサイクル出来るゴミの中でも
優秀って
親方がよく言っているよ」
「優秀って?」
「使い道も色々で
金額的にも
高いらしいよ」
「へぇ~
でも、10年以上も
続いているってことは
かなりの金額を
寄付したんじゃね?」
「そういう計算は
あんまり得意じゃないから
親方に訊いてごらん」
/ /
ねぇ~、親方
いくらぐらいなの?
\ \
「はいはい
前は、一斗(18リットル)で
500円って
聞いたことがあるけど
今は、どうなんだろうね
あんまり関心がないから
Google先生にでも
訊いてごらん」
「値段はともかく
今日の量は
どれくらいなの?」
「ほぼ一斗だよ」
「前の値段と同じ
ワンコインで計算した場合
これまでに寄付した金額って
かなりになるんじゃね?」
「そうだね
まごまごすると
6桁を越えてたりして・・・!?」
「6桁ってことは

渋沢さんが
10枚以上じゃん」
「そうなるね」
「かなりの金額じゃん!
それを親方達がしていたなんて
すばらしい!」
「そんなことないよ
出来ることをやって
続けているだけの話だし
二人共
その時だけの
ボランティアとか
チャリティーが
うさん臭くて
好きじゃないんだよ
だから、どっちかと言えば
こっちでしょ」
「ギャハハ・・・
親方達らしいね
でも、それって
よく分かるよ」
「特別良いことをする
必要は無いけど
悪いことだけは
しないようにしないとね
その方が
長続きするだろうしね」
「なるほど~♬」
一介の料理人夫婦が
出来ることは
些細なことですが
廃色油を
地元の小学校に届けることで
誰かしらの
役に立っている以上
続けていきたいものです

「鰤(ぶり)とサーモンの
切落しの西京焼じゃん
盛付け方が
おかずっぽくないけど・・・
そんじゃ、また明日」
by ミニふぐちゃん
コエタス
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が
投稿して下さっています

ご興味
ご関心のある方は
御覧下さい
鰆(さわら)の競り待ちの間に、目鱚(めぎす)こと、似鱚(にぎす)の下処理
魚の仕込みは
厨房でするのが
ごくごく当たり前のことですが
何故か、今日は
魚市場で済ませました
その理由とは・・・
2025年2月13日
Vol.4574

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます

「バタバタのランチタイム
お疲れ様~♬」
と、ふぐとらちゃん
「君達が手伝ってくれれば
良かったのにね~」
と、返すと
「・・・・・」
案の定の無言
「これから魚の仕込みを
しなくちゃならないから
まだまだ
気を抜けないよ」
「え゛~っ
で、何を仕入れて来たの?」

「目鱚(めぎす)だよ」
「メギス?」
「標準和名
要は、正式な呼び方は
似鱚(にぎす)って
言うんだけど
沼津辺りだと
メギスって呼んでいるよ」
「へぇ~
それはそうと
頭と身が別々じゃね?」
「なっているよ」
「あっさり言ってるけど
そんな風に
市場に並んでいるの?」
「いやいや
そんなわけないじゃん
フィレーとかドレスは
よくあるけどね」
「フィレー?
ドレス?」
「あっ、専門用語で
言っちゃって
ごめんごめん
水産業界で
フィレーって言うと
卸し身のことで
ドレスっていうのは
頭と内臓を
取り除いた状態のことを
言うんだよ

この目鱚の場合
ドレスってことになるね」
「こんな風にして
持ち帰って来たのは
どうしてなの?」
「メギスを仕入れた後
競りが始まるまでに
時間があったから
頭とはらわたを
取ったんだよ」
「そんなことする人
いるの?」
「ここにいますけど・・・www」
「親方以外の人で
見たことある?」
「見たことないね」
「ほら~
やっぱりね」
「まぁ、順を追って
話すよ」
「はぁ~い♬
今朝、沼津魚市場に着き
向かったのが
トロール漁の売場で
水揚げした魚の仕分けを
しているところでした

トロール漁とは
底引き網漁のことで
沼津周辺では
9月から5月までが漁期で
沼津港の風物詩の
一つでもあります
青いバケツに入っているのが
目鱚で

好みのものを選び
秤にかけてもらうと

1,6キロでした

その後
隣の売場に行くと

桜海老(さくらえび)で有名な
静岡県由比(ゆい)産の
鰆(さわら)が並んでいました

こちらの売場は
地物や沼津近隣の魚が
主にならぶ売場です
由比は、沼津から離れており
近隣ではありませんが
売場に並ぶ魚の産地は
特別な決まりはありません
こちらの売場の
競りの開始時間は
5時45分ですので
はっきりと覚えてはいませんが
30分以上は
あったはずです
30分もあると
それこそ
ひと仕事が出来ます

包丁は持参していますので
ひらめきました

コンテナを椅子にし
活魚売場の水槽用の蓋を
まな板替わりにして

下処理を始めました
仕事をしながら
生簀を見ると
チビとらこと
ミニサイズのとらふぐが
泳いでいました
こちらのとらふぐは
静岡県熱海市網代(あじろ)産です

担当者に訊くと
GET成功!

その場で締め
海水の中へ

とらふぐに限らず
フグ類の血は無毒です
その後
目鱚の水洗いを
始めました

水洗いを終えたら

氷入りの海水の中に入れ
後片付けをし

競りの前の
ひと仕事が終わる頃には
競りが始まると

無事に2,2キロのものを
GET出来ました

「こういう流れだったんだね
どっちにしても
朝時間の有効活用には
恐れ入ったよ」

「どうもどうも
あざ~っす!」
目鱚は
水洗いをしたのち

三枚に卸したら

酢締めにしました

また、鰆は
刺身用ですので

卸したら

柵(さく)取りをし
冷蔵庫へ

「元々が細長い魚だから
なおさら、柵も
細いよね」
「西京焼にする場合は
4キロ以上の
大きいものじゃないと
切身の形だけじゃなく
脂の乗り具合も悪いけど
刺身にするには
このサイズが
都合がいいんだよ」
「そうなんだぁ~」
普段なら
話の主役級の扱いの
とらふぐですが

今日は脇役で
サイズも小さいので
ふぐちりに使います
ひとり仕事ゆえ
僅かな時間でも
惜しいことが多く
今日のようなことは
それこそレアケースです
もしのもし
叶うならば
コピーロボットを
手に入れたいこと
この上なりません

「おっ、海のジビエじゃん!
んまそう~
そんじゃ、また明日」
by 熱血君
海のジビエとは
海豚(いるか)のことで
静岡県では
古くから食べられています
コエタス
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が
投稿して下さっています

ご興味、ご関心のある方は
御覧ください
二日連続の時化ため、魚の仕入れは、地物の胡椒鯛(コショウダイ)のみ
1月、2月は
時化の日が多く
数日連続で
魚の水揚げ、入荷が
少ない時もしばしばです
今日も昨日も
そんな感じでした
2025年1月30日
Vol.4567

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
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支えてくれる漁師の
代弁者として
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
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今朝の沼津魚市場です

ガラ~ン・・・
こちらの売場は
主に、伊豆半島
及び、伊豆七島の魚が
並ぶ売場で
七島とは
伊豆大島(大島)、利島
新島、神津島、三宅島
御蔵島、八丈島
の7つの島です

隣の売場も
ガラ~ン・・・
こちらの売場は
沼津近隣の魚
いわゆる地物の魚が
主に並びます
売場と産地に関しては
明確な決め事が
あるわけではありません
入船及び入荷状況が
書かれたホワイトボードは

真っ白にして

文字通りの
ホワイトボード

それでも
送りと呼ばれ
全国各地から
送られて来る魚が
並ぶ売場には
普段の半分弱の魚が
並んでいました
昨日の水曜日が
休市日の産地(浜)が
あったとしても
主な原因は
時化(しけ)です
特に、1月、2月は
風が強い日が多く
4、5日続くことも
珍しくありません
ビフォーアフター的に
昨日の沼津魚市場です

今日以上に
ガラ~ン

地物の売場は
普段の6~7割程度なので
まぁまぁと言った感じです
こちらの売場は
沼津近隣の魚が
主に並びます
こんな状況でしたが

活魚売場で仕入れたのが

地物の胡椒鯛
(コショウダイ)でした

そのまま
活〆にして

持ち帰って来ました

胡椒鯛を見た
ふぐとらちゃん曰く
「今朝の魚は
これだけ?」

「風が吹けば
こんなもんだよ
特に、この時季は
仕方がないよ」

「あんな感じだと
魚市場らしくないよね
でもさぁ、今日は
野菜の仕入れの方が
多くね?」

「そうだね
市場もあんな感じ
だったから
食遊市場に行ったんだけど

開店っていうか
開館前だったから
真っ暗」
食遊とは

魚市場から
車で15分程の所にある
食品をメインにした
飲食関係の
ショッピングモールです
「で、待ってたの?」
「いや、開いてる入口から

入ったんだけど
2軒ある八百屋のうち

1軒しか
開いていなかったんだよ」
「そんな早くに
行ったの?」

「5時過ぎ」
「早っ!」
それでも
10分ぐらい待ったら

もう1軒の八百屋も
開いて

仕入れ終了
知り合いの漁師に
訊いたところ
まだ時化ているだけでなく
潮の流れも
良くないとのこと
あんまり期待は出来ませんが
明日も市場へ
行って来ます
2月17日のランチ

月曜日が定休日の
当店ですが
2月17日は
ランチのみ営業します
御来店、心より
お待ちしております
2月17日(月)は、ランチのみ営業
月曜日が定休日ですが
前もって
ご予約を頂ければ
可能な限り
対応させて頂いております
2025年1月27日
Vol.4564

いらっしゃいませ
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【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
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少し先ですが
2月17日は
ランチタイムのみ
営業させて頂きます

「そうなんだぁ、親方
で、今日は
完全オフだったの?」
と、熱血君が
訊いてきました
「おはよう
そうだよ」
と、自分
「SNSの投稿も
少なかったから
もしかして
っていうか
やっぱりなぁ
って感じかな」
「チェックしているなぁ」
「えへへ・・・」
休みということで
何にもしていなかったわけ
ではありません
書き損じていた
ブログの下書きなどを
していました
書き損じと言えば
未だに
8月1日を最後に
間が空いており
こちらが

自分としては
365日を
自ら課しているのですが
365回すら
儘ならず・・・
酔狂とは言えども
魚菜食文化の
日本料理の魅力を
伝えることが
自分の使命ゆえ
やめるわけには
いきません
それこそ
なのです

それはさておき
明日は
ホームグランドの
沼津魚市場が
休みなので
二日連続で
早起きの必要がありません
それだけでも
かなり気が楽です
ということで
今日は
この辺で・・・

「ってことは
明日の朝は
娘ちゃん弁当を
作るんだよね~
この感じだと
多分、天丼かな
そんじゃ、また明日」
by ミニふぐちゃん
コエタス
【西京漬】をはじめ
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が

投稿して下さっています
ご興味、ご関心のある方は
御覧ください
来日したラクトオボ・ベジタリアン(乳卵菜食主義者)向けの出汁
今日は
外国人のグループが
御来店され
その中に
お一人だけ
ベジタリアンの方が
いらっしゃいました
その方向けに用意した
出汁とは・・・
2025年1月21日

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
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「カウンターに
用意したってことは
常連さんが見えるの?」
と、熱血君が
訊いてきました
「いや、外国人の
お客さんだよ
自分が料理の説明を
英語でするから
カウンターに席を
用意したんだよ」
「すげぇ~じゃん
親方の秘密兵器が
炸裂するね!」

「秘密兵器って言われてもね~
一応、英語版のページも
「そうだったね
どこの国の人なの?」
「6人のうち
韓国人が5人で
もう1人がアメリカ人
で、英語が喋れるのが
3人だよ」
「へぇ~
で、料理は
どんなコースなの?」
「ランチの“凛”で
西京焼が銀鱈(ぎんだら)だよ」
「おぉ~
ついに季凛の西京焼が
世界進出するんだね」
「そこまでは・・・www
たださぁ
アメリカ人のお客さんが
ベジタリアンだから
料理をアレンジしなきゃ
ならないんだよ」
「そんなこと出来るの?」
「出来るよ
ベジタリアンにも
色んなタイプがあって
今日のお客さんは
ラクトオボ・ベジタリアンだから
そんなに
たいへんじゃないんだよ」
「ラクトオボ
ベジタリアン!?」
「野菜、卵、乳製品OKの
ベジタリアンだよ」
「そんなタイプの
べジタリアンもいるの?」
「そもそも
べジタリアンには
色んなタイプがいて
約10種類とも
言われているよ」
「10種類!
そんなにあるの・・・?」
「分け方も色々だけどね
ヴィーガンって
聞いたことある?」
「あるよ」
「ヴィーガンは
完全菜食主義者で
かなり厳格なタイプね
それよりも
厳格なフルータリアンも
あるんだよ」
「へぇ~
じゃあ、親方の料理の
基本のマクロビは?」
「マクロビオティック
(玄米菜食)も
べジタリアンの一種だよ
ただ、自分の場合は
ぺスコ・べジタリアンかな
日本語で言えば
魚菜食主義者ってことだね
そうは言っても
何でも食べるから
セミ・ベジタリアンとか
フレキタリアンになるかな」
ちなみに

「少し複雑なんだけど・・・」
「そうかもね
詳しいことは
Google先生に訊きなよ
色んなのが
載っているからさ」
「そうだね
なんだかんだ言っても
今日のランチは
西京焼とマクロビだから
親方の十八番(おはこ)じゃん
しかも、英語の説明付きなんて
凄過ぎだね
こりゃ、おとなしく
見ていた方がいいかもね」
「それもいいけど
いつもみたいで
構わないよ」
「わぁ~い♬」
先程お話ししたように
今日のご予約は
当初、ランチメニューの“凛”の
西京焼を
銀鱈(ぎんだら)に
アレンジしたもので

こちらが“凛”の献立です
ご予約を頂いた時点では
6名様全て
同じ料理だったのですが
その翌日
1名様だけ
べジタリアンの方がいる旨の
御連絡を頂き
献立を変更することになったのです
べジタリアンには
様々なタイプがいるので
それを尋ねると
「卵、乳製品に関しては
問題のない」というご回答でした
なので、アレンジすべきは
2点ですので
かなり低いハードルです
2点とは
出汁と魚です
出汁は
昆布と干し椎茸で
取れば済みますし
魚の場合
刺身を湯葉にし
西京焼を野菜の天ぷらで
クリア出来ます
ベジタリアンではないものの
かなり難しいのが
ハラルです
ハラルとは
イスラム教の教えに
基づく決まり事で
食事にも
かなり厳格な決め事があり
戒律そのものと言えます
先ずは、出汁です
出汁は
昆布と干し椎茸で
取ったもので

ふぐ料理、中でも
ふぐちりに使うので
常備してあります
ふぐちりの場合
天然のとらふぐが
味の決め手になるので
昆布と干し椎茸で
十分です
ただ、この2種類だけでは
味に深みが無いのは
仕方がありません

今日は
その出汁で
3種類の出汁を用意しました
こちらが
先付(さきづけ)の
南京豆腐(かぼちゃの豆腐)用で

薄口醤油、みりん、赤酒
日本酒で
味付けしたものです

他の5名様も
同じですが
一番出汁に
同様に
味付けしたものです


こちらの出汁は
小鍋用です

小鍋は
具材は全く同じで

お盆を別にして

盛付けておきました
今日の小鍋は
もずくと野菜の小鍋仕立てです
通常のものは
一番出汁を取った時の
かつお節、そうだ節、さば節
昆布、干し椎茸の足に
魚のあらを焼いたもの
野菜の皮や葉などと共に
長時間、煮出ししたものに
味付けしてあります
食材はこちらです
玉ねぎ、人参、えのき
もやし、水菜
9種類の雑穀
(玄米、押麦、黒米
もち麦、小豆、黒豆
あわ、ひえ、きび)
くずきり、豆腐、うずまき麩で
うこんの粉を
散らしてあります
もう一つの出汁が
茶碗蒸しです

茶碗蒸しは
さつま芋の
茶碗蒸しでした

下茹でしたさつま芋のみの
シンプルなものです

さつま芋には
三つ葉は合わないので
あえて入れてありません
一方、通常の蒸し物は
鰯(いわし)つみれ錦糸蒸しです

昆布と干し椎茸の
出汁を使った料理が
これら3種類でした

「親方の話を聞いていたら
日本料理は
出汁が大事だから
小鍋がマストアイテムって
言っているのも
よく分かったよ」
「でしょ
とりあえず
今日はここまでにして
詳しい献立は
明日にするよ」
「そうだね
聞き慣れない言葉が
多かったから
復習した方が
いいかもね」
ということで
続きは、明日
明日のバスツアー用の仕込みをした2025年元旦
2025年1月1日
Vol.4546
新年あけまして
もとい
萌え燃え・・・まして
おめでとうございます
2025年も
くれぐれも宜しくお願いします

/ /
おめでとうございます
僕達からも
宜しくお願いします
\ \
と、当ブログに
欠かせないメンバーの
三羽烏も
挨拶をしてくれました
三羽烏とは
ふぐとらちゃん
ミニふぐちゃん
熱血君のことです
店内で
掃除をしている
女将兼愛妻(!?)の
真由美さんを見ると

/ /
おめでとう
真由美さん
\ \
「おめでとう
今年も
親方と一緒に
ブログを盛り上げてね」
と、真由美さんからのエール

と、ここまでは
良かったのですが
三羽烏が
揉め始めました
揉め始めた理由は
新年最初の投稿で
誰が登場するか
ということです
三羽烏にとっては
重要なことでしょうが
こっちは
明日のバスツアーの
仕込みと準備を
終わらせたいので
誰が相手をしてくれても
構わないんですけど・・・
すると
/ /
せ~の
ジャンケンポン!
\ \

/ /
ヤッター!
\ \
と、熱血君が
勝ったようです

「ねぇ、真由美さん
さっきは、ホールで
今度は個室を
掃除しているけど・・・」
「明日のバスのお客さんは
グループごとの
席割だから
殆どの席を使うんだよ」
「え~っ
大変じゃん!」
「大変なんだけど
募集型のツアーは
そういうのが
殆どだからね」
「そうなんだぁ~」
その後、真由美さんは

個室と

ホール席のセットを
してくれました
真由美さんが
仕事を始めるまでに
自分は
既に仕込みをしており
30日が最後の
営業だったので
諸々の仕込みというより
総仕込みです
①先付(さきづけ)用の
南京豆腐(かぼちゃの豆腐)

②刺身用のつま

③サラダきしめん用の野菜

④小鍋用の大豆

⑤焼物用の前盛(まえもり)用の
さつまいもの蜜煮

⑥西京焼の鰤(ぶり)の
串打ち

⑦シャインマスカットのアイスの
型抜き

⑧山掛け用の大和芋

⑨おしんこう

⑩小鍋用の野菜

⑪揚物用のさばふぐの
下味付け

これら全て
自分ONLYではありませんし
いくつかは
真由美さんが手元を
やってくれました

最後に器出しです

「器の数が
変に不規則なんだけど
どうしてなの?」
「個室とホール席の数に
合わせてあるんだよ
そうすれば
スムーズに出せるからね」
「そこまで
するんだぁ」
「そりゃ、そうだよ
バスの予約は
時間との戦いだから
少しでも
早く出せる工夫をしないとね」
「へぇ~」
営業はしなかったので
遅めのスタートだったこともあり
終わったのは

3時半前でした
ということで
改めて
2025年も宜しくお願いします

「ってことで
明日のランチは
満席なので
ごめんなさい」
by ふぐとらちゃん 新年の営業

新年は
ランチ、夕席共に
通常通り
営業させて頂きます
皆様のご来店
熱烈歓迎で
お待ちしております
4回目の開花も見れず仕舞いの月下美人
これまでに
3回咲いた
月下美人ですが
4回目が咲きそうだった
にもかかわらず
残念ながら・・・
2024年10月24日
Vol.4517

いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます

「親方、4回目の月下美人が
咲いたみたいじゃん!
前回はダメだったけど
今回は見れたの?」
と、ミニふぐちゃんが
訊いてきました

「残念だけど
今回もダメだったよ」
と、自分
「え゛~っ
この2、3日
気にしていたんでしょ?」
「そうだよ
実はさぁ
咲きそうだったから
店の中に入れておけば
良かったんだけど
うっかりしちゃって・・・」
「ありゃりゃ・・・」
ちなみに
過去三度の開花の様子です



月下美人が咲いた後は
日本酒で軽く洗った後

咲く度に仕込んでいる
月下美人酒に
追加投入

最初に仕込んでから
3か月ほど
経っているので

風味も
落ち着いた感じです

すると
ミニふぐちゃんが
やって来ました
「僕達にも
嗅がせてよ
折角だからさぁ~」

「どうぞどうぞ」
「甘いような
大人の香りがするね」
「大人の香りなんて
気の利いたこと
言うじゃん」
「えへへ・・・」
「大人の香りって言えば
紅顔の美少年だった頃
香水の香りがするガムが
売ってたんだよ」
「紅顔の美少年って
誰のこと!?」
「自分だよ
そのまんまだけど・・・」
「・・・・・
そんなことより
香水のガムなんて
あったの?」
「これこれ

今見たら
復刻版もあって
販売されているみたいだよ」
「見るからに
大人のガムって感じだね
昭和って
面白いものが
多いんだね」
「まぁ、何でもあり
だったからね
今じゃ
コンプライアンスが
どうのこうので
うるさいけど・・・」
「そう思うと
昭和って
いいよね~」
「右肩上がりの
時代だったから
細かいことも
スルー出来たからね」
「へぇ~」
「自分より上の
世代の人にしてみれば
最近のことに
思うかもしれないけど
昭和で言えば
明治みたいなものだから
実は、かなり
かなり昔のことなんだよね」
「確かに
そうかもね」
「自分なんて
令和の人だから
昭和のことなんて
よく分かんないよwww」
「はいはい
勝手にどうぞ・・・(笑)」
月下美人は
年に5回咲くことも
あるようですが
もし、5回咲きそうに
なったら
何が何でも
見ようと思います

「今夜の会席料理の揚物は
クサヤモロのフライ
だったんだね
んまそう~」
by ふぐとらちゃん
コエタス
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が

投稿して下さっています
ご興味、ご関心のある方は
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薄(すすき)と紫陽花(あじさい)の鉢から、彼岸花(ひがんばな)
“暑さ寒さも彼岸まで”
言われているように
当店の彼岸花も
咲き始めました
2024年9月28日

いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます

「今年も
季凛の彼岸花が
咲き始めたね」
と、ミニふぐちゃん

「暑さのせいか
咲くのが遅いから
少し心配していたけど
咲いて良かったよ」
と、返しました
「暑さ寒さも彼岸まで
って言うけど
その通りだね」
「気の利いたこと
知っているじゃん!」
「えへへ・・・♬」

「まだ青々としているけど
薄(すすき)の鉢から
出ているなんて
野にある彼岸花みたいで
いいでしょ?」

「うんうん♬
つぼみのもあるけど
2、3日のうちに
咲きそうじゃね」

「そうだね
こっちのも見た?」
「こっちは
紫陽花じゃん!

紫陽花って
言えばさぁ

5月、6月に
咲いているのも
きれいだったよね~」
「そうだね

紫陽花だけじゃないけど

普段の花の手入れは
真由美さんが
してくれているからね」
真由美さんとは
女将兼愛妻(!?)
のことです
「あっ
★〇¥さんじゃん!」
★〇¥さん は
近所に住んでおり
【佳肴 季凛】の園芸部の
顧問として
真由美さんに
色々と指南して
くれています
こちらが

花が一輪あるだけで
アクセントに
なるだけでなく
季節感が増します
見た目、香り
風になびく音など
花を空間の一部に
取り込むことで
リラックスも出来
心豊かになるものです
若かりし頃は
そのような気持ちに
なることは
殆どなく
歳を重ねたから
このように
感じるようになった
かもしれません
さらには
店先に並ぶ花にも
関心を持つように
なってきました
日本料理という
季節を愛(め)でる
料理文化に携わる以上
“季を尊(たっと)び
凛とす”
という
店名を意味する
言葉に違わぬ姿勢で
日々の事柄に
向き合いたいものです

「明日の西京焼は
ぶりとサーモンなんだね
そんじゃ、また」
by ミニふぐちゃん
コエタス
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が

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月下美人の三度目の開花は、15回目の開店記念日
これまでに
2回咲いた月下美人ですが
3回目の開花日は
なんと開店記念日でした
2024年9月20日

いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます
一昨日(18日)のことです

「親方、月下美人が
咲いちゃった
みたいだけど・・・」
と、ミニふぐちゃんが
言ってきました
「あちゃ~

咲きそうな感じだったから
気にはしていたんだけど

しかも、ダブルで
咲いちゃったんだぁ~」
と、自分
「あぁ~
残念、無念・・・」
ちなみに、三度目の
開花ですが

「確かに
見れなかったのは
残なんだけど
咲いた日は
【佳肴 季凛】の開店記念日
だったんだよ」
「え~っ
偶然でも
スゲェ~じゃん!
何回目の開店記念日なの?」
「16周年だから
記念日としては
15回目だね」
「見れたら
なおさら良かったのにねぇ」
「そうなんだけど
重なっただけは
良しとしないとね」
「そうだね」
そして、今朝

「親方、月下美人が
そのままになっているけど
これも焼酎に漬けて
月下美人酒にするの?」
と、訊いてきました
「そうだよ

両方とも

茎から取ったら

日本酒に浸しました

「どうして
日本酒に浸したの?」

「花に水滴が
付いたまま漬けると
焼酎が傷むからだよ
こういうのを
和食では
地洗い(じあら)い
っていうんだよ」
「へぇ~」

その後

仕込み済の
タッパの中に
追加投入しました
最初の開花から
2か月経ちましたが
飲み頃には
早過ぎます
最低でも
3か月漬けないと
飲むことが出来ませんが
味が熟(こな)れてくるのは
半年はかかるので
それまでは待つべきでしょう
ひと晩限りしか咲かない
月下美人ですが
後々、花見酒ならぬ
花酔酒(はなよいさけ)として
しばらく楽しめるなら
それはそれで
ありかもしれません

「今日は
廃食用油の回収日
なんだね
そんじゃ、また明日」
コエタス
当店のお取り寄せや
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三度目の開花予定の月下美人
一年に一度しか
咲かないと言われる
月下美人ですが
またまた
花芽(かが)が付き
三度目の開花が
期待出来そうです
2024年9月8日

いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
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今朝、沼津魚市場から
戻ってくるやいなや
ミニふぐちゃんが
やって来ました

/ /
おかえり~、親方
見てよ
これこれ!
\ \
「おはよう
そんなに大きな声で
どうしたの?」
「あっ、おはよう
を忘れてたね
失礼しました
で、これこれ

月下美人の花芽が
3つも
付いたんだよ!」

「あっ、本当だ!」
数えてみると
3つありました
◆花芽(その1)

◆花芽(その2)

◆花芽(その3)

「月下美人って
一年に一度しか
咲かないって
聞いたことがあるけど

実際は
どうなの?」
「ネットで調べたら
うまくすると
3~4回
花が咲くらしいよ」
「じゃあ
今回ので
3回目じゃん!」
「そうだね」
◆一度目の開花


「しかも
今回は3つ
咲くんでしょ?」
「多分ね」
「どっちにしても
何度か咲くってことは
もしかして
親方の人生にも
花が咲くんじゃね!?」
「あはは・・・
どうせなら
花が咲いて
一気に実がつくぐらいで・・・」
「あんまり
欲張るのは
どんなもん
だろうねぇwww」
上手くすると
4度目どころか
5度目も
あるとのこと
先ずは3度目が
咲くことを
期待しましょう

「昼ごはん用の
クサヤモロのフライが
んまそぉ~
そんじゃ、また」
by 熱血君
コエタス
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