二週連続の休日出勤は、【ぽん酢】&お弁当の煮物の仕込み
Vol.4149
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(9月18日)は

についてお話しします。
今日は

沼津魚市場に行って来たのですが

定休日ですので

どこそこの売場へ行くも

スルーし
鮮魚の仕入れはありませんでした。
別棟の売場で

冷凍の海老を仕入れ

魚市場から撤収。
魚市場の次に向かったのが

車で15分程のところにある
食遊市場でした。
野菜をはじめ
調味料を仕入れたら

今朝の仕入れが終了。
『佳肴 季凛』に戻り

荷物を下ろすと

熱血君がやって来ました。
「おはよう、親方
魚市場よりも食遊市場の仕入れの方が
多いじゃん!」
「おはよう
そういう時もあるさ。
先週も休日出勤だったから
どんどん始めるよ。」
「頑張ってね♬」
ちなみに

今日の仕込みは2本立てで
先ずは

【ぽん酢】用のかぼすを搾ることです。
一昨日届いた時点で
水洗いし
水分をふき取り
ざるに上げておきました。

「ただ洗うだけじゃないんだね。」
「水があると
【ぽん酢】が傷むから
そこは大事だよ。」
「ふぅ~ん。」

半分に包丁したかぼすを搾ってくれるのは

女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。

そのまま使うので
手袋は必須アイテム。
搾ったら

ボウルに移し替えます。

「真由美さん、頑張って~!
かなり力を入れているけど
親方への不満爆発の代わりとか・・・!?(笑)」
「そんなことあるわけないじゃん。
美味しいふぐ料理の脇役だから
ついつい気合が入っちゃうんだよねぇ。」
「そうだよね。
季凛の看板だしね。」
搾り終え

量ったところ

1,4リットルで

熱血君も

「これしかないんだぁ~。
何だか、寂しい気分。」
「まぁ、こんなもんだよ。」
「っていうか
頑張った真由美さんが
何か可哀想な感じ・・・。」
「君は優しいねぇ~。」
「熱血料理人の分身だからじゃね!?」
「あはは・・・。」

「それにしても
この皮、すごいね。

何かに使うの?」
「使えないことはないけど
ごみ箱行だよ。」
「何でもかんでも
使い切るのに
珍しいね。」
「そこまで手が回らないから
しょうがないよぉ。」
「親方のアレンジっていうか
再生は面白いから
少し残念だね。」
かぼすの果汁を絞り終えたら

明日、明後日のお弁当の煮物の
仕込みをしました。

「煮物は
このまま使うんじゃないんでしょ?」
「もちろんだよ。
火入れを兼ねて
煮上げないとね。
海老は
煮汁から上げて
使うけど。
仕込みの時点で
しっかり煮汁を煮詰めてあるから
余程のことが無い限り
問題ないよ。」
「どういうこと?」
「ものが傷(いた)む時は
煮汁からだから
それをちゃんとしておけば
大丈夫なんだよ。」
「へぇ~、そうなんだぁ。」
これらを冷蔵庫にしまったら

包丁を砥ぎ
二週連続の休日出勤が終わったのでした。
「明日も【ぽん酢】の仕込みをするんだね。

そんじゃ、また」
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
当店のお取り寄せや
通販の商品などを召し上がった方々が

投稿して下さっています。
ご興味、ご関心のある方は
御覧ください。
2023.9.18|ぽん酢 お弁当 野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません
海老(えび)、蟹(かに)の甲殻類抜きのお弁当
Vol.4143
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
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【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(9月12日)は

海老、蟹の甲殻類抜きのお弁当について
お話しします。

「 おはよう、親方
娘ちゃん弁当が出来たね。」
「おはよう
出来たってっていうか
真由美さんが作ったじゃん。」
「そうだったね。」

真由美さんとは
女将兼愛妻(!?)のことです。
娘達のお弁当を作っているのも
自分だと思われている方も
多いかもしれませんが
娘弁当は、ほぼ真由美さんで
娘弁当については
自分のInstagramに投稿しているので
時間があれば、是非是非・・・。

「ねぇ、親方
娘ちゃん弁当もいいけど

昨日のお弁当のことを
話してよ。」
「そうだったね。」
「じゃあ、お願~い」
昨日のお弁当は

このようなお弁当でした。
揚物を

鶏肉の照焼に替えたプチアレンジは
珍しいことではありませんが
一番の違いは

海老の酒煮(さかに)にするところを

つくねの塩焼に

変更した点です。
海老、蟹の甲殻類抜きのご注文は
ランチや普段の会席料理などでも
頂くことも多く
その場合
甲殻類抜きのお客様だけ
変更すれば
問題ありません。
ただ、お弁当の場合
少ない数だけ替えることも可能ですが
お弁当を振り分ける時に
付箋を貼っておいても
間違える可能性もあるので
全部同じものにしています。
また、お客様の方からも
そのようなご要望を頂くことも
珍しいことではありません。
これまでお話ししていますが
お弁当に限らず
料理内容については
可能な限り対応させて頂いておりますので
お気軽にお申し付け下さい。
「焼芋のアイスの素だぁ

明日、仕込むんだね♬」 by ふぐとらちゃん
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が

投稿して下さっています。
ご興味、ご関心がある方は
是非、御覧下さい。
法事用のお弁当Q&Aいろいろ
Vol.4127
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志村弘信です。

「お弁当が仕上がったね、親方。
お疲れ様~」
と、熱血君。
ということで
仕上がったお弁当が
こちらです

「それでね、お弁当の料理を見ていると
気になることがあるんだけど

訊いてもいいかなぁ?」
「どうぞ、どうぞ♬」
ということで
今日(8月27日)のお話しは

お弁当についての疑問
についてです。
Q1 法事用と通常のお弁当の違いは?
A1 内容については、殆どありません。
ただ、天紙や

掛け紐は

仏事用のものです。
Q2 御飯を最後に盛付けるのは?
A2 最後に盛付けないと

煮汁などがかかった場合
取り替えなくてはならないからです。
これについては
お弁当全般にあてはまります。
Q3 袋付とそうでないものの違いは?


A3 会食をせずに
持ち帰り用として
渡す場合で
お客様により
ケースバイケースです。
Q4 焼物は、基本的に西京焼?

A4 魚は、その時の仕込み
仕入れによって異なります。
今日は、サーモンでした。
Q5 注文はいくつから?

A5 5個から、お願いしています。
法事のお食事のご予約を頂いている場合は
1個からでも、ご用意が可能です。
Q6 料理内容の希望は?
A6 可能な限り
対応させて頂いております。
(アレルギーの有無、好き嫌い等)
Q7 お渡し時間の希望は?
A7 何時でも構いません。
今日は、9時引き渡しでしたので
5時前スタートでした。

「僕はまだ寝ていたけど・・・」

Q8 注文は何日前まで?
A8 5日前まで。
折の発注の都合もあるので
出来るだけ、お早目にお願いします。
「あと、どんなことを訊いていいの?」
「何でもいいよ。」
「あとは、特にないなぁ~。」
「じゃ、終わるよ。」
「待って~。
Q9ってことで
今日のお弁当はいくら?
忘れそうだったよ。」
「Q8ってことで
3456円(税込)だね。」
「はぁ~い。」
「今度の金曜日に
普通のお弁当の注文があるから
何かあれば
その時に訊いてよ。」
「はぁ~い♬」
これら以外にも
ご不明な点がございましたら
お気軽にお問い合わせ下さい。
「お店の前のすすきも
秋っぽくなってきたね♬

そんじゃ、また」 by ふぐとらちゃん
お弁当の残りの玉子焼は、西京焼の前盛(まえもり)に
Vol.4106
いらっしゃいませ
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今日(8月6日)は

西京焼の前盛りの玉子焼について
お話しします。
お弁当のご注文は
基本的に最低5個となっていますが
今日のように
法事の御席のお客様に限っては

1個からでも
ご用意させて頂いております。

お弁当を見たふぐとらちゃん曰く
「こういうことだったんだね」
「そういうことだね。」
と返すと
「ひと段落したみたいだから
訊いてもいい?」
「まぁ~ね。」
と、ここからは案の定の
職質(職務質問)です。

「揚物の鶏の唐揚げが
6個あるんだけど
どうしてなの?」
「これは子供達の昼ごはん用だよ。
御飯だけは炊いておいたから
これがおかず。
まぁまぁの手抜きだね。」
「手抜きって言っても
鶏からは喜ぶんじゃない?」
「自分が作る料理の中では
ベスト3に入るくらいって
言ってたよ。」
「鶏から
いいもんねぇ~」

「で、今日の西京焼は?」
「葉血引(はちびき)だよ。
生の身が赤いから
こんな感じだけど
味はちゃんとしているよ。」
「へぇ~。」
殆どの料理は
お弁当の数=1個分に
予備となるのですが

玉子焼だけは
レギュラーサイズで焼き
その後
お弁当用よりも
小さめに包丁すると

「これって
どういうこと?

もしかして
僕達の分とか・・・。」
「違うんだな
残念ながら。」
「世の中
そんなに甘くないかぁ~。
でも、どうして
こんなにあるの?」
「ランチと夜の西京焼用
前盛のだからだよ。」
「こんなにあると
けっこうハードじゃね?」
「まぁ~ね。」
法事用ということなので

紫と白の紐を用意し
お弁当は終了です。
予約時間の関係で
ランチは予約のみの
御席とさせて頂き

お断りしてしまったお客様には
改めてお詫びさせて頂くだけでなく

「僕達からも
ごめんなさい。」
そんなランチの焼物は
基本バージョンということで

鯖(さば)の西京焼で
もちろん、前盛は
玉子焼。
ちなみに
ランチメニューの西京焼は

先程の鯖(さば)、鰤(ぶり)
サーモン、銀鱈(ぎんだら)で
魚によって
お値段が追加となります。
また、夜の西京焼は

鰆(さわら)の西京焼で
ランチ同様
前盛は玉子焼でした。
前盛には
特に決まり事がありませんし
色々なものを
お出ししており
お弁当のご注文を頂いた時は
あえて、多めに焼き
前盛に使うようにしています。
前盛に使うものは
様々ですが
玉子焼を前盛用に
焼くことはありません。
その理由を考えてみところ
特別な理由はないような・・・。
ただ、言えるのは
玉子焼を焼くためには
それ用の出汁を仕込む必要があることや
西京焼に玉子焼となると
焼物が重なるからです。
そう思うと
意外と考えているようで
考えていなかったりするのは
今更ながら
不思議なものでなりません。
「今夜はローストビーフを
用意したんだぁ。

そんじゃ、また明日。」 by ミニふぐちゃん
ふぐのイラスト付のポーセラーツのお子様プレート
Vol.4099
いらっしゃいませ
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今日(7月30日)は

新しいふぐのイラスト付の器について
お話しします。
今日のような土日に
お弁当のご注文を頂くと

娘の昼ごはんが
お弁当の余りもの御膳になる確率がUPし

今日の余りもの御膳がこちらでした。
娘ごはんを見た熱血君曰く

「んまそう~♬
そう言えば
前にも

お子様料理っていうか
お子様プレートで
使っていたよね。」
「そうそう。

これね。」
お子様プレートの内容は

おにぎり

つくね

鶏の唐揚げ

ハッシュドポテトで
これにデザートです。
このお子様用プレートは

当店のオリジナルグッズを
作って下さっている
PLUSROSEさんのデザインです。

ふぐのイラストは

オリジナルグッズ同様

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが
描いたもので

スマイルと

ラッキーは
フリー素材からとのこと。

「ねぇ、親方
お子様プレートは
いくつくらいのチビッ子用なの?」
と、熱血君。
「そうだね
3歳~5歳ぐらいの
チビッ子向けかな。」
「ふ~ん、そう言えばさぁ

お子様プレートより少なめの
チビッ子プレートもあったよねぇ。」
「そうだね、よく覚えているじゃん。」
「えへへ・・・。
チビッ子プレートは
いくつくらいのチビッ子なの?」
「ハッシュドポテトが小さいから
幼稚園前のチビッ子かなぁ。」
「この違いって
どうやって決めているの?」
「お子様料理は要予約だから
予約の時に
年齢、アレルギーの有る無し
好き嫌いなんかも訊いてから
用意しているよ。」
「そうなんだぁ~。
器は子供向けだけど
料理そのものは
そんな感じはしないよね。」
「そうだね。
キャラ弁もだけど
そういうのって
作ったこともないし
出来ないと思うし・・・。」
「親方でも出来ないものあるんだぁ。」
「そりゃ、あるさ。
キャラ弁は難し過ぎる!」
「どういうところが?」
「料理技術の積み重ねっていうよりも
裁縫のデザインの
延長みたいなところかな。」
「言われてみれば
そうかも。
この際、チャレンジしてみれば?」
「う~ん・・・。」
当店のお子様料理の基本スタイルは
こちらですが

お子様の年齢
お好みなどに応じて
可能な限りご用意させて頂きますので
お気軽にお問い合わせ下さい。
直しを終えた出刃包丁
Vol.4093
いらっしゃいませ
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今日(7月24日)は

直し終えた出刃包丁について
お話しします。
今朝、沼津魚市場から戻ると

「おはよう、親方
仕入れ&休日出勤、お疲れ様~。
これはクロダイ?」
と、ミニふぐちゃん。
「おはよう

そうそう。

地物だから

今朝、水揚げのだよ。」
と、返しました。
「これから、締めるんでしょ?」
「そうだよ。」

出刃包丁を用意すると

「普段使っている包丁と違うじゃん。」
と、言うので

「そうだよ。この間
胡椒鯛(こしょうだい)を卸した時に
出刃包丁を刃こぼれさせちゃったから
今度から
骨を叩くような時は
ステンレスのを使うことにしたんだよ。」
「そうだったねぇ。

かなり派手にやらかしたもんね。」
その時の様子が

頭と

尾びれの付根に

氷入りの海水に落としたまま

神経を抜きました。

氷入りの海水に浸けるのは
体温上昇による身焼けを
防ぐためです。
また、神経を抜くことで
死後硬直が遅れ
鮮度を保つことが出来ます。
黒鯛の下処理をする前に

たかべの仕込みをすることに。
たかべの鱗を取るため
使ったのが

小出刃(こでば)で
鱗を取ります。
たかべは
酢で締めてから

昆布に挟み、冷蔵庫へ。
たかべの後は
再び、黒鯛です。
鱗を取り
はらわたを抜いたら
頭を割るのですが

この時もステンレスの出刃を使いました。

水洗いを終え
卸すのに
出刃包丁を用意すると

「ここで、出番だね。」
「そうだよ。
刃こぼれは勘弁だからね~。」
「でも、どんな風に
直してもらったの?」
「こんな感じ。

刃こぼれした所なんて

3ミリも欠けちゃったし
包丁とは思えない姿で
悲しくなるよ。」
「確かに、そうだよね~。」

卸し身を見ると

「クロダイって
きれいな白身なんだねぇ。」
と、ミニふぐちゃん。
「皮を引くと
模様が赤いから
見栄えもするんだよ。

過去画像からだけど、どう?」
「こんなにはっきりした
赤なんだぁ。
いいじゃん、いいじゃん♬」
ところで、最初にお話ししたように
休日出勤をしたのは
明日のお弁当の仕込みもあっただけでなく
明日が休市日だったからです。
魚の仕込みが終わったら

煮物など
お弁当の仕込みをしました。
なので

女将兼愛妻(!?)の真由美さんの
手助けは欠かせませんでした。

その頃

包丁を砥いでいると

「魚の仕込みが多かったから
出刃包丁の揃い踏みだね。」
と、ミニふぐちゃん。
「そうだね。
出刃包丁も戻ってきたし
包丁屋さんにも
色々と教わったから偉くなったよ。」
「めでたし、めでたしじゃん!」
包丁を刃こぼれさせてしまったことで
新しいことを知ることも出来ました。
そう思うと
自らの勉強不足を知っただけでなく
アラフィフを超えとは言え
まだまだ精進の余地
大いにありです。
「明日はお弁当から
一日が始まるね。

そんじゃ、また」 by ふぐとらちゃん
2人の女子力で朝をクリア
Vol.4078
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
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志村弘信です。
今日(7月9日)は

ばたばたの朝から昼の様子について
お話しします。
今朝、沼津魚市場に着いたのは
普段よりも

30分以上も早い4時過ぎでした。
なので、売場にあった鰤は

2本のみ。
この時間ですので
案の定、終わり間近ということはなく
問屋の冷蔵庫に行き

3,7キロのものを
3本出してもらいました。
冷蔵庫と言っても
魚市場の冷蔵庫ですので
この建物そのものが
冷蔵庫なのです。
売場同様
中に入って選んだのですが
機密とまではいかなくても
それに近いものがあるので

自主的に撮影禁止。
選んだのは

3,7キロを3本で

『西京漬』に仕込みます。
まだ、5時前ですので

売場の魚には
ビニールが掛けられたままでした。
鰤を積んだら

撤収。
【佳肴 季凛】に戻ると

「おはよう、親方
今日は、かなり早くね?」
と、熱血君。
「おはよう
これから、法事用のお弁当を
仕上げなくちゃならないからね。」
と言うと
「ねぇ、誠子さんが
草むしりをしてくれているよ。」
※誠子さんは義母にして
当店の準バイトです。

誠子さんに
声を掛けると
「親方、おはようございます♬
やっている時間もないだろうから
やっておきますから・・・。」
※敬語なのは
あくまでも仕事だからです。
「有難う、誠子さん。
助かるよ。」

鰤を下ろした後の
軽トラの掃除も

誠子さんがやってくれました。
その頃、中では
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが

お中元の送り状の
あて名書きをしてくれており
「送り状って
パソコンで作っているんじゃないの?」
「いつもはそうだけど
昨日から調子が悪いから
とりあえず、手書きしているんだよ。」
「え゛っ~!?
たいへんじゃね。」
「たいへんだけど
とりあえずの注文分だけは
書かないと困るからね。」
「そうだよねぇ。
それにしても
真由美さんといい
誠子さんといい
よく働くよね。」
「そうかなぁ。
私も誠子さんも
動くのが好きだしね・・・。」
「それって、DNAなの?」
「どうだなんだろうね~。」
真由美さんが送り状を書き終える頃までに

お弁当用の料理を仕上げておき

盛付けをしてくれたのは
いつものように

真由美さんで
お弁当は

このように

仕上がりました。
その頃の洗い場は

嵐と地震が同時に
起こったようで
熱血君も心配そうで
「誠子さんに頼めば・・・?」
「もう帰ったよ。
それなりの歳だから
あんまり無理すると
色々とたいへんだから
軽めにしてもらっているんだよ。」
「へぇ~。
こき使うことはしないんだね。」
「どうせなら、
熱血君をこき使おうかなぁ~。(笑)」
「遠慮しておくから
僕は、いいよ。」
と、案の定の返事。
お弁当の後に

鰤の仕込みに取り掛かったものの

時間も押し迫りつつあったので
ここまでにしておき

//
お片付け~ お片付け~
さぁさ 二人でお片付け・・・♬
\\
と熱血君。
そして、ランチの営業が終わったら
鰤を

切身にし

有機JAS認証をベースにした
お手製の西京味噌と共に
真空パックし
すべき仕込みが終わり
慌ただしい半日事にクリア出来たのは
二人の女子力だったのは
言うまでなく
この場を借りて、感謝
「明日は休日出勤なんだって。

親方も真由美さんもFIGHT!」
4種類の当たり入りのくじ引き付弁当
Vol.4067
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志村弘信です。
今日(6月28日)は

【くじ引き付のお弁当】の内容
についてお話しします。
今朝、仕事を始めたのは

5時半過ぎでした。
既に明るくなっていたこともあり

ふぐとらちゃん達も
起きるような素振り。
ロールスクリーンを上げると

「おはよう、親方」と、

声を掛けて来ました。
「おはよう
さぁ、始めるよ。」
と、返すと
「この時間ってことは
市場に行く時よりも
遅いでしょ?」
「そうだね。
行く時は
4時前には起きるからね。」
「早っ!」
「数も多いし
盛付けだけでも
手伝ってくれる?」
「・・・・・。」
出汁を引くなどのルーチンの
仕込みをしながら

先ずは
煮物を仕上げました。
仕上がった煮物を見ると

ふぐとらちゃんが
「椎茸、つくね、白滝が
くじ引き用のアイテムなの?」
と、訊いてきました。
「まぁまぁ
最後までのお楽しみ・・・。」
煮物の後は

サーモンの西京焼

玉子焼

揚物を仕上げ
揚物は、さばふぐの唐揚と
鯵のしんびき揚げです。
そうこうしていると

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが
盛付けを始めてくれました。
すると

//
おはよう
真由美さん、頑張って~!
\\
と、ふぐとらちゃん。
そんな声を気付くことなく
盛付けをする真由美さんです。
その頃までに

鶏肉の照焼を仕上げました。
これらとは別に用意したのが

つくね入りの鶏肉の照焼です。

「つくね入ってことは
当たりだね」
「そうそう。
ほら、この5つが

くじ引き用の当たりの5個だよ。」
「だから

ここだけ別なんだね。」
「そういうこと♬」
そして

レギュラーのお弁当は

このように仕上がりました。
煮物は

このような感じです。
※レギュラーの煮物は
人参・ごぼう・こんにゃく
さつま揚げ・モロッコいんげん当たり(その1)

レギュラーに椎茸を追加当たり(その2)

レギュラーに白滝を追加当たり(その3)

2個の人参を鮎(あゆ)の形に
最終的に

当たりのお弁当は
このように仕上がりました。
御飯は

昆布御飯です。
「煮物に

つくねを追加しなかったけど・・・。」
「そうだね。
予備用の当たりだから
使わなかったんだよ。」
「昨日、お客さんの希望で
くじ引き付にしたって
書いてあったけど
こういうのって
絶対に盛り上がるよね。」
「そうだね。
今まで
こんなこと思いつかなかったからね。
作る側の自分も
楽しかったよ。」
「僕達もだよ。」
「でも、こういうのって
意外と真由美さんが
得意なんだよ。」
「そっかぁ~。
娘ちゃん達のお弁当が
そんな感じだしね。」
娘達の弁当は

御覧ください。
そして、お弁当は

このように

仕上がったのでした。
先程お話ししたように
こういう企画は
初めてのことです。
作り手と食べ手の考えは
別物だということも
承知していましたが
今日のお弁当で
自分の考えが
行き届いていないことも
気付きました。
料理を作るだけではなく
お客様の考えを汲み取るスキルを
磨くことを忘れずに
日々の仕事に臨みます。
「明日は、月1の“ふぐの日”だね。

いつも以上に、ふぐふぐしく・・・」
熱血君より
くじ引き付のお弁当
Vol.4066
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(6月27日)は

くじ引き付のお弁当について
お話しします。
その前に

今日のランチタイムに

胡椒鯛(こしょうだい)、湯葉と共に
お出ししました。
胡椒鯛も

昨日、沼津魚市場で仕入れもので

活かしのものです。
ということで
改めて、今日の本題に。

「ねぇ、親方

明日のお弁当用の煮物でしょ?」
と、ふぐとらちちゃん。
「そうだよ。
どうしてなの?」
「人参、ごぼう、さつま揚げが
殆どなのに

椎茸とか、つくねとか

白滝が少数派で
混ざっているんだけど・・・。」
「目ざといねぇ。」
「目ざといも何も
誰だって
気が付くんじゃね・・・。
そんなことより
どうして入っているかってことが
知りたいんだけど・・・。」
「実はね

こういうリクエストを
お客さんからもらったんだよ。」
「わぁ~、いいじゃん、いいじゃん」
「こういう企画は初めてだから

って返信したんだよ。」
「親方、かなりフレンドリーな
メッセージだけど・・・。」
「あぁ、お客さんなんだけど
後輩だからね。」
「そういうことね♬。」
「で、考えたんだよ。」
「へぇ~。
で、みたいなのは
どんなのなの?」
「そりゃ、今の時点じゃ
言えないよ。」
「そっか~。
ってことは
明日までのお楽しみ。」
「そういうこと。」
「折も並べたし

道具とかも用意したから

今日は、ここまでだね。」
「そうだね。お疲れさん。」
「明日、楽しみにしているね。
お疲れ様~♬」
海老の替わりに、つくねを入れたお弁当
Vol.4047
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(6月8日)は

2種類のお弁当について
お話しします。
今朝、沼津魚市場から帰って来ると

「おはよう、親方
(市場から)戻って来るの
いつもより早くね?」
と、熱血君。
「おはよう
お弁当の注文があるから
早めに戻って来たんだよ。」
「そうなんだぁ~。」
「で、何してるの?」

「天気も良いうちに
あじさいを見たかったから
早起きしたんだ。」
「へぇ~。
少しずつ枯れ始めてきたけど
まだ楽しめそうだよ。」
「そうだね。」
「お弁当を始めるから
中に入るよ。」
「はぁ~い♬」
中に入ると、熱血君が

「親方、これは?」

「娘弁当だよ。」
「1つしかないけど・・・。」
「◆¥◎は
午後から仕事で
食べてから、行くようだよ。」
※ ◆¥◎ とは、長女のことです
「今日のお弁当は
サラダなの?」
「いやいや

下にうどんがあるよ。」
「今日のも
真由美さんが作ったの?」
※真由美さんとは
女将兼愛妻(!?)のことです
「基本的には
真由美さんが作るよ。

インスタとか見てないの?」
「見ているけど
お店の料理とは違って
いいなぁって
思っているもん。」
「よくやると
思うよ。」
「親方は作ってあげないの?」
「揚物を入れる時に
揚げるけど
それ以外はやらないよ。」
「娘弁当も二人で作るなんて
仲良し子吉だね~」
「そうだよ。
うちの夫婦仲は

ノーベル平和賞レベルだからね。」
「はいはい、ごちそう様でした♬」
そんなやり取りを終え

西京焼(目鯛)
玉子焼をはじめ

煮物( 人参・ごぼう・椎茸・白滝)
などを仕上げていきました。
これらを盛付けてくれるのは

真由美さんで

//
頑張って~
真由美さん!
\\
このように仕上がると

//
お~い、熱血君
来てごらん。
\\

「どうしたの、親方?」
「ここでクエスチョン。
5つと2つに分かれているけど
違いが分かるかな?」
「急に言われても・・・。」
2つの方は

海老の酒煮(さかに)で
5つの方は

つくねの照焼だよ。」
「あっ、本当だ。
同じグループなの?」
「いや、別々だよ。」
「こういう注文もありなの?」
「ありだよ。
だから、作っているじゃん。」
「出たぁ~
お得意のぶっきら棒トーク!」
「ぶっきら棒で
すいませんね~。」
基本的に
お弁当のご注文は
5個から承っていますが
今日のように
ご注文が重なった場合には
少ない数でも
ご用意が可能です。
また、5個の方は
海老(えび)、蟹(かに)の
甲殻類NGのお客様がいらしたので
つくねに替えました。
これまでお話ししているように
ご予算、ご要望に応じて
可能な限り
対応させて頂いております。
詳細については
お気軽にお問い合わせ下さい。
「明日は、いちごのアイスを
仕込むんだぁ

じゃ、また明日」 by ミニふぐ