バスツアーの日に、三重県安乗(あのり)産の胡麻鯖(ごまさば)
今日は、バスツアーの団体のお客様がお見えになるので、休み明けということもあり、

6時過ぎから、仕事を始めました。
出汁を引くなど、ひととおりの段取りを終えたら、

盛り付けを始め、

殆どの盛り付けが終わった頃、

三重県安乗から、荷物が届きました。
中を開けると、

胡麻鯖が、

9本入っていたのですが、安乗の魚屋のご主人からの頂き物で、鯖好きの自分にとっては、願ってもないサプライズでした。
バスのお客様の御予約時間も遅かったので、すぐに下拵えをすることにし、

4本半を、

〆鯖にすることにし、残りは、とりあえず冷蔵庫へ。
そうこうすると、ランチの営業時間となり、フリーのお客様も御来店され、忙しない中、

バスが到着し、お帰りの際には、

いつものように、皆でお見送りをしました。
それまでに、

〆鯖が仕上がり、南蛮漬、

味噌煮、

そして、あらの部分は、

出汁を取るため、焼いておき、鯖三昧というか、鯖尽くしとも言うべき仕込みをしました。
そして、鮮度抜群の胡麻鯖を味わえることに、嬉々としながら、

明日のバスツアーのお客様用の器出しをし、10月が始まったのでした。
☆★☆ 【とびっきり食堂】に出演 ★☆★
10月8日(火)、静岡あさひテレビの情報番組『とびっきり!しずおか』(夕方4:45~)のコーナー『とびっきり食堂』で、

当店が紹介されます。
放送時刻は、5:40頃と6:40頃の予定です。放送エリアは限られますが、お時間が許す方は、是非ご覧下さい。
リフォームした個室の口開けは、ふぐ料理
今朝は、沼津魚市場に行って来たのですが、台風17号の影響もあり、

魚市場の構内はガラ~ン・・・。
となれば、赤い服を来た魚市場の職員、荷受、仲買人なども、

陸に上がった魚そのもので、別の売場も、

似たり寄ったりで、僅かながら入荷していた鯵の値段を訊くと、

絶句を越え、笑ってしまうほどでした。
こんな状況でしたが、自分の仕入れにはさほど影響はなく、魚市場から戻り、仕込みを始めると、

御座敷を椅子、テーブルの御席にする工事も終わったので、業者が椅子とテーブルの納品にやって来ました。
テーブルは、御座敷の時に使った座卓をリフォームしたもので、

天板の下に板を貼ってから、脚を付けてあり、

脚を広げて、

とりあえず、置いてみると、

座卓だった時の面影は、

全くなく、どんなジャンルでも、プロの仕事は、流石(さすが)の一言に尽きます。
その後、

椅子もセットすると、それこそ店内らしくなりました。
御座敷の時同様、個室にも出来るので、先日の11周年&リフォームの口開けを兼ねて、

常連さんが、

ふぐ料理を召し上がってくれたのですが、

商売をやっている身としては、お客様がいらしてくれるのは、最も尊く、有難いことで、しかも、その口開けがふぐ料理となると、“ふぐに魅せられし料理人”自分としては、嬉しい限りでなりません。
リフォーム中は、営業していたものの、御席もテーブル席とカウンターのみだったこともあり、お断りしてしまっただけでなく、不都合だった点も多く、この場を借りてお詫びさせて頂きます。
今日から、これまで同様の営業をすることが出来、今後ともお引き立てのほど、くれぐれも宜しくお願いします。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。次回は、10月3日(木)の予定です。


パソコン、スマホでも、

走りの牡蠣(かき)&名残の鱧(はも)フライ

フライにし、お昼にクオリティ・チェックをしました。
牡蠣の奥にあるのは、鱧フライで、鱧もそろそろ終わりに近づきつつあるので、走りと名残のコラボレーションということになります。
鱧は、牡蠣と同じく、

金曜日に、

沼津魚市場で仕入れた大分県産のものでした。
はっきりしたことは言えませんが、鱧を仕入れるのは、今季最後の可能性もあり、今日の牡蠣と鱧のフライは、移りゆく季節を堪能し、秋のお彼岸の頃にしか味わえないものでもあります。
そんなことをお話ししていたら、最後にするわけにはいかないかもしれません。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。次回は、10月3日(木)の予定です。


パソコン、スマホでも、

韓国産の加熱用の牡蠣(かき)
今朝は、

沼津魚市場に、

仕入れに行って来ました。
また、秋のお彼岸の頃になると、

秋から冬を感じさせる食材が入荷しはじめ、

その一つが、

牡蠣(かき)です。
牡蠣には、夏が旬の岩牡蠣もありますが、この牡蠣は真牡蠣と呼ばれ、通常牡蠣と言えば、この牡蠣を指し、国内では、広島、三陸などで養殖されているものです。
国産の牡蠣が出回るのは、10月になってからですが、この牡蠣は、

韓国産ですが、

加工地つまり、剥いてからパック詰めしたところは、広島県呉市で、韓国産が出回るのは、国産のものの入荷が安定するまでで、身の質の違いは殆どありません。
ところで、牡蠣には加熱用と生食用のものがありますが、その違いは鮮度によるものではなく、 指定海域や浄化処理の有無によるもので、生食用は出荷する前に、洗浄することによって、 身が痩せて水っぽくなることもあり、 牡蠣自体の味は、加熱用の方が濃く、美味しいのでが、加熱用を生食することは厳禁です。
このような理由から、自分は、牡蠣の生食は殆どしませんし、牡蠣を食べるなら、加熱用で、その美味しさを味わっており、走りということで、近いうちに、クオリティ・チェックをさせて頂く予定で、フライ、天ぷら辺りが妥当でしょう。
☆★☆ 日本料理『季凛』と列車から見る工場夜『富士岳南電車』 ★☆★
遠鉄バンビツアー【ユトリノ】の企画で、 富士市内を走る『岳南電車』に乗りながら、工場夜景を見学するツアーの際、

当店が、夕食をご提供させて頂きます。詳細については、こちらを御覧下さい。
台風15号一過の沼津魚市場
今朝は、沼津魚市場に仕入れに行って来たのですが、

台風15号の影響もあり、

予想通り、

入荷も少なく、

魚を売るというより、

油を売ると言った方が正しいかもしれません。
ただ、これらの売場で仕入れる魚が少ない自分にとっては、特に困ることもなく、

活魚売場に向いました。
活魚売場は、どんな時でも、一番最初に行くのですが、

少ないながらも、

大分県産の鱧(はも)が入荷しており、

この中から、

この1本を選り、

秤にかけてもらったら、

そのまま、

活かしたまま、持ち帰ることが出来るようにしておきました。
また、 落ち鱧と呼ばれ、

輸送中に死んでしまった鱧もあり、

どちらも、

先ほどの活かしの鱧同様、大分県産で、同じ発泡スチロールの中に入ってきた所謂“連れ”で、今夜の鱧料理の御予約用に、6本全て仕入れることにしました。
その後、生簀を覗くと、

先程の他の売場同様、

ガラ~ン。
それでも、

地物の魚と、

陸送便で送られて来た蛸(たこ)が、

生簀に入っていましたが、売場に併設されている簡易的な生簀は、

入荷の予定もないので、

スッカラカン・・・。
こんな状況でしたが、自分の仕入れには支障は無く、魚市場から帰ることにし、『佳肴 季凛』に戻ったら、

活かしの鱧は、

夕方卸すので、ざるごと水槽に入れておき、

今夜の鱧料理の刺身として、お出しし、鱧以外は、生の目鉢鮪(銚子)、小肌(佐賀)、湯葉でした。
鱧の入荷も少なくなっているだけでなく、皮や骨が硬いものも増えており、鱧料理も終わりも近づき、夏から秋へと季節も移ろいつつあり、「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものです。
台風後のお盆明け
お盆休み明けの今朝の沼津魚市場は、

先週の台風10号の影響もあり、

全くのゼロということはなかったものの、

どこそこの売場も、

完全なゼロとまではいかなくても、

かなり少なめの入荷状況で、五品目と呼ばれる、するめいか、鯵(あじ)、鰯(いわし)、鯖(さば)、秋刀魚(さんま)を扱う売場も、ガラ~ン。
今朝の入荷状況は、鯵と鯖のみで、入荷していた鯵の値段を訊くと、普段の3倍近い値段で、今朝に限らず、そんな時は、「訊かなかったことにするから、また今度・・・。」と応え、売場を後にします。
五品目の売場は、魚市場に行くと、殆どの場合、立ち寄り、明日のお弁当の揚物の鯵と、『鰯の丸煮』用の真鰯が必要だったのですが、このような状況ゆえ、諦めることにしました。
そして、真鰯を仕入れるため、

冷凍ものを扱う売場に行き、

冷凍の真鰯を確認し、売場の担当者に、水揚げ時季や解凍した時の状態を訊き、

ちょうど良い大きさだったので、

荷造りしてもらい、この真鰯は、

宮城県石巻産です。
これまでにも、冷凍の真鰯を使ったことがありますが、沢山水揚げがあった時のものですので、生のものよりも、脂が乗っていることが多く、以前使った冷凍の真鰯については、こちらをお読み下さい。
こんな状況ゆえ、仕入れは極少なく、魚市場から帰ることにし、『佳肴 季凛』に戻ったら、真鰯を冷凍庫にしまい、入れ違いで、揚物用に仕込んだ鯵を、

揚物用に仕込んだ鯵を、冷凍庫から出したら、

明後日頂いている御祝い用の鯛の焼物に使う真鯛(沼津産)を、

卸しておきました。
卸している間に解凍した鯵を、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、

打粉をしてくれたら、

生の本鮪の南蛮漬をカップに盛り付けてくれ、自分は、

米を研ぎ、

お弁当の料理に使う道具類を用意し、最後に包丁を砥ぎ、

定休日ということもあり、休日出勤が終わりました。
ところで、昨日お話ししたように、今朝から、

御座敷をテーブル席にするリフォームの工事が始まり、

仕込みの合間を見ながら、

様子を、

眺めていると、

テーブルのメーカーがやって来て、座卓をテーブルにリフォームするため、

トラックに積み込み、しばしのお別れとなり、再会する時は、長脚の姿を見せてくれることでしょう。
また、廃材の中でも、薪ストーブの燃し木に使えそうなものは取り置きし、

暇の時に、それ用に伐(き)ってもらうことにしました。
その頃までには、

養生シートが貼られ、店内のリフォーム感が出始め、御座敷というより、だったところは、

姿を変えつつあり、

リフォームだけに、それこそ、ビフォーアフターの現場にいるようなシズル感を味わっており、夕方までには、

養生シートにベニヤ板の壁が出来、台風後のお盆明けの一日も終わりつつあったのですが、このような店内ゆえ、営業時間中は、工事をしないものの、不都合な点もあるかもしれません。
約一ヶ月間、テーブル席とカウンターのみの御案内となり、不都合な点もありますが、ランチ、夕席とも、通常通り営業致しますので、どうぞ宜しくお願いします。
鯖の塩辛のふりかけ

これだけでも十分美味しいのですが、これをアレンジして、ふりかけを作ってみることにしました。
袋から取り出したら、

身と塩辛の地(汁)を分けたら、

身の部分を、

天日で干し、

乾かすこと数日、

さらに、

90度で、1時間 ほど、温蔵庫で乾かします。
温蔵庫から取り出したら、

これをフードプロセッサーにかけ、

細かくしたら、

クッキングシートを敷いたバットに移し、

時間を半分の30分にし、

さらに温蔵庫で乾かしたら、

出来上がりです。
これを、

白御飯の上に海苔と共に、

ちらしたら、

すり卸した本山葵を天に盛れば、鯖の塩辛のふりかけ御飯になり、御飯が進むのは言うまでもなく、鯖という魚ほど、御飯に合う魚はないことを改めて感じました。
生で食べる場合、鯖は〆鯖にしなくてはならないのですが、〆鯖は鮨屋の仕事ゆえ、酢飯に合うのは、言うまでもありません。
砂糖と醤油をきかせた煮付だけなく、

味噌煮は、

酒のつまみというよりは、おかずで、焼物に仕立てた鯖も、煮たものと同様です。
揚げても、同じ様な結論に達しますが、唯一と言っていいくらい、つまみに向くのが、

南蛮漬で、繰り返しになってしまいますが、鯖は御飯あってこそ、その真価が発揮される魚だと、自分は思います。
肉の消費量が魚のそれを超えている昨今ですが、魚は、日本料理というより、日本人の食生活には不可欠な食材で、魚なくして、和食文化を語ることは出来ません。
スーパーで並ぶ魚つまり、一般の方が目にするような魚でも、その種類は、20種類くらいあり、それぞれに味わいがあり、その違いが、魚を食べることの良さだと思います。
部位の違いこそあれ、一般の方が食べる肉類は、牛、豚、鶏の3種類で、肉には肉の美味しさはあれど、魚のような面白さはありませんし、魚の良さは、何よりも生で食べることが出来ることです。
魚の美味しさについては、毎月、第一木曜日に、


地元のローカルFM局の電話インタビューでお話しさせて頂いており、日本料理の世界に身を置く以上、様々な形で、魚食文化の良さを伝え続けつもりですし、それこそが、日本料理文化を後世に伝えることになるので、その努力を怠るわけにはいきません。
なお、月1の電話インタビューは、パソコン、スマホでも、

こちらをクリックして頂ければ、お聴きになることが出来ますので、放送エリア外の方でもお聞き頂けると有難い限りです。
★☆★ 日本料理の匠 ★☆★
【佳肴 季凛】店主兼熱血料理人の自分が、

このように紹介されております。ご興味、ご関心のある方は、上の写真をクリックして、ご覧下さい。
超特大の岩牡蠣(いわがき)のフライ
夏が旬の食材の一つが、

岩牡蠣で、この岩牡蠣は、徳島県産のものです。
コース料理をメインとしているので、基本的に、岩牡蠣はコース料理とは別途で御用意している「単品もので、お召し上がり方は、

そのまま生か、

軽く焼いてから、お出ししています。
焼くことで、岩牡蠣のクセがなくなり、旨味が凝縮されるので、個人的には、焼いた方が好きですし、同じ理由で、生よりも加熱したものの方が、素材の旨味を味わえるので、岩牡蠣に限らず、魚介類は、加熱したものが好みで、その典型が、

ふぐちりです。
さて、牡蠣と言えば、牡蠣フライも忘れることが出来ませんが、岩牡蠣しかも、先程の超特大サイズで仕立てた岩牡蠣のフライは、

岩牡蠣というより、牡蠣フライ好きには、堪らないのは、言うまでもありません。
岩牡蠣をフライにする場合、

殻から外し、剥き身にするのですが、このプリップリ感を確認出来た以上、

仕上がりは、作る側の自分としても、待ち遠しい限りでなりません。
剥き身にしたら、

打粉しやすくするため、

塩をひとつまみ入れた熱湯で、軽く霜降り(湯通し)をしたら、

氷水に落とし、粗熱が取れたら、

水分を拭き取り、

塩、胡椒をし、

小麦粉をつけたら、小麦粉、水、卵を合わせた衣地にくぐらせ、

生のパン粉をつければ、下拵えが完了です。
あとは、170度の油に入れ、

揚げるだけで、生食が可能なものですが、中が温かくなる程度を目安に揚げ、

油が切れたら、

包丁し、

殻に、

盛り付けます。
フライと言うと、ソースが一般的ですが、それだと面白味に欠けるので、

マヨネーズと卸し立ての本山葵(ほんわさび)を添えてあるだけでなく、

大根卸しと打葱を入れた天つゆも用意してあります。
フライに天つゆと言うと、?をつけたくなるかもしれませんが、天つゆにくぐらせることで、

余分な油が抜け、食べやすくなるのです。
特に、豚カツにもおすすめで、おろし豚カツの様に、熱々のものに冷たい大根おろしを乗せ、ぽん酢をかけて、出来たての美味しさを損ねるような料理よりは、ずっと美味しく味わうことが出来ます。
産地にもよりますが、お盆を過ぎると、岩牡蠣の身も痩せ始めるのですが、よくよく考えると、あと一ヶ月もすると、韓国産の加熱用の真牡蠣も入荷し、それから一週間もすれば、国産の真牡蠣も入荷するので、当然と言えば、当然のことで、真牡蠣とは、秋から春に出回る養殖の牡蠣のことです。
酷暑とか、猛暑という言葉を目にしたり、耳にしたりしますが、季節は少しずつ秋に向いつつあります。
★★★ 夏季限定ランチコース『涼し夏(涼しげ)』 ★★★
この時季、当店では、夏季限定ランチコース『涼し夏(すずしげ)』(1,500円 全7品)を、御用意しております。

当店オリジナル料理の“サラダ素麺”をメインにした、清涼感溢れるコースとなっており、食後のお飲物付です。
台風8号と9号の影響
台風8号と9号の影響もあり、

今朝の沼津魚市場は、

どこそこ、

魚の入荷が少なく、

ガラ~ン・・・。
特に、九州、四国方面の魚の入荷が無く、このような状況でしたが、これからの時季、台風が近づくと、こんな光景を目にすることもしばしばです。
そんな中、自分の仕入れには、さほど影響が無く、

京都・舞鶴産の鯵(あじ)をはじめ、冷凍物などを仕入れ、魚市場から帰ることにしました。
ただ、台風が上陸したり、接近すると、その前後は、今日のように、魚の入荷が無くなってしまいます。
特に、今が旬の鱧(はも)は、西日本からの入荷が殆どですので、週末の入荷状況が気になるばかりで、御予約、お問い合せを頂いても、即答出来ないだけでなく、お約束出来ないかもしれません。
自然相手ゆえ、致し方がないのですが、ご理解のほど、宜しくお願い致します。
★☆★ お盆休みの営業 ☆★☆
毎週月曜日が定休日の当店ですが、

12日は、ランチ、夕席とも、通常通り、営業させて頂きます。
なお、10日(土)から18日(日)までのお盆休み期間中も同様ですので、皆様の御来店、心よりお待ち申し上げます。